彦根駅(滋賀県彦根市)構内の「近江鉄道ミュージアム」で開催された、鉄道イベント「ガチャコンまつり2017」を楽しんで参りました。

なかなか、名残惜しい光景です。機会があればまた訪問してみたいと思える
ミュージアムでした。また違う発見が出来そうにも思えるものでした。

さて、ここは近江鉄道・JRとを結ぶ跨線橋なのですが…

先ほども「ガチャコンまつり」で見かけた、鉄道むすめ「豊郷あかね」嬢を見つけました。
「近江ビア電」、そして「近江ビア船」とありますが、グループ会社の鉄道では車内で、びわ湖の遊覧船では船内で、それぞれおつまみ付きの生ビール飲み放題が出来るというもののようです。電車の方は「ガチャコン」揺れるので、気持ちよく酔えるのではないか?などと勝手に思ったりします('ω')ノ

お城側の西口に出て来ました。ここにはおしゃれな観光案内所があります。


そうですね、大河ドラマ「おんな城主 直虎」や、先ほどの「豊郷あかね」嬢以上に、彦根といえば、この「ひこにゃん」が特に有名、人気ですね。
関西以外ではどうなのかはちょっとわかりませんが、少なくともこちらでは「人気ゆるキャラ」では五指に入るほどだと思われます。

ちょうどお昼時だったので、駅の1階に入っているセブンイレブンの弁当で昼食にすることにしました。井伊直正公の像を眺めながら頂きます。

さて、再び「近江鉄道 彦根駅」へと戻って来ました。

意外な感じがするのですが、どちらの方面へもこの時間帯では1時間に1本の運転になっています。JRとは競合していないからなのでしょうか。

しかし、行きに米原駅からやって来た時にも感じたのですが、この改札口。


ちょうど、乗車する予定の「貴生川ゆき」が入って来ました。
それと同時に、この昔ながらの鉄製の改札に駅員さんが立つという姿…
もう、大阪近辺などでは見られない、大変懐かしい光景に感銘を受けます。

米原ゆきの電車と離合するので、入線して来た「貴生川ゆき」はしばらく停車。再び「ガチャコンまつり」会場を眺めてみるのですが、人は引きも切れません。


それでは、近江鉄道全4路線(正式には3路線)「全線完乗」の旅へと向かいたいと思います。路線はこの彦根駅から徐々に内陸部へと入って行きます。

まず、彦根駅から向かうのは「高宮駅」(たかみやえき、同)。
支線のひとつ「多賀線」が分岐している駅です。


彦根駅を出ると、しばらくはJR琵琶湖線と並走して行きます。


そして、こちらは徐々に山側へ。JRはびわ湖から数キロ離れたところを、近江平野をひたすら西へと進んで行きます。

途中の「彦根口駅」で、新型の100形「湖風号(うみかぜごう)」と行き違います。こちらも、譲受した元西武車両を自社工場で改造したものとのことで、水色はやはり「びわ湖」をイメージしたものだそうです。
そういえば、先ほどの「近江鉄道資料館」でも、この車両の「鉄道コレクション」が売られていたのを思い出しました(いつもブログに来てくださる、Ma-103さんも取り上げられていましたね)。

10分弱で「高宮駅」に到着。草生した構内が印象的なのですが、それ以上に
短かな支線の分岐駅にしては広い構内だなという風にも感じられます。


これから乗車する「多賀線」、隣の駅名がおもしろいですね。固有名詞が駅名とは。毎度おなじみ「Wikipedia #スクリーン駅」から拾ってみます。
SCREENホールディングス彦根事業所の敷地内に存在する。大日本スクリーン製造(現・SCREENホールディングス)が、従業員の通勤の利便性を目的として駅の設置を近江鉄道に要望し、約1億円の設置費用を提供して設けられた。
ということで、要請があって設置された駅だったのですね。
ちなみに、開業は平成20(2008)年3月とのこと。

ところで、草生したこの広い駅構内に、長い6両編成の西武車両が留め置かれていました。


2編成、停泊しているようですが…
さらに、まだ「SEIBU」マークがついたままです。
おそらくは、西武で廃車になった編成を譲受したのち、彦根駅まで回送されてこの駅で留め置かれているのだと思われます。しかし、いつからここに停まっているのか…
これについても「Wikipedia #西武3000系電車」を見てみますと…
2014年度には6両編成となっていた3005編成が2014年(平成26年)9月20日付で廃車され、同じく6両編成となっていた3007編成が11月28日付、3011編成は12月25日付、3009編成は12月26日付で廃車され、同年12月をもって廃形式となった。なお、廃車となった3007編成6両および3009編成のうち6両は近江鉄道に譲渡された(2015年8月現在、高宮駅構内に留置中)

とありました。そういうことで、3年前に廃車になった6両×2編成がこの高宮駅構内に運ばれ、それ以降、そのまま留置されているようです。
しかし、草に覆われた留置線に長い6両編成が停車している姿というのは、ちょっと物悲しいような感を受けます。

これから改造などされるのでしょうが、2両編成が基本の近江鉄道では、中間車両の扱いなどはどうなるのかなと気になったりします。部品取り用にするのか、はたまた、中間車両に運転台をくっつけるのか、そうなると、いま運用されている車両は代替えになるのか…気になるところですね。

さて、乗り換えの「多賀大社前」ゆきは、反対側の3番線へすでに停車していました。

貴生川ゆきを見送って、ほどなく発車。終点、多賀大社前へと向かいます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。