SANZEN-HIROBAを訪ねて その60 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

京阪電車の常設展示施設、「SANZEN-HIROBA(さんぜんひろば)」(大阪府枚方市)
で行われていた「叡山ケーブル 開業90周年」にまつわる期間限定展示を拝見しています。

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多くのパネル展示がありました。順に見て参りたいと思います。

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「叡山ケーブルのふもと駅」は、名勝・鞍馬や大原に近い「ケーブル八瀬駅(京都市左京区)」です。かつて、その近くにはこの「八瀬遊園」がありました。
現在は閉園となっているのですが、「京都市内から最も近い遊園地」として人気を博していました(夏季にはプールも有名でした)。

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「ケーブル八瀬駅」周辺の様子。ただ、気になるのは右側の写真パネル、これはいったい何をやっているのか…

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「旧ロープ捲取作業」という説明があります。

「ケーブルカー」は「鋼索線」とも称されるのですが、線路の中央に「ケーブル(鉄製の縄)」が据え付けられており、それを頂上駅から引っ張ることで勾配を上下する仕組みになっています。その要となっている「縄の取り換え作業」をしている様子だったのですね。

しかし、通常の鉄道車両と比べても軽量だとはいえ、毎日それを引っ張っている訳ですのでかなり消耗があるのではないかと勝手に心配してしまいます(+o+)

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続いてのパネル展示に移ります。

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「鋼索線開業前の交通手段」。いつ頃でしょうか、江戸時代のようにも見えます…

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こちらは「線路建設中」の様子です。「急勾配に線路を敷くことの難しさ」を感じるとともに、昭和初期の建設当時における「人海戦術」を感じさせられます。

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こちらは、先ほども触れました「ケーブル」を捲き取る「歯車」。大きいですね。
「叡山ケーブル」のみならず、「山上の駅施設内」に設けられているものです。

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こちらは車両を搬入しているところでしょうか。
しかし、クレーンなどがないこの当時では、急勾配の線路に車両を運び入れるのはさぞかし大変なことだったのではないかと思われます。どうやったのでしょう…

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続いてはこちら。「設計図」のようです。

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先ほどの「捲き取り歯車」です。細かい寸法は確認しませんでしたが…

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こちらは「ケーブル車両」の設計図。勾配に対応した「階段状」の車体です。

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こんなものもありました。「試験成績表」
開業前にお役人が設備を確認した際のものだと思われますが、タイトルがそのままずばり過ぎて面白くもあります。

次回に続きます。
今日はこんなところです。