上州名物からっ風!上信電鉄沿線を巡る旅 その13 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「上州名物からっ風」に吹かれながらの「上信電鉄沿線を巡る旅」、いよいよ佳境に入って参りました。

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「上州富岡駅(群馬県富岡市)」を出ること40分ほど、列車はゆっくりとスピードを落として行きます。「高崎駅(同高崎市)」の構内に入って来まして、最新型「7000形」の姿が見えたかと思うと…

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幾線も引かれた引き込み線に、色も形もさまざまな電車が留め置かれています。こういった光景は、見ていて大変おもしろいものです。

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ところで、朝に「高崎駅」から「下仁田駅」へ出発した時に、この「上信電鉄」の構内に、なぜか「JRマーク」を付けた編成が複数停車していました。

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これはJR線から見た構内の様子なのですが…
2両編成の電車がたくさん停泊しています。

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実はこの車両、もともとは「107系」という、主にこの高崎周辺や栃木県内のJR線で運行されていた電車なのですが、昨年に全車両が廃車され、そのうちの12両(2両編成×6本)が「上信電鉄」に譲渡されたものだとのこと。

こちらは、現役活躍中だった頃の「107系」。高崎にて。
平成27(2015)年撮影。

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群馬・長野県境の街「横川駅」にて。撮影同。

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こちらがその車内。まだまだキレイな内装です。撮影同。

「107系」は、国鉄がJRになって直後の「昭和63(1988)年」に製造が開始された、最小で「2両編成」を組めるという「ローカル輸送に特化した車両」なのですが、「上信電鉄」へ譲渡されたのは、この車両は比較的、まだ経年が浅いということ、また、大きく手を加えることなく「そもそもの仕様である2両編成で運用出来る」という事情もあるようです。

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そういうことで、この「107系」は、ここまで乗車して来た昭和30年後半~40年代はじめに製造され、老朽化が進んでいる、現在の主力「元・西武車両」を置き換える目的があっての譲渡と目されています。

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先ほどの「107系」の導入時期などはいまのところ発表されていないようですが、一気に6編成も入線するとなると、いまの車両群の顔ぶれが大きく変わりそうです。

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そうなると、帰路に乗車して来た「元西武車両」こと、正面の二枚窓がどことなくユーモラスなこの「150形(昭和41年製造)」の姿を見られるのも、ひょっとすると、いましばらくのことになるのかも知れません。

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ちなみに、こちらの編成も「ラッピング」が施されています。
「下仁田ジオパーク」と銘打たれていて、同地の名産や名所が車体いっぱいに描かれていました。

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ところで、駅ホームの下仁田寄りにもこんな電車を見つけました。
「電車型待合所」と書かれていますが…

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先ほど、ホームに入って来る直前に見かけた、この右側の車両です。

気になって車内を覗いてみましたら、机や座席が整然と置かれていたりして、その名のとおり「待合所」として活用されているようです。
訪問した時には、高校生が数人、車内で勉強中でしたので写真は撮らず…

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さて、朝から「乗り鉄」して来た「上信電鉄」とはここでお別れ。
ひとまずは「JR高崎駅」へと戻ります。

のんびりとした車中、古びた終着駅の「下仁田」、ぎょっとさせられる駅名の「南蛇井(なんじゃい)駅」、そして世界遺産「富岡製糸場」と、路線の中にたくさんのみどころが凝縮された、実に乗りごたえのあるローカル鉄道でした。また機会があれば、ぜひ乗車してみたいと思います。

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上信の改札を出てJR駅周辺を散策していますと、この大きな建物が目に入りました。
高崎が本社の「ヤマダ電機」本店だそうで…どうりで立派な訳です。
大阪人のわたしとしては、そういえば「南海難波駅前」にある店舗(「LABI1なんば」、大阪市浪速区)も負けじと大きいなあなどと思い出します。

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さて、気付けば時刻は午後の1時半前になっていました。
「富岡製糸場」のあまりの見どころの多さに夢中になり、予定していた電車を一本遅らせるほどだったので、ここへ戻って来るのもこのような時間になった次第です。それではここで、遅いお昼を頂くことにします。

次回に続きます。
今日はこんなところです。