夏に入った信州・諏訪湖をひとり旅、その様子をお送りしています。

まさかまさかのご本人、原田泰治さんにお会いすることの出来た「諏訪市原田泰治美術館」の訪問でした。最後に握手までして頂いたので、まだ興奮が…

とは言いつつも、諏訪湖畔を周回する「スワンバス」は、湖の北西に当たる「岡谷駅(おかやえき、長野県岡谷市)」に到着しました。
行き先はまだはっきり決めていないのですが、ひとまずここで下車することにします。

さて、バス停から西友が見えたので、ここで昼食にすることにしました。
おなかが空いているからでしょうか、普段は食べないであろう大盛りなチャーハンがとてもおいしそうに棚に並んでいたので、思わずゲット(^_^)

そして「信州に乾杯」というこの「キリン一番搾り」を買ってみました。
最近、全国各地でこのバージョンのものを関西でも見かけます。

パッケージをよくよく見ると、「名古屋工場製造」と書いてあるのですが…
それは置いといて(笑)蒸し暑いこの日にはいい栄養補給?になりました。


さて、おなかがいっぱいになったところで、跨線橋の向こうにある「岡谷駅」にやって来ました。瀟洒なデザインの駅舎です。

この岡谷では古くからの伝統行事だという、「きつね祭」の掲示がありました。市内のふたつの稲荷神社から、花婿と花嫁が街を練り歩き、その繁華街の中心地で出会うというお祭りなのだそうです。なかなか興味深いものです。

さて、実はこのあと「諏訪大社下宮」(ひとつ東京寄りの下諏訪駅が最寄り)へ行ってみようかと思っていたのですが、どうにも雨が止みそうにありません。

わたしにしては珍しく?どうするのか決めかねて、ひとまずホームに入って来ました。レトロなホーロー製行き先の向こうに、ここでまた気になるのぼりがはためいています。


いや、これは立派な、大きな太鼓です。
先ほどの「きつね祭」と同じく、「太鼓祭り」は岡谷では毎年夏に行われる、300名が一斉に太鼓を打ち鳴らすという一大イベントなのだそうです。そして…


おおっ、この木の大きな柱はもしかして…

参拝しようかなと思案していた「諏訪大社」の御柱でした。

説明にもあるのですが、七年ごとに、山の急斜面をこの柱とともに男衆が駆け下りる、有名な「御柱祭」にまつわる現物の展示でした。
いやいや、ここまでいろんなものがあるとは…
ここまで見ると、やっぱり諏訪大社へも行ってみたいですし。

上下線とも、まだ次の列車まで時間があるので、さてどうしようかと思案しながら構内ウォッチングをすることにしました。

この駅には「0番線」というのがあるようです。ホームの端へ向かってみます。

くだんの「0番線」に到着。行き止まりですね。

毎度おなじみ「Wikipedia #塩嶺トンネル」より。
この「岡谷駅」からは、塩尻・松本方面へ中央東線が「塩嶺トンネル」という長いトンネルを抜けるのですが、昭和58(1983)年の開通までは、ここ岡谷から南下、「辰野駅(たつのえき、同上伊那郡辰野町)」を経由し、大回りをして、塩尻へと至っていました。
このルートは「塩嶺トンネル」開業後は支線扱いになったのですが、その「辰野駅」からは、「飯田線(いいだせん)」という、東海道本線の豊橋駅へ出る路線に接続しています。
飯田線の起点はその「辰野駅」なのですが、列車はこの「岡谷駅」を発着するものもあり、実質はこの駅が「飯田線の始発駅」として扱われているさまが、このホームから伺い知れます。

そういうことで、ここからは豊橋までの長い道のりのスタート地点という訳です。険しい伊那路をたどりながら、豊橋まで線路は続いているのですが、それゆえにこの飯田線の普通列車を豊橋まで乗り通すと、約6時間半もの長い行程になります。

しかしいやいや、早く行き先を決めやんと、思っているうちに、上り線(東京方面)の列車が特急の連続になっていました。そういうことで…

優柔不断で、いささか時間切れになった感もあるのですが、元来た道のりを戻ることにしました。18分の「松本ゆき」に乗車することにします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。