いよいよ、明日26日(土曜日)に迫った「JR線ダイヤ改正」ですが、それに伴って「関西から姿を消す列車」について取り上げています。
前回では、大阪発着の一往復が部分廃止される「特急 しなの号」の大阪駅発車時の様子をお届けしましたが、今日は「名古屋駅」での様子を取り上げたいと思います。

ここは「名古屋駅」です。
先月、所用で赴いた帰路に「大阪ゆき」の列車を見送ることにしていました。

時刻は午後5時前、始発の「長野駅」を2時4分に発車した「しなの16号」が「大阪駅」まで運転される列車です。

ホームには、わたしを含め到着を待つギャラリーの姿がちらほらと見られます。

「名古屋駅のホーム」で見る「大阪」の文字。
「東海道新幹線」であれば「新大阪」という表示は一日何度も目にするものですが、「在来線ホームである」というのが実にミソです。


駅名標や背景の「東海道新幹線」ともショットを狙ってみました。
もう、明日からは見られない光景です。

この先「しなの16号」は「岐阜・米原・京都・新大阪」と停車して行きます。
「京都駅着」は「18:48」、「新大阪駅着」は「19:13」、終着の「大阪駅着」は「19:18」。「大阪まで」ということになると「2時間15分」ほど。ライバル「近鉄特急アーバンライナー」より少し時間がかかる、という感じですが、素朴な疑問として「名古屋駅~京都・大阪駅間での利用も出来るな」とも思えます。
調べてみますと、この「しなの16号」は「定期券と自由席特急券で乗車出来る」という特例があるようです。
ですので、「名古屋駅」から「岐阜駅、米原駅」あたりまでは「通勤・通学途中での利用も考慮したもの」なのかなとも思えるのですが…
ただ、「名古屋駅~大阪駅間」となると、
【運賃】3350円
【自由席特急券】2160円
【合計】5510円
と、この区間のライバルである「近鉄特急」とは1000円以上の差が生じています(意外ですが、「東海道新幹線」の「名古屋駅~新大阪間」でも5,830円と、大差ありません)。
そのような事情を垣間見ると、この「大阪発着を廃止し、名古屋駅乗り換えにする」ということを考えても、存続は難しいものだったのかも知れません。

さて、「しなの16号」が入って来ました。

この日は、所定の編成よりも増結がなされているようでした。
たくさんの乗客が下車して行きましたが、この駅からの乗車率は…と気になり観察してみますと「自由席」では3分の1程度、「指定席」では1両に数人という感じでした。
乗車しないわたしがあれこれいう立場でないことは十分承知ですが、さびしい感じを受けます。
次回は、今回の「ダイヤ改正」で姿を消す「もうひとつのJR東海に関係する列車」について取り上げたいと思います。
今日はこんなところです。