上州名物からっ風!上信電鉄沿線を巡る旅 その11 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「上州名物からっ風」に吹かれ「上信電鉄沿線」を巡った旅の様子をお送りしています。国宝・世界遺産「富岡製糸場(群馬県富岡市)」を、引き続き見学しているというところです。

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工場の敷地内をあちこちと巡っているのですが、そんな中、こんな施設も見つけました。「診療所・病室」。昭和15年築。
工場に隣接した寄宿舎で生活していた工女たちの、生活面での保障は手厚かったことが伺えます。

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内部を見学することが出来ました。一部屋、だいたい10畳くらいでしょうか。時には体調を崩した工女たちは、ここで療養していたのでしょうね。

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北側へ少し進みますと…

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どこか、懐かしさを感じる平屋建ての住宅が並んでいます。

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「社宅」だったのですね。
それも、説明によると、工場のお偉い方の家族が居住していたようです。

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昭和の、どこか懐かしい雰囲気のある空間でした。そういえば、自分が子どもの頃には、こういった感じのお宅というのはたくさんありました。

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その先は「西置繭所(にしおきまゆじょ)」という、工場へ運搬されて来た「繭」を保管する倉庫があるのですが、訪問した際には保存修理中でした。

保存修理中の様子を見学出来るようでしたが、そろそろ時間が押して来たのでここはパス。

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また、礎石だけが残っているこんな場所もありました。こちらも工事中…?

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「繭」を乾燥させるための「乾燥場」という建物があったようです。
4年前の大雪で、残念ながら半壊してしまったとのこと。

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今後、復旧工事が行われることになっているとのこと。
しかし、この建物跡だけでなく、ここまで見学して来たどの建物も、実に敷地が広く取られているのだなと感じます。

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さて、その「乾燥場」の横には階段があります。ちょっと昇ってみます。

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二階に上がったところです。やはり、茶色のレンガが印象的です。

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ここは「東置繭所(ひがしおきまゆじょ)」でした。
国宝に指定されている建物で、正面入り口を入るとすぐに見える建物です。
説明にあるように、1階は事務所・作業場で、2階は乾燥させた原料の繭を保管していたとのこと。

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こちらの2階、繭の保管庫の内部を拝見出来ました。
外は「からっ風」が吹き付ける、冬ならではの気候なのですが、こちらはそれとは別の、倉庫独特のひんやりとした、乾いた冷たさです。

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壁面の白い漆喰に、複雑に組まれた木造の柱。
ライトアップされた姿に、思わず見とれてしまいます。

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念願だった「富岡製糸場」見学はここまで。記念に、工女さんをパチリ。

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いや、しかし期待以上の「富岡製糸場」見学でした。

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イメージしていた「総レンガの建物」はもちろんのこと、それ以外にも、この製糸場というものがどのような意義を持っていて、どれだけ、近代日本の産業の発展に寄与したのかということ、それと、寄宿舎に住み込み、苦労して働いていた「工女たちの努力の足跡」も垣間見ることが出来て、大変勉強になりました。はるばる、来てよかったなあと思える訪問でした。

では、電車の時間も押しているので「上州富岡駅」へと戻ることにします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。