タイトルにありますように「JR東日本」路線の未乗区間を乗りつぶそうと、先日、頂いた連休で旅をして来た際の様子をお送りしています。

まずは、大阪・梅田からここ「大阪空港(伊丹空港)」に到着しました。
久しぶりにやって来る伊丹なので、関空とはまた異なる印象を多々受けます。そういうことで、しばしターミナルビル内をぶらぶらしてみます。
「全日空」が使用している、南ターミナルの国内線到着ロビーですが…

なんとここには、会社名、便名、行先や出発時刻が「パタパタパタ…」と反転する、ソラリ―式(フラップ式とも)の案内板があるではないですか。

これはいまとなっては懐かしい!
鉄道駅などでも、近年までよく見かけたものですが、ここ10数年の間に、見やすく多機能の表示が可能な「LED」や「LCD」にあっという間に取り替えられてしまったというシロモノです。まさか、ここに残っているとはです。
まさかここで出会えるとは、ちょっと朝からうれしいですね。

ところで、ターミナルビル内にはこのようなPRサインがあちこちで見られました。当ブログでも度々取り上げておりますが、2025年に開催される「国際博覧会」を大阪・関西に誘致する活動が昨年あたりから、関西ではこのようにかなり本格的になって来ました。


「BIE(博覧会国際事務局)」の総会で、2025年国際博覧会の開催地の決定がなされるのは今年11月。あと9カ月ほどに迫って来ました。
おりしも昨日、来年に「G20(20ヵ国・地域首脳会議)」を大阪で開催することが決定したという報道もありました。
世界的に知名度を上げる、絶好の機会になるのではないかと思われるものですし、万博招致活動の追い風にもなりそうです。

さて、そろそろ搭乗手続きをしないといけません。
しかし、もちろんやましいものを持っている訳ではないのでどうということもないのでしょうが、これは、どうもいつも緊張します。


ここにも、先ほど到着ロビーで見かけた「フラップ式」の案内板がありました。便の出発ごとに、一斉に「パタパタパタ…」と表示が変わって行くさまは、わたしなどは見ているだけでも楽しいものです。

無事に、保安検査を通過。いつもほっとしますが、先へ進みます。

搭乗口はターミナルのいちばん端ということで…目指すは「9A」です。


ということで、ここ大阪空港からまず向かうのは「新潟空港」です。
「IBEX」と表示がありますが、「全日空」とコードシェアしている「アイベックス・エアラインズ」という会社の便です。

ここでもしつこく?フラップを細見してしまいます。
この方式、ここ「大阪空港」では、はたしていつまで現役で居てくれるのかな?と思います。他の空港や駅などではわかりませんが、大阪近郊の駅などで見かけることは、ほとんどなくなりましたので…

午前7時過ぎ、搭乗手続きを開始しますとのアナウンスがありました。

ゲートを入りますと…
滑走路脇に駐機している飛行機まで連絡バスで向かう方式でした。

「新潟」と、行先もLEDでしっかり入っています。
ベタですが、もちろんこのバスが直接新潟に行く訳ではありません(笑)

連絡バスの車内、いちばん後ろが空いていたのでそこへ座ったのですが、観光客と思しき人々より、スーツ姿の乗客が多かったのが印象的でした。
「大阪から新潟方面への移動」と言いますと、鉄道では「金沢で北陸新幹線に乗り換え、そして高崎で上越新幹線に乗り換え…」(あるいは、東京まで出て上越新幹線で)というように直線で行くことは出来ないので、個人的にはちょっと行き来しにくいような感を受けます(「北陸新幹線」の開業までは「金沢での1回乗り換え」で時間はかかるものの、日本海沿いに新潟方面へは向かうことが出来たのですが)。
もちろん、この両都市間では「高速バス」も運行されてはいるのですが、所要時間を結構要するので、早く行きたい用務客のみなさんは「航空機」…ということになるのかも知れません。


乗り込んだ連絡バスはほどなく発車。
出発準備真っ只中の飛行機のかたわらを通り抜けて行きます。

そして、見えて来たのがこの小柄な機体の飛行機。


その前で、連絡バスは停車しました。
どうやら、これが「新潟ゆき」のようです。


カナダ製の「ボンバルディア」という機体でした。
このタイプの飛行機にははじめて乗ります。

機内はこんな感じ。「2列×2列」という座席配置なので、飛行機というよりは列車に近いようにも思えます。ただ、これまでよく乗っていた中型のものと比べると、やはり狭いなあという感を受けます。
この機種が所要時間の短い、短距離路線を中心に運用されているということがあるがゆえでしょうか。
この機種が所要時間の短い、短距離路線を中心に運用されているということがあるがゆえでしょうか。

ほどなく、機は動き出しました。午前7時15分、ちょうと定刻でした。




ゆっくりと滑走路へと向かいます。実に穏やかな朝の空でした。

そして離陸。いよいよ、旅がはじまりました。
ここからは、車窓をギャラリー風にご覧ください。


左右に走るのは「中国自動車道」。

六甲の山々が見えて来ました。
この時には気がつかなかったのですが、中央右下に「JRA阪神競馬場」が見えていました。
絵が切れていますが、特徴的な「おにぎり形」のコースがよくわかります。

ものの数分で、もう海が見えて来ました。神戸の街並みです。
関西三空港のひとつ、海上に浮かぶ「神戸空港」(赤い枠内)、その手前には人工島の「ポートアイランド」、「六甲アイランド」も見えます。

徐々に高度が上がって来たところで、大阪市内上空にやって来たようです。
手前の大きな川は「淀川」です。

「あべのハルカス」(青い枠内)、「京セラドーム大阪」(赤い枠内)、そして中之島の「グランキューブ大阪(大阪国際会議場)」(紫の枠内)。

そして、大阪のシンボル「大阪城」(赤い枠内)」と「大阪ビジネスパークと京橋駅周辺」(青い枠内)。
普段、地上から見ている側としては位置関係がよくわかるのでおもしろいのですが、これではまるで大阪市内の観光案内になってますね(汗)

大阪市内中心部を過ぎますと、この二つの建物が見えて来ました。
「なみはやドーム」(赤い枠内)と「鶴見はなぽーとブロッサム」(青い枠内)。ということはこのあたり、自宅の近くです(笑)
道路の位置関係から推測すると、自宅はこの中に写っているはずです。
もちろん、判別出来るべくもありませんが、実に不思議な感じがします。

いや、これはおもしろいなあと思っているうちに、大阪と奈良を隔てる「生駒山(いこまやま)」の上を超えていました。右が「大阪側」です。

そんなこんなで、このあたりからぐっと高度が上がって行きました。
次回に続きます。
今日はこんなところです。