初夏の宮城・岩手を巡るひとり旅、いよいよこれが最終回になりました。

仙台駅からの列車時刻の下調べを怠った自業自得?という事態に陥ったのですが、なんとか仙台空港へたどり着いたというところです。

ここは「ピーチ航空」関西空港ゆきの6番ゲートの前。
あとは、もう帰阪するだけ。目の前のおみやげ屋さんを流す余裕もありました。ともかく、乗り遅れずによかったです…

4時40分頃、順次機内へ案内するとアナウンスが入り、列へと並びます。

外はまた、結構雨が降り出して来たようです。時折、バチバチと雨粒が窓に当たる音が聞こえます。そういえば今朝、長崎に上陸した台風はどうなった
のでしょうか。アナウンスでもまったくなにも触れられなかったので…

座席は行きとまったく同じ「6F」という場所でした。
前方の座席ですので、降機する時も便利ですね。

それでは、ここから関西空港までの様子は、ギャラリー風にご覧頂きたいと思います。



さようなら、仙台。東北へ来る時には、またぜひ来たいと思います。

いよいよ離陸です。





機が水平になると同時だったでしょうか、窓の外はまったくの雲の中に入ってしまいました。

それ以降、最終の着陸態勢に入ります、とアナウンスが入るまでこのような眼下でした。そうなるとそれはそれでどこを飛んでいるのかわからないので
退屈でもあります。1時間そこらのフライトではあるのですが…

その最終着陸態勢に入ります、とのアナウンスが入ったのは50分くらいしてからでしょうか。ここで雲が切れ、海と岬のようなものが見えて来ました。
もう、だいぶ大阪に近づいているはずなのですが、どのあたりか。

ここで少し右へ旋回して…

岬から岬の先へ、長い橋が見えて来ました。
淡路島と四国・徳島を結ぶ「大鳴門橋(おおなるときょう)」、陸へつながっている方角が淡路島でしょうか。


そこからまた旋回、淡路島が奥へと離れて行きます。
このあたり、ちょうど和歌山付近でしょうか。

手前に二つ、長細い島が見えますが…和歌山と淡路島とを隔てる、紀淡海峡(きだんかいきょう)へ出るようです。もうすぐ関空です。


機は徐々に高度を下げて行きます。厚い雲と海の間に、明石海峡大橋が見えました。


無事、関西空港に着陸。どんよりとしていますが、雨は止んでいるようです。あとから嫁に聞いたのですが、この日は関西では朝から大雨だったとのこと。

結局、悪天候の影響で20分ほど遅れての到着です、とアナウンスがありました。この時(今月はじめ)はまだ梅雨が明けていなかった頃でしたので、不安定な天候だったのでしょうね。



夕焼けが雨上がりの滑走路に映え、思わず見とれてしまう光景でした。

さて、無事に関空へ戻って来ました。長い通路を抜けると…

行きと同じ、LCC専用の「第2旅客ターミナル」でした。ここで少し休憩。



メインターミナルまでは、行きと同じく無料の連絡バスで向かいます。

と、ロータリーの向こうに目をやりますと…これは珍しい、連接バスです。

長い身体をくねらせながら、乗り場へと入って来ました。
関西ではほとんど見ることが出来ないものなので、居合わせた人々からも、もの珍しさからでしょうか、歓声が上がるほどでした。

車内はこんな感じ。やはり広いですね。


メインターミナルのある、エアロプラザに到着。


JRの関西空港駅まで戻って来ました。ここまで来るとほっとします。

ホームにはちょうど「関空快速」が発車待ちをしていました。
あとは大阪市内まで直通で帰れます。思わずやれやれという感じです。
このあとは、午後10時前だったでしょうか。無事に帰宅した次第です。
では、今日の行程まとめです。
平成29(2017)年7月4日(火)
①盛岡 12:41発→青山 12:44着
普通ワンマン好摩ゆき
②西青山 13:51発→盛岡駅 14:10着
岩手県交通バス203系統県営体育館前・盛岡駅経由盛岡バスセンターゆき
③盛岡 14:50発→仙台 15:29着
「はやぶさ・こまち22号」東京ゆき
④仙台空港 16:50発→関西空港 18:45着(遅れ20分 関西空港周辺悪天候の影響により着陸滑走路、到着スポットを変更したため)
⑤第2旅客ターミナルビル 19:19発→エアロプラザ 19:25着
ターミナルビル間連絡無料バス(南海バス連接車充当)
⑥関西空港 19:48発→京橋 21:07着
関空快速大阪方面(日根野から関空・紀州路快速大阪方面)

さて、帰宅してからのお楽しみ。どちらかといえば長女のお楽しみですが…
名物「かもめの玉子」などを買って来ました。

以前、同僚におみやげで頂いたことがあるのですが、とてもおいしかったのを覚えていました。もともとは二日目、BRTで通った「大船渡」のおみやげなのだそうですが…

やはり見た目は「タマゴ」ですね。

中身はおいしい黄味あんがぎっしりでした。これはおいしかったです。
そして…

実は、いちばんよろこんでいたのは次女のみぃだったようです。盛岡駅の売店で買って来た「チャグチャグ馬っこ」のぬいぐるみに興味津々でした。

さて、わたしにとっては10数年ぶりの東北への旅でした。
パ・リーグ首位攻防の野球観戦にはじまり…

また、東日本大震災の被災地、太平洋岸沿いの街々も訪問することが出来ました。あれから6年あまり、いろいろと考えさせられる機会になりました。

もちろん、わたしの敬愛している松阪晶子さんの「聖地巡礼」もですが。
さまざまな土地で、さまざまなものに触れることが出来た、実に意義のある旅だったと思えるものでした。
長躯、おつきあいくださりありがとうございました。
この旅はこんなところです。