赤い吊り掛け電車・遠州鉄道を巡る日帰り旅 その5 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先日、浜松・遠州鉄道で特別運行された、旧型車両25号に体験乗車しようと
浜松を訪れた際の様子をお送りしています。

イメージ 3

さて、その肝心の25号電車なのですが…
1往復目の往路途中で加速不良を起こしたとのことで、この日予定されていた3往復の運行はすべて中止になってしまいました('Д')

運転打ち切りになった西ヶ崎駅(浜松市東区)で、留め置かれたままの25号電車をじっくりと観察することが出来たのですが、同地に居られた社員の方から「ここから(車庫のある終点の西鹿島駅まで)自力で移動させることにしている」との情報を得ることが出来、先回りしてその様子を見ようということにしました。

イメージ 4

ということで、同行させて頂いているMa-103さんとお嬢さん、sagaさん、mitoonaさんとその西鹿島駅(同天竜区)へと降り立ちました。
なかなかおしゃれなデザインの駅舎です。

ホーム横にある、駐車場の脇で到着を待っていますと…

イメージ 5

踏切の警報音が鳴り、25号がやって来ました!

イメージ 1

吊り掛け電車特有の、唸る、響くようなモーター音を上げながら入線して来ます。いや、この感覚は懐かしいものがあります。

イメージ 6

イメージ 7

主に使用されている、こちら側とは反対のホームへと入って行きまして…

イメージ 8

そのホームを半分ほど行き過ぎたところでいったん停車。
社員の方がなにやら、ここで相談されています。さて、どうなるのか…

と、様子を見ていますと、先ほど西ヶ崎駅で、この電車を西鹿島駅まで自力走行したのちに入庫させますと親切に教えてくださった社員さんが来られ、せっかくなのでここでしばらく撮影をして頂けるようにしますと言われるではないですか。それも、撮影しやすい場所まで電車を動かしますのでとも…

イメージ 9

いやいや、こんなファンサービスってあるのでしょうか!
遠方から来られている方もたくさん居られますので申し訳ないです…と繰り返されていたのですが、こちらが申し訳ないくらいです(>_<)

イメージ 10

ともかく?そういうことで、この駅で撮影会がはじまりました。

イメージ 11

主力の1000形(左側)と並んだ姿。様相はやはり大きく違いますね。

イメージ 12

せっかくなので、ここでもじっくりと車両の観察をすることが出来ました。

イメージ 13

通常は車両側面の上部に設けられている行先表示器が、客用窓の下に設けられているというのも、他には見たことがないものです。

イメージ 14

ところでこの遠州鉄道は、日中は12分間隔という高密度な運行が行われていまして、ホームには折り返しの新浜松ゆきが次々とやって来ます。
その1000形の二編成と並んだ25号。

イメージ 15

今度は、2000形という最新型の車両がやって来ました。

イメージ 16

ということは、これで三形式の並び、遠州鉄道が運行している全形式が揃い踏みです。この2000形電車は、25号や1000形と比べると塗装がちょっと濃いように感じます。同じ赤でも、この色彩もいいですね。

イメージ 17

さて、くだんの25号電車は20分ほどだったでしょうか、撮影タイムを終えて動き出しました。

イメージ 18

駅構内の外れにある、車庫にいったん転線するようです。
ちょっとの移動なので、動き出してすぐの「ガコッ!」という、ノッチオフ(アクセルを切る)独特の音がなんともたまりません。

イメージ 19

イメージ 20

ここでいったん、屋根付きの車庫に入線して…

イメージ 21

ここでは留め置かれないようで、方向を変えてまたすぐに動き出します。
低い、独特の唸り音がここでも響いて来ます。いや、いい音です。

イメージ 22

イメージ 23

イメージ 24

洗車台のある留置線の、その奥へと入線して行きました。

いや、こんなことは予想だにしませんで…ほんといい時間でした
しかし、これはいま流行り「神対応」というものだったのかなと思います。ともかく、社員さんに大感謝です。はるばるやって来てよかったです。

イメージ 25

25号は奥へと入ってしまい、代わりと言う訳ではないのですが、この駅で接続している「天竜浜名湖鉄道」の列車がやって来ました。

イメージ 26

こちらは「非電化」ということで、軽やかなエンジン音を響かせて駅へと入って行きます。浜名湖の北部をぐるっと走り、愛知との県境に近い新所原駅(静岡県湖西市)と掛川駅(同掛川市)とを結んでいる路線です。

実は、その天竜浜名湖鉄道と、この遠州鉄道に乗車するのは二度目でした。
その際の記事はこちらもどうぞ↓
「18きっぷで真夏の旅2010 その10 遠鉄西鹿島から浜北へ」
(2010年7月30日アップ)

イメージ 2

その折、現在ではすでに廃車された別の旧型電車とも出会っていました…
(左側の電車、拡大してみますと「85」とあるので、今回のと同じ編成!)
同じ西鹿島駅、平成22(2010)年7月撮影。

イメージ 27

イメージ 29

さて、そうこうしていますとまた次の電車が入って来ました。
今度は「直虎ラッピング電車」です。

イメージ 28

運転席をよく見てみますと、かわいらしい人形も乗車しています。
この電車の発車を見送って、わたしたちは撤収することにしました。

イメージ 30

駅前の交差点近くにやって来たのですが、にぎやかな鉦太鼓の音が聞こえて来ます。地元のお祭りのようです。

「夏祭りってええもんやけど、そういえば今年は行かれへんかったなあ…」
などと考えていたのですが、同行させて頂いたみなさんとはここでお別れ。新浜松駅からここまであっという間に感じられたのですが、大変素晴らしい時間を共有させて頂くことが出来ました。
お誘い頂き、ありがとうございましたm(__)m

イメージ 31

ということで、わたしもぼちぼちと帰路に就くことにしました。
時刻は午後4時前、続いて帰阪の様子にもおつきあいくだされば幸いです。

次回に続きます。
今日はこんなところです。