みなさんこんにちは。
「Maxとき・たにがわ」号に乗車し、「大宮駅(おおみやえき、さいたま市大宮区)」を出発したところです。

右手に見える大きな屋根は「JR貨物 大宮車両所」です。
それ以外にも、ここ「大宮」には車両基地や、国鉄時代には「大宮工場」も存在するなど「鉄道の街」として知られていて、「てっぱく」の愛称で知られる人気施設、「鉄道博物館」もこの新幹線の高架下に設けられています。

ところで、この駅を出ると「上越新幹線」の横には別の複線が並行して来ました。北へと向かう「東北新幹線」です。

「大宮駅」は「上越新幹線」と「東北新幹線」の分岐駅となっていて、駅を出発してから数キロほど北方向へと並走しています。
「新幹線の複々線区間(4本の線路の並走)」というのは、全国でもここだけではないかと思われます。

「東北新幹線」が右へ分かれて行きました。頭上の高架線路は「上越新幹線の上り線(東京方面)」です。
さて、現時点での「JR東日本」未乗区間を確認しておきたいと思います。
上越新幹線 大宮~新潟間 303.6km
東北新幹線 盛岡~新青森間 178.4km
北陸新幹線 高崎~上越妙高間 176.9km
信越本線(しんえつほんせん) 高崎~横川間 29.7km
吾妻線(あがつません) 渋川~大前間 55.3km
上越線 越後湯沢~ガーラ湯沢間 1.8km
気仙沼線(けせんぬません) 前谷地~気仙沼間 72.8km(※1)
大船渡線(おおふなとせん) 一ノ関~盛間 105.7km(※2)
大湊線(おおみなとせん) 野辺地~大湊間 58.4km
津軽線(つがるせん) 蟹田~三厩間 28.8km
仙石線(せんせきせん)・東北本線接続線 松島~高城町間 0.3km
(※1)柳津~気仙沼間は「BRT(=バス・ラピッド・トランジット、専用道路を走行するバス)」。「ミヤコー交通」が運行。
(※2)気仙沼~盛間は「BRT」。「岩手県交通」が運行。
いずれも「東日本大震災」の影響による「線路・設備被災」のため
合計 11線区 1011.7km
ということで、まだ「1000km以上の未乗区間」が残っています。
現在、乗車している「上越新幹線」も「全くの未乗区間」ですので、「大宮駅」から向こうは「初乗車」ということになります。

さて、車窓には徐々に緑が見られるようになって来ました。強い陽射しですが、車内からでも心地よさを感じます。

列車は各駅に停車していきます。東京から50分ほど、「本庄早稲田駅(ほんじょうわせだえき、埼玉県本庄市)」に到着しました。

この駅は「平成16(2004)年開業」ということで、「上越新幹線」の開業時点(昭和57年)には存在しませんでした。
そういうことで、従来の高架線路の外側に「待避線とホーム」が設置されており、線路脇の壁面がそのまま残っているので、これらが「後付けのもの」であることが伺えます。
また、いわゆる「請願駅(せいがんえき、地元の要望により設置された駅)」で、駅名にあるように「早稲田大学本庄キャンパス」が至近にあり、新設においては多くの費用・土地負担などを行ったそうで、そういう事情がこの駅名に由来しているようです。

そして早くも、今日の行動の起点となる「高崎駅(たかさきえき、群馬県高崎市)」に到着。東京から1時間弱でした。

最後尾から下車したところですが、この先端部、側面から見ますとほんとうに長いのですね。

このような形状は最近の新幹線車両では多く派生していて、俗に「カモノハシ」という愛称で呼ぶ向きもあります。
「東海道・山陽新幹線」の「N700系」などでも見られるものですが、この形式は「二階建て」ということで車高があるためか、さも「肩をいからしている」というようです。「車両のイメージ」というのは「塗装」だけでなく、「形状」ででも大きく印象付けられるのだなと感じます。

通過列車の退避の後、しばらくして発車して行きました。
先ほど来、「この列車は二階建て車両」と述べて来ましたが、この「車端部(しゃたんぶ、車両の両端部分)」は構造上、「平屋建て」になっているのですね。天井の圧迫感がないぶん、居住性はこちらが良さそうに感じます。

列車がホームを出て行きますと、反対の「東京方面」ホームにも「二階建て車両」が入線して来ました。
側面にはピンク地の「朱鷺」のイラストがあしらわれていて、「飛翔する朱鷺のデザイン」には美しさを感じます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。