みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「JR東日本」全線完乗を目指す旅、その残り半分余を占める「上越新幹線」をまず完乗しようと「新潟駅(新潟市中央区)」を発車したところです。


市街地の広がる新潟駅を出てほどなく、スピードを上げ始めたところで、車窓には、この広大な、一面の銀世界が広がります。
陽が強いので、車内に居てもまぶしいくらいです。

次の「燕三条駅(新潟県三条市)」に到着。ドームで覆われた駅ホームと線路が、堅牢さを感じさせる独特なものです。

そして、次の「長岡駅(同長岡市)」も同様な構造でした。
さすがに「日本屈指の豪雪地帯」、重厚な屋根で、まるで駅が厳重に守られているかのようです。

ところで、車窓から線路を観察していますと、ほとんど降雪がありません。
駅やホームはこれほど重厚なつくりになっているのに、果たしてこれらの除雪はどうしているのか…と思ったのですが、線路には等間隔で「スプリンクラー」が設置されていて、一斉に結構な勢いで水を噴射していました。
これをこまめな間隔で設置し、そして運用することで、線路での除雪を行っているようです。
車窓から見る限り、沿線は相当な積雪なので、かなりの効果があるようです。

さて、列車は「長岡駅」を発車。在来線の方は、相当な積雪で線路が埋もっているのがよくわかります。

ここからは徐々に南へと進路を変え、いよいよ山岳地帯へ入って行きます。



長いトンネルを出て、しばらく走るとまたすぐにトンネル…というのを繰り返しながら「まもなく越後湯沢です」とアナウンス。
徐行をはじめた列車からは、スキーゲレンデがはっきりと見えて来ました。

それとともに、リゾートホテル群が徐々に姿を現します。
線路脇の積雪の高さを見るに、先ほど触れた「スプリンクラー」がどれほどの威力なのか!ということに感心させられます。

そして「越後湯沢駅(同南魚沼郡湯沢町)」に到着。「上越新幹線」の中でも、拠点となっている駅です。


ホームに降り立ちますと、大きなスキー板などを持った観光客が替わりに大勢、乗り込んで行きました。
東京まではここからではわずか90分ほど、首都圏に近いスキー場ということで人気も高いのでしょうね。

ホームの大きな窓からは、雪をかぶった山々がすぐ近くです。

大勢の乗客を乗せ、「Maxとき号」は東京へ向けて発車して行きました。

さて、列車が発車したあとのホームを観察していますと…

こんなものを見つけました。山が近いと先ほど述べましたが、そういうことでわりと標高の高いところなのですね。

一面の雪景色とは対照的な、まぶしいほどの陽射しが天井からさんさんと入るという駅ホームでした。では、改札階に降りてみます。

コンコース階には、これも大きなスキー板が飾られていました。だいぶ大きいものです。どんな大きな人が履くのか、というくらい(^^)

ところで、この「越後湯沢駅」で下車したのはある理由があるがためです。
このまま乗車していれば「高崎駅(群馬県高崎市)」で「上越新幹線完乗」になるのですが…

今度は、反対側(新潟方面)へのホームにやって来ました。
その発車案内には「ガーラ湯沢」の文字がありますが、実は、そこへ向かう路線も「未乗線区」なので、ここで途中下車した次第です。

待つことしばし。くだんの「ガーラ湯沢ゆき」が入って来ました。
ところで、この「越後湯沢~ガーラ湯沢間」の路線というのは、実は「いろいろと特殊な点を有する路線」として知られています。
それは次回以降で…
次回に続きます。
今日はこんなところです。