先日、浜松・遠州鉄道で特別運行された旧型電車・25号に体験乗車しようと、浜松駅までやって来たところです。

さて、JRの浜松駅に隣接するところに、目指す遠州鉄道の新浜松駅(浜松市中区)がありました。高架線の、なかなかおしゃれな駅舎です。

いま話題の「おんな城主 直虎」も、ここ浜松が主役の地ですね。

その25号「特別運行」のポスターを見つけました。
「赤電」というのは、この遠州鉄道で運行されている赤い塗装の車両から取られた愛称だそうです。車両のみならず、路線をも指し示す愛称ということで、沿線の人々にとってはなくてはならない大切な存在なのでしょうね。

ところで、体験乗車にお誘い頂いたMa-103さんとお嬢さん、sagaさん、mitoonaさんとはここで落ち合うことになっています。みなさん方すでに浜松入りされていて、一方の始発駅・西鹿島駅(同天竜区)から特別運行の初発列車、10時36分発でこの駅まで来られることになっているのですが…

なにやら、改札口の周辺が騒がしくなって来ました。
とそこで、Ma-103さんから連絡がありまして…



なんと、西鹿島駅を出発した列車が途中、加速不具合のため西ヶ崎駅(同東区)で運転打ち切りになってしまったとのこと。これにはちょっとびっくり…

同日のプレスリリースより。この日は、都合3往復の運転が行われることになっていたのですが、すべて運休になると案内がありました。
いやいや、ちょっと驚きました('Д')
その後の列車で到着したご四方と無事に合流、ご挨拶をさせて頂き、駅周辺で昼食を摂ったのち…

列車が運転打ち切りになった、くだんの西ヶ崎駅へとやって来ました。昼食後に新浜松駅へと戻ったのちのことでしたが、乗れないまでも近くで観察出来ればという魂胆?です。


丸みを帯びた正面の顔、いわゆる「湘南顔」と呼ばれるものです。
製造されたのは昭和53年とのことですが、それ以前の車両デザインを思わせる、どことなくユーモラスとも思えるデザインです。

ホームから。現在、遠州鉄道で運行されている車両は3扉が主力とのことですが、2扉の両開き客用扉の間に、ずらっと窓が並ぶ姿はなかなか壮観です。
とここで、車両の様子を見ていた社員の方から、このあと車両を西鹿島駅へと自力移動し入庫させることにしている、と情報を頂きました(走行すること自体には大きな影響がないとのこと)。こちらの社員さんが大変親切な方で、運行中止に至った情報をかなり詳細に教えてくださいました。

そういうことで、この25号が車庫に入庫する様子を先回りして観察しようということで、5人で終着の西鹿島駅へとやって来ました。

営業線とホームの先には、短いながらも留置線が設けられていました。
少々窮屈な感じにも思えるのですが、狭いスペースをいっぱいに有効活用しているのだなと感心しつつ、地方私鉄独特の光景だなとも感じます。


その25号がこの西鹿島駅へとやって来るのを、ホーム外の駐車場付近で待ち構えることにしました。事情を知ってか知らずか、すでにカメラを構える人の姿もちらほら見られます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。