夏の信州・諏訪湖を日帰りひとり旅2017 その5 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

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信州・諏訪湖を日帰りひとり旅、その様子をお送りしています。
諏訪湖の玄関口「JR上諏訪駅」(長野県諏訪市)から、湖岸沿いを走る小さなこのバスに乗ること、15分ほど。

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湖畔にあるこのバス停に降り立ちました。

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やって来たのは、湖畔に立つ「諏訪市原田泰治美術館」。
以前から、ぜひ訪れてみたいと思っていた美術館でした。

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原田泰治氏(1940-)は、ここ信州・諏訪出身の画家、グラフィックデザイナーです。では、この原田泰治氏の作品について、わたしの主観で恐縮なのですが取り上げてみたいと思います。

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原田氏はいわゆる「素朴画(ナイーブアート)」と呼ばれる、日本の素朴な原風景を描いた画を多数発表されていて、近年では朝日新聞の日曜版で「日本の原風景を描く」という連載をされていました。

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日本の自然と、どこか懐かしい情景を描かれたもので、それも四季折々の、情緒にあふれたものが多く、画に登場する人物には表情が描かれていないというのも特徴です。いずれも素朴な印象で、以前から好んで画集などを拝見していました。

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わたしが原田泰治氏の作品に最初に出会い、なおかつ興味を持ったのは、この「さだおばさん」という絵本でした(講談社刊)。
確か、小学生の低学年頃だったかと記憶しています。

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とあることから、行商人から、木曽の奥深い山中を走る森林鉄道の駅員さんになることになった、働き者で、とても優しい「さだおばさん」という人物が主役になっている話です。

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木曽の山奥がテーマの地ということで、作品には冬の情景がたくさん出て来まして、しんしんと降りしきるこの雪のこまかさに、思わず釘付けになったのをいまでもよく覚えています。
ストーリーの展開も、この「雪」にまつわるもので、少し悲しい結末なのですが…あまり詳しくは申しません('Д')

ということで、そんなことを思い出しながらゆっくりと美術館の展示を拝見して来ました。ですが…

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館内の売店で、おみやげがてらこの「ふるさと日本百景」という作品集を購入したのですが、なんとその時、正面から原田氏ご本人が入って来られるではないですか!

売店の方に「いまの方、ご本人ですよね…」と話しかけたところ、なんと「よろしければ先生にサインして頂きますか」と言われるではないですか。
まさかこんなことがあるとは。

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そういうことで、繰り返しますがこんなことってあるんですね。
たまたま来館された原田氏に直接お会いして、話をさせて頂くことが出来ました。いや、これは嬉しかったですね。そして、サインも頂戴しました(^^)

先ほど取り上げた「さだおばさん」を小学生の頃にはじめて読んだ時の思い出などを話したのですが、じっくり話を聞いてくださり、それを上梓された時のエピソードなどについて話してくださいました。

しかし、風景画の大家にも関わらず、実に気さくなお方でした。
ありがとうございました(^O^)とてもいい記念になりました。

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さて、その美術館の裏手には、広大な諏訪湖が広がっています。
緑道になっている、湖岸を少し散策してみることにしました。

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これは、屋形船でしょうか。この時期などではいいですね。

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対岸の山々には少し雲が垂れ込めているのですが、実にいい風が吹いて来て心地良さを感じます。

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湖上でのスワンボートの出会い。のんびりとしています。

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いや、実に思い出に残る「諏訪湖」になりました。
はるばる、大阪から来てよかったです。

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さて、これからどうするか…バス停で待っていますと、先ほど乗車して来た「上諏訪駅」からの「スワンバス」がやって来ました。

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ひとまず、これに乗り込みます。朝に降り立った「上諏訪駅」に戻るか、それともどうするか…車中でちょっと考えることにしました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。