「青春18きっぷ」で初秋の旅2016~その13 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「初秋の岐阜」を散策した、先日の小旅行の様子をお送りしています。

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「金華山」と「岐阜城」のあとは岐阜駅から「名鉄電車」に乗ること5分ほど、ここ「笠松駅(かさまつえき、岐阜県羽島郡笠松町)」にやって来ました。

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この「笠松駅」からは「羽島線」という路線が分岐しています(画面奥のホーム)。

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ところで、この「羽島」という地名、どこかで聞いたことのある名前だな…と想起するのですが、これは「東海道新幹線」の「岐阜羽島駅(ぎふはしまえき)」の「羽島」に当たります。

この「羽島線」(地図内、笠松駅から左下へと分岐している路線)の終点、「新羽島駅(しんはしまえき、岐阜県羽島市)」は「新幹線岐阜羽島駅」に隣接したところに設けられており、そういったことで「羽島線」は「岐阜市内へのアクセス路線」としての位置づけがなされているとのこと。

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さっそく、改札を出ます。結構大きな駅舎のように思えますが、駅前はのんびりとした印象です。踏切の警報音だけが遠く、響いていました。

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さて、目指す「笠松競馬場」はこの「笠松駅」近くにあります。
案内に従って、まずはロータリーの地下道入り口へ。

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地下道には、これは印象に残るいいデザインですね!
さまざまなポーズのサラブレッドが描かれていました。

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地下道を抜け、電車道に沿ってこの階段を上がって行きますと…

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目的地の「笠松競馬場」に到着しました。
駅からはものの2、3分ほどだったでしょうか。

ただ、横断歩道のない、さらに交通量の多い道路を横切らないといけなかったりしましたので、観客が押し寄せた時などは大変なのではないかと勝手に心配してしまいます(待機しておられた警備員さんがクルマを停めて誘導してくれましたが)。

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さて、「岐阜にまつわる二つの動物がテーマ」である今回の旅ですが、ここは「競馬場」なのでもちろん「馬」が主役です。

ですが、この日はこちらでの開催は休み…ということで、同じ地方競馬の「門別(もんべつ、北海道)、「名古屋」、「大井(おおい、東京都)」、そして「園田(そのだ、兵庫県尼崎市)」で開催されているレースの場外発売のみが行われているのみでした。

そういうことで、「実物の馬」は残念ながら拝見することが出来ませんでした。

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それでは、さっそくその「笠松競馬場」を散策してみたいと思います。

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まず正面の入口すぐ左側に、この「笠松競馬」を代表するという馬像がありました。

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「…君のひたむきさ 君のあの走りは 多くの人々に 夢と感動を 与えてくれた 素晴らしい君を 永遠に讃えたい」…

今を去ること30年ほど前、若かりし頃の武豊騎手とともに「社会現象」とも言われた大ブームを巻き起こした「平成の怪物」こと、あの「オグリキャップ」を称える記念碑でした。

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これは「たてがみ」でしょうか。「芦毛(あしげ、灰色)」が印象的な馬でしたね。

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「安田記念(東京競馬場 芝1600m)」、「マイルチャンピオンシップ(京都競馬場 芝1600m)」、そして年末のビッグレースである「有馬記念(中山競馬場 芝2500m)」などの主要なG1レースを勝った名馬「オグリキャップ」は、もともとはこの「笠松競馬場」を主戦地にしていた馬でした。

ところで、「笠松競馬」で行われているレースは「地方競馬」というカテゴリーに分類されていまして、一方、土日に地上波のテレビで見かけるのは「JRA(日本中央競馬会)」が主催の「中央競馬」です。
かつて、「笠松競馬」で敵なしと言われた「オグリキャップ」はその「中央競馬」へ移籍し、その後さらなる活躍を遂げます。

 当時の競争制度の問題で、いわゆる「クラシック競争(皐月賞、日本ダービ
   ー、菊花賞)」に出走出来ず、他のレースで年上の古馬相手に圧勝を繰り返
   し、うっぷんを晴らした4歳。

 「オグリキャップ」を含めて「平成3強」と呼ばれた「イナリワン・スーパ
   ークリーク」との覇権争い、また前例のない「G1連闘(れんとう、二週連
   続でのレース出走)」で、オーストラリアの名牝「ホーリックス」の2着と
   なったものの、当時の「世界レコードタイム」を叩き出した、「ジパン
   カップ」での壮絶な争いがいまだ語り草の5歳。
 
 一時の圧倒的な強さが失われ、限界がささやかれた中、引退レースとなっ
   た「有馬記念」で劇的な復活勝利を果たした6歳…

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スタンドに出て来ました。芝コースは設けられておらず、砂(ダートコース)のみです。

そんな「伝説」として語られる「オグリキャップ」の原点は、この「笠松競馬場」でした。ここで圧倒的な成績を残し、中央競馬へと移籍して行ったという訳です。

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スタンドから「第四コーナー」を望む。
正面の「2」という標識は「ゴールまで残り200m」を示しており、「ハロン棒」と呼ばれるものです(「1ハロン=200m)」と計算されます)。

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レースが行われていないこともあり、コースでは散水車がしきりに走っていました。
普段、テレビ中継などでは見かけない光景です。

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ところでこの競馬場なのですが、スタンドとコースの距離が近いですね!
中央競馬の競馬場は概して規模が大きく、馬場は遠く感じられるのですがそれとはまったく異なる印象を受けます。これでしたら迫力があるでしょうね。

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気になったのが、第三コーナーから第四コーナーにかけてのカーブに沿って「名鉄電車」の線路が並行していることでしょうか。少し観察していますと、大幹線の「名古屋本線」ということもあってか、頻繁に電車が往来して行きます。

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地図で確認してみますとこんな感じでした。競馬場の敷地ぎりぎりまで線路が近接していることがわかります。余計なお世話ですが、電車の走行音で馬がびっくりしたりしないのかなとも思ったりします。

ちなみに、競馬場の南を流れているのは「木曽川(きそがわ)」で、川の向こうは「愛知県一宮市」です。「県境の町」だったのですね。

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続いて場内を散策してみるのですが、奥には古びたスタンドがありました。

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塗装が剥げかけている武骨な鉄柱、簡素な椅子…かつて使用されていたスタンドのようですが、かたわらには「老朽化のため立入禁止」という旨の注意書きがあり、バリケードで入れないようになっていました。ちょっともの悲しい雰囲気です。

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また、スタンドにはこのような「予想屋さん」のブースが林立しているのも独特です。
「地方競馬」のみならず、「ボートレース(競艇)」や「競輪」でも見かけるものなのですが、これらは主催者から公認されて営業しているものだとのこと。

以前、競艇場に行った時に見かけたことがあるのですが、それぞれのブースにおいてはやはりというか「個性」や「人気」があるようで、予想屋さんの口上などを見ているだけでもおもしろかったという記憶があります。

さて、一通り場内を見学して来たのですが、せっかく?場外発売をしているということなので、ここからはちょっと「馬券勝負」をしてみたいと思います。
賭け事は結構久しぶりなのですが(汗)

次回に続きます。
今日はこんなところです。