夜勤明けに遠回りして阪神電車にちょい乗り記 後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

先日の夜勤明け、帰宅の途中にちょっと遠回りして「阪神電車」の小旅行を楽しんでいます。
 
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さて、やって来ているのは「尼崎駅(兵庫県尼崎市)」です。
この駅は「阪神本線」と「阪神なんば線」(その先は「近鉄奈良線」に乗り入れている)という二路線が分岐しているという、重要な交通の要衝でもあります。
 
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コンコース階に降りて来ました。
そういったことで、発車案内を見ても、「大阪梅田・近鉄奈良・神戸三宮」…などと、かなりの広範囲にわたっていることがわかります。
 
ところで、このコンコースに降り立ちますと、どこからともなくいつもいい香りがします。ついつい、誘われてしまうのですが
 
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改札を入ったところにあるのが、こちらの「阪神そば」です。
そう、今回の「ちょい乗り」の目的のひとつがコレでした!
 
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いや、この前に立っているだけで、香ばしいにおいや湯気がお店からぷ~んとして来て、とてもたまりません。どれもおいしそうです。
 
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券売機を見てみますと、「駅そば」では定番メニューの他にも、あまり目にしたことのないものもあります。もちろん、食べるのは食べるのですが(笑)
 
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朝ということで、この「モーニングそば・うどん」(370円)がありました。この種の「朝限定」のものは、たいがい「かけそば」の類が多いのですが、こちらでは「オニオンフライ・わかめ入」と、なかなか豪華です。
 
これにしようかな~とも思うのですが…
 
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その隣に、気になる「春菊かき揚げそば・うどん」(390円)というのがあるではないですか。「春菊」とは、普段はなかなか食べる機会のないものですし、この商品の写真…実においしそうなので、これにします。
 
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食券を買って店内へ。ほどなく「春菊かき揚げそば」が出て来ました。
つゆは関西風、色も味も薄味の、こちらではスタンダードなものなのですが、個人的にはこのダシの味、大好きです。
 
この「阪神そば」のこだわりというのは、ダシは「かつお・うるめ・さば節」と「知床昆布」をミックスしたものだそうで、それゆえ、他のお店とは全然味わいが違います。
おそらくは、ここでしか味わえないものではないかと思うものです。
 
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では、さっそく頂きます。
 
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くだんの春菊、かき揚げになっているとはいえ、その青々とした色合いが、実に食欲をそそります。少し、ほろ苦い味わいもたまりません。
 
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そして、味の香ばしさをさらに深めているのが、このタマネギのあぶったやつでしょうか。こちらを噛みしめるたび「タマネギって、ホンマはこんなに甘かったんやなあ!」と思わせられるものです。おいしいです。
 
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ということで、朝からつかの間のごちそうでした。来てよかったです。
ここでいったん改札を出て、すぐに入り直し。
 
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ところで「この駅では、鉄道趣味的にさまざまな興味深いものがある」と触れたのですが、そのひとつがこれでしょうか。
 
「阪神なんば線」への列車が発着する「3番線」への案内サインなのですが、これにはなんと「名古屋・伊勢志摩」という文字が見られます。
定期列車で、これらの方面に向かうものはこの駅からは発着していないのですが、なんば(大阪難波駅)まで出れば、これらへ向かう「近鉄特急」に乗り継ぎが出来ることからなのでしょうが、この表記も、「相互乗り入れならでは」というのか、見るたびに実に雄大な印象を受けます。

ちなみに「近鉄名古屋駅」では「神戸方面」の表示があったりします。
 
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わたしは、大阪方面へとんぼ帰りすることにしました。
電車を待っている間にも、次から次へと、さまざまな種類のものがやって来ます。
こちらのショットは、両方向へ向かう双方ともが「近鉄電車」。
阪神電車の駅なのに、ちょっとおもしろい光景ですね。
 
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そのあとにやって来た、この駅止まりの電車も「近鉄車」。
相互乗り入れがはじまった頃、まさかこの駅で、幼い頃から見慣れたこの赤色の「近鉄電車」が見られるとは、正直、相当な違和感があったのですが、もう慣れたものです。
 
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そんなことを考えている間にも、次から次へと電車はやって来ます。
 
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やって来たのは「区間特急」という、他の会社では見られない、ちょっと珍しい種別の列車でした。
「区間急行」とか「区間快速」なら、よくよく耳にするものなのですが…
 
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この「区間特急」とは、どんな停車駅なのか!と気になったので、駅に貼ってあった停車駅案内で確認してみることにしました。
 
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それを拡大したもの。右端が梅田(大阪)で、左端がその「区間特急」(図中紫色)の始発駅である「御影駅(みかげえき、神戸市東灘区)」です。
 
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「朝ラッシュ時に大阪方面のみの運転」されるようです。
梅田に近づくに連れ、途中の駅を通過しているのは「直通特急」や「阪神特急」、「急行」などと同じなのですが…
 
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始発の「御影駅」から「香櫨園駅(こうろえんえき、兵庫県西宮市)」までの間は、ほとんど各駅停車になっています。
「区間だけ特急になるから『区間特急』なのか!」と納得するのですが、興味深いのが、この「区間特急」、全列車が停車している「西宮駅(同西宮市)」を通過していることでしょうか。
 
おそらくは、特急が停車し、乗降客が特に多い「西宮駅」を通過することで混雑の緩和を目的にしているのかな?などと思ったりするのですが、興味深い停車駅の設定だなと感じます。
 
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いろんなことに感心しながら、こちらも朝ラッシュ時に運転されている「区間急行」で、こちらの「野田駅(大阪市福島区)」まで戻って来ました。
ここからは、普段の通勤ルートに戻れます。
 
いや、普段はなかなか乗車することのない「阪神電車」ですが、実に興味深いことの発見ばかりでした。「かき揚げそば」もおいしかったですし…
また時間を見つけて、あらたな発見をしに行きたいなあと思えた「阪神電車ちょい乗り」体験でした。
 
おつきあいくださりありがとうございました。
今日はこんなところです。