みなさんこんにちは。
「京成電鉄」に乗り、「東京の下町を散策する」ことにしているシリーズ第3回目です。
「京成上野駅(東京都台東区)」から特急列車で15分ほど、「京成高砂駅(けいせいたかさごえき、東京都葛飾区)」に到着。ここで下車します。

最後尾の車両から下車したところ、こういった状況でした。
「狭いホームぎりぎりに、2列車が停車しており、お互いの乗り換え待ちをしている」という「鉄道好き」には見逃せない風景なのですが…

こちらは「京成上野駅」から乗車して来た「特急 成田空港ゆき」。

右隣は「アクセス特急 成田空港ゆき」。
乗り入れ先の「京浜急行(けいひんきゅうこう)」の車両です。
しかし、2列車とも同じ「成田空港ゆき」、それも同じ「特急列車」とはこれ如何に…

実は、この「京成高砂駅」は「京成本線」と「成田スカイアクセス線」との分岐駅になっているのです。
前者はこの先「船橋、津田沼、成田」という、古くからの街道沿いを経由し成田空港へと向かうのですが、後者は「新松戸、新鎌ヶ谷、千葉ニュータウン中央、印旛沼」という新興開発地を、曲線の少ない線路を使い、高速で運行されています。
後者の開業で、成田空港へのアクセスが大幅に改善されたということですが、両者「経由地が異なる」ということで、同じ「成田空港ゆき」なのですが「乗車する列車によって運賃体系が異なる」と言った事例が発生します。
「乗車する列車によって異なる運賃をどのように判別し徴収するのか」ということが疑問になりますが、それについてはこちらをどうぞ。
当ブログ↓
「JR東日本 全線完乗への道!その14」(2015年8月16日アップ)

さて、この「京成高砂駅」は「ホーム2面・線路4線」という設備になっています。

ホーム先端から「東京方面」を望んだところですが…
ちょうど、「京成上野ゆき」の特急列車が発車していくところです。
この駅から、隣の「青砥駅(あおとえき、東京都葛飾区)」までは「複々線」(ふくふくせん、上下線路が2本ずつ並列で設置されている線路形態)になっています。
その「青砥駅」で、さらに「京成上野方面」と「押上・都営地下鉄浅草線・京浜急行線方面」の路線が分岐しています。

ということで、この「京成高砂駅」と「青砥駅」の間には、さまざまな種類の電車がひ
っきりなしにやって来ます。
調べて見ますと…
京成電鉄・北総鉄道(ほくそうてつどう)・千葉ニュータウン鉄道・
京浜急行電鉄・都営地下鉄浅草線
の合計、「5社局」の車両がこの区間、一堂に会するそうです。これはすごいです。

こちらは「成田スカイアクセス線」を構成する「千葉ニュータウン鉄道」の車両。

そして先ほど「京成上野駅」で見かけた「特急 スカイライナー」号がやって来ました。

「京成上野駅」は「地下駅」でしたので、編成全体を見ることが出来なかったのですが、このように観察しますと、デザインがとても秀逸ですね。
個人的には「奇をてらったところがなく、”シンプル イズ ベスト”」だと感じます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。