「京阪特急」65周年!記念ヘッドマーク編成を追って~その1 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。

先日の記事で、「京阪特急が登場から65周年を迎える」という報を取り上げましたが、本日からはそれに関連することがらをピックアップして取り上げたいと思います。

「京阪特急」は、さかのぼること65年前の昭和25(1950)年12月、それまで「急行」が最速列車であった「京阪本線」の「大阪天満橋駅(大阪市中央区)~京都三条駅(京都市東山区)」で運転を開始しました。
当時は朝・夕のみの運転で、現在でいうところの「通勤列車」としての意味合いが強かったようですが、翌昭和26(1951)年、「特急専用車両」として「1700系」という車両が投入され、運転も終日に改められました。

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そして、昭和29(1954)年からは「京阪特急のイメージ」を決定付ける車両が、「三代目特急専用車」の「1800系」に登場しました。

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それがこちら、「関西初のテレビカー」です。

当時、テレビは相当に高級な商品で、一般庶民には「高嶺の花」だったそうですが、京阪では沿線に本社がある「松下電器(現在のパナソニック)」の協力を仰ぎ、最新の流行品だった「テレビ」を「看板列車」であった「京阪特急」に設置しました。

もちろん「白黒テレビ」だったのですが、この写真にあるように、乗客からは大変な好評だったようで、「カラーテレビ」、「ハイビジョンテレビ」、そして「BS対応テレビ」と時代に合わせて変貌しましたが、惜しまれながら平成25(2013)年3月に「京阪特急」から「テレビ」はすべて撤去されました。

過去に、これらのテーマについて取り上げたことがありました。
よろしければこちらもどうぞ。

当ブログ↓
「京阪特急の歴史」についてはこちら。
SANZEN-HIROBAを訪ねて その18(2014年6月7日アップ)

「テレビカー」についてはこちら。
京阪電車開業100周年記念 「京阪ミュージアムトレイン」 その4
(2010年10月30日アップ)

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こちらは、「京阪創業以来の悲願」で、なおかつ「社命を懸けた」という大阪市内中心部、「淀屋橋(よどやばし)」までの延伸工事が竣工した際の記念式典のカットです。
停車している車両は、この「淀屋橋延伸」に合わせて新造投入された「第4代京阪特急」、「1900系」という形式です。
この「淀屋橋延伸」で「大阪市地下鉄御堂筋線」と連絡し、ライバル「阪急」や「国鉄」から多くの乗客を奪還するに至ったと言います。

当時の「村岡四郎社長」によるテープカットの様子。
昭和38(1963)年4月15日、淀屋橋駅にて。

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平成に入り、長年、京都側のターミナルであった「三条駅」から「出町柳駅」までの「鴨東線(おうとうせん)」が開通しました。
祝賀ヘッドマークを装着し大阪へと向かう、当時最新鋭の「8000系特急車」です。

長年、「京阪特急」は「大阪・京都間のノンストップ運転」が最大の特徴であったのですが、この「鴨東線開通」の後、利用客の利便を図って「途中駅停車」という形態が採られています。現在に至っても「豪華な設備の内装」、あるいは「10分おきの運転」などと、利用客から親しまれています。

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さて、こちらはその「京阪特急65周年記念にまつわるイベント、グッズ販売」などについての「リーフレット」です。京阪電車の各駅で配布されているようです。

9月12日(土)と、本日13日(日)に「記念スタンプラリー」が開催され、所定のスタンプ用紙を持ってラリー駅(「運転開始当初の停車駅」だそうですが)のクイズに正解すると、「特製キーホルダー」がもらえるというものです。

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その「京阪特急」が「65周年」を迎えるということで、秋口から「記念イベント」や「記念グッズの販売」などが行われることになっています。

また、興味深いのは、先ほどの「記念スタンプラリー」で「専用の台紙」を用いてラリ
ーに参加すると、「特製キーホルダー」の他に、この秋発売される予定の「鉄道コレクション・京阪電車1000型」という「鉄道模型の優先購入券」が入手出来るということでしょうか(この「1000型」という車両は、「京阪特急運転開始」の際に戦前から運用されていた車両を特急用に整備し充当されたもので、「初代・京阪特急」とされているものです)。

そんな中、注目されることは様々あるのですが、そのひとつとして現在、「特急用車両」として運用されている「8000系」という車両への「記念ヘッドマーク装着」があるようです。こちらは「期間限定での掲出」ということで、ぜひ拝見したく沿線へ駆って参りまし

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9月上旬のとある平日。
やって来たのは「枚方市駅」(ひらかたしえき、大阪府枚方市)です。

この駅に「京阪特急」が停車するようになったのは平成7(1995)年、まずは「朝ラッシ
ュ時・大阪方面への特急列車の一部停車」からで、平成15(2003)年のダイヤ改定からは「昼間時すべての特急列車の停車」がはじまっています。

ということで、この駅が「特急停車駅」に昇格したのは比較的最近のことになります。

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「特急列車の到着」を待つことにします。
「待避線」となっている「2番線」には、「準急列車」が停車していました。

停車していたのは、丸っこいデザインが印象的な「2200系」という車両です。
正面上付近に据え付けられた「大きなヘッドライト」が特徴的です。

製造初年(昭和39年)からすでに50年以上が経過しており、最新型車両である「13000系車両」の登場で置き換えが進み、その数が徐々に減少しています。

この形式は、製造メーカーが「川崎車輌」(現在の「川崎重工業カンパニー」)1社なのですが、製造された年が複数年(昭和39年から43年、増結用として昭和60年)にわたっていること、また昭和59(1984)年から開始された「車体改修」などにより、車体には「微細な差異」が見受けられます。

具体的に例を挙げますと、以下の「黒い○」で囲った箇所がわかりやすいものではないかと思われます。

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どちらも「2200系」なのですが…

まずは「運転台の窓枠」について。
「前者」は「黒いゴム(”Hゴム”と言います)止め」、「後者」は「アルミサッシ止め」となっています。「黒色・白色」ということで、これだけでだいぶ印象が異なります。

そして、その運転台の下に設置されている「尾灯(びとう、テールライト)」について。
「前者」では「一灯式」、後者では「二灯式」になっています。
特に、前者の「一灯式」のものは、「古めかしいデザイン」として密かな人気を集めているようです☆

さて、反対側のホームに「特急列車」が入線して来ました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。