松山・広島割引きっぷで行く 春の瀬戸内を日帰り旅 その10 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。
先日まで、JR西日本の「松山・広島割引きっぷ」で、初春の瀬戸内を旅した時の様子をお送りしていたのですが、ぼちぼちとその旅を再開したいと思います。引き続き、よろしければどうぞおつきあいください。

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さて、いよいよ四国・松山観光港(愛媛県松山市)に上陸したところ。
構外のバス乗り場に停まっていた、この青いリムジンバスに乗車しようか…というところでした。

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このバス、観光港直通のリムジンバスなのだそうですが、市のはずれにあるここ松山観光港から「JR松山駅・いよてつ松山市駅」「県庁・市役所」、そして歓楽街の「大街道」などといった、市内中心部をこまめに回ってくれる…というのです。

日帰りであまり時間がなく、移動だけでも時間がかかると思っていたのでこれは助かります。時刻はすでに、午後4時半をまわっていました(>_<)

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車内は半分程度、座席が埋まるという感じだったでしょうか。
先ほど、高速船に乗り合わせた外国人観光客の姿もちらほら見かけます。

観光港から20分ほど経ったところでしょうか、大通りに高い建物が増えて来ました。車窓からそのひとつ、白壁が夕陽に輝くこの建物を発見。

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「松山市役所」でした。道路をはさんだ反対側には「愛媛県庁」もあり、まさに行政の中心地ですね。松山城も近いところです。

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ここの市役所、壁面の垂れ幕、「東京ヤクルトスワローズ VS 中日ドラゴンズ 5月13・14日」というのに思わず目が行きました。

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松山には、この「坊ちゃんスタジアム」という立派な球場があります。
こちらでの東京ヤクルト主催試合が行われる、という告知だったようです。

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実は、平成15(2003)年の秋、こちらの球場へ行ったことがありました。
スタンド最上段からの眺めですが、立派な球場ですね。
左後方には、JR予讃線(よさんせん)の線路も見えました。

四国が本拠地の日本プロ野球(NPB)球団はいまのところありませんが、東京ヤクルト球団がここでキャンプを張ったり、地方主催試合(カープもですね)を行っていることが知られています。

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実は、こちらに行ったことがあったのを、それで思い出した次第です。
もう10年以上前のことだったかと思うのですが、嫁と松山に旅した時、たまたま「秋季キャンプをやっている!」と聞き、立ち寄った時のものです。

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普段ではなかなか入れない、バックネット裏へ。
いちばん左、バットを横に持っているのが、当時の「若松勉監督」です。

監督を辞められてからしばらくですが、また復帰されるのでしょうか。
他球団ファンで、まったく余計なお世話ですが…

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ところで、今回の旅でおともにしているこのシリーズ本…

「各駅停車全国歴史散歩39 愛媛県」
(愛媛新聞社編 河出書房新社刊 昭和55年3月初版 絶版)

に、ちょっと気になるくだりがありましたので、取り上げたいと思います。

趣味を楽しむ
正岡子規が郷土に残した”遺産”は俳句だけではない。野球を松山に初めて紹介したのも子規である。子規は「ベースボール」にわが国最初の訳語「弄球(ろうきゅう)」を明治一九年につけている。ユニホーム姿の子規の写真は、愛媛野球界のトップを飾る。松山商、西条など戦前・戦後の中学、煌々野球での輝かしい成績は、”野球王国愛媛”の名声を得ているが、県民の野球熱はまことに高い(後略 P10)。

正岡子規(1867-1902)は大俳人として有名な人物ですが、当時、日本に伝来して来たばかりの「野球」が大好きだったようです。
本名だった「升(のぼる)」にかけて、「野球(の・ぼーる)」という雅号で自身を呼称していたというエピソードもあったそうで、この「坊ちゃんスタジアム」で開催された、四国初の日本プロ野球オールスターゲーム(平成14年)で野球関係者の最高の名誉、「野球殿堂」にも表彰されています。

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ちなみに、この四国初オールスターゲームのMVPは「大阪近鉄(当時)的山哲也(まとやま・てつや)捕手」(福崎高ー新日鐵広畑ー近鉄・大阪近鉄ーオリックスーソフトバンク)でした。

わたしがめちゃ応援していた(いまも応援してますが)選手でして、現在はホークスの二軍バッテリーコーチをされています。
これまで応援していた、それも、どちらかというと地味な(失礼!)選手が、まさかオールスターでMVPを獲るとは…嬉しかったですね。

平成15(2003)年、パ・リーグ開幕戦(対ブルーウェーブ戦)でツーランを放つ的山選手。朝日大阪朝刊 平成15年3月29日 29面(スポーツ面)より。

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余談ですが、わたしがホークスを応援するようになったのは、あの「球団再編構想」で野球好きから離れていた時期、この的山選手が平成19(2007)年のシーズンオフ、ホークスへ移籍したことがきっかけでした(翌年に現役を引退)。
そういうご縁で、以来、ずっとホークスファンを続けている次第です。

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まったくの余談になりましたが、バスは40分ほどで終点のこちらに到着。
どうやら、にぎやかなところのようですが…

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もう、すっかり夕刻の雰囲気でいっぱいの、あの「道後温泉駅」にやって来ました。ここは、限られた時間でもぜひ来よう!と思っていたので、実によかったです。

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いい風景ですね、彩やかな浴衣のおねいさん。温泉場ならではですね。
念のために申し上げますが、それが来た主な目的ではないですよ(笑)

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しばらく、駅前を眺めていますと、目の前をおもむろに人力車が走り出して行きました。実に雰囲気がありますし、珍しいものですね。
こちらでは、京都の祇園や嵐山くらいでしか見たことがないので…

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ところで、この道後温泉駅の広場には…
まるでタイムスリップしたような、小さな汽車と客車がこじゃんと停まっていました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。