さよならブルートレイン~「寝台特急 北斗星」乗車記 後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
ブルートレイン「北斗星号」に念願の乗車を果たした、平成12(2000)年12月の「乗車記」をお送りしています。

さて、上野駅を出発した「北斗星号」、車内を探索してみることにします。

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列車中央付近にあった「ロビーカー」です。
テレビ、自動販売機、カード式公衆電話などが備え付けられています。

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「寝台特急」ということで、やはり「長時間の乗車」になりますので、「気分転換」には持って来いの設備ですね。

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ちなみに、ロビーカーには誰も居ません(^o^)v

というのも、時刻は「午前2時半過ぎ」、「深夜の真っ只中」。
後方のガラスの向こうに「青白い照明灯」が見えますが、この最中に「青函トンネル」を走行していました。

ちなみに、「おやすみ放送」(夜行列車の多くでは、夜間の睡眠を妨げないように緊急時以外には車内放送を行わないので、その旨を案内するもの)の際に「青函トンネルに進入するおおよその時刻」のアナウンスがあったので、それまでちょっと仮眠してこの時刻にごそごそと起きた次第です(笑)

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「ロビーカー」にはこの「シャワールーム」も完備。これはうれしいですね。
「シャワー券」を事前に購入しなければならないとのこと。

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さて、今回の「北斗星号」の旅で楽しみにしていたのは、この「扉の先」です。

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「ダイニングカー・グランシャリオ」です。
「ディナータイム」には「予約制」で「フランス料理」や「懐石弁当」などを味わうことが出来る、というこの「北斗星号」の「大きな人気の要素」でした。

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ただ、わたしは「ディナータイム」には訪問せず、その後の「予約なし」で利用出来る「パブタイム」で「パスタ」などを頂きました。食事の画像がなくて申し訳ですが・・・

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まさに「高級ホテルのレストラン」というたたずまいでした。

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「闇夜に凛とただずむ一輪挿し」。実に味があります。

ちなみに「北斗星号」には「JR東日本所属の編成」と「JR北海道所属の編成」が存在しており、わたしが乗車したのは後者でした。
同じ「北斗星」と言う列車なのですが、会社によって内装や設備が異なる、と言う特徴があります。

「深夜の探索」を終えると、列車は「青函トンネル」を抜け、「北海道」へ入っていました。

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そして、早朝の「函館駅」に到着。

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ひんやりとした空気に触れ、「北海道へ、それも鉄道でやって来たのだな」と実感しました。

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さて、ここ「函館駅」からは「非電化区間」が続くため、「電気機関車」から「ディーゼル機関車」へ機関車の付け替え作業が行われます。しっかり観察して来ました。

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「付け替え」が終了。
ここからは「DD51型」という「ディーゼル機関車」が「重連」(2両連結)で牽引します。

「北斗星専用塗装」の機関車です。

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作業は手早く行われていました。

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そして、終着の「札幌駅」に到着。
長い旅でしたが、全く飽きることはありませんでした。

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この後ですが、「北海道東部」を巡る旅をして来ました。

そちらの様子も取り上げたいと思うのですが、現在、「JR東日本 完乗の旅」をしているので、その「北海道の旅」は、また別の機会にご紹介したいと思います(>_<)

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そして「旅の最終日」。
帰阪には「新千歳空港」から航空機を利用することにしていたのですが、空港へ向かう際に、こちらも「超豪華寝台特急」として人気だった「トワイライトエクスプレス号 大阪ゆき」に遭遇しました。

ここから「大阪」までは約20時間、「北斗星号」よりも「長距離の旅」が味わえました。

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大阪から北海道へ向かっていたこの「トワイライトエクスプレス号」は、今年3月の「ダイヤ改正」で惜しまれながら廃止されましたが、現在は「個室のみの編成」に組み替えられ、主に「JR西日本管内」で「団体専用列車」として運転されています。

ということで、駆け足でしたが「北斗星号」の「乗車記録」をお送りしました。

実は、「北斗星号の定期運転」は今年3月で終了しており、現在運転されている便は「臨時列車」と言う扱いです。

ただ、先日の記事でも触れましたように来年春の「北海道新幹線 新青森~新函館北斗間の開業」で「青函トンネルの新幹線と在来線との共用」と言う点で「北斗星号の存続」が微妙になっており、現在の「臨時列車としての運転」もこの夏が最後ではないかと言われています。

「たった一度だけの乗車」になってしまい、残念な想いもありますが大変印象深く、
とても良い思い出になったことをはっきりと覚えています。

ついに姿を消す、夢の寝台特急「ブルートレイン」。
半世紀以上にわたり、本当にお疲れ様でした。

今日はこんなところです。