ひさしぶりに、新聞を読んで「心底、大変な期待を持たせられる記事」がありましたので、それについて取り上げたいと思います。

朝日大阪夕刊(2015年7月22日付け)一面より。
「モノレール延伸で合意 府と東大阪市 年度内にも事業化へ」
との見出しです。
以前、取り上げたことのある「大阪モノレール」(大阪空港~門真市間 21.2km・千里中央~彩都西間 6.8km)、その「門真市駅以南の延伸」について「松井一郎・大阪府知事」と「野田義和・東大阪市長」との会談で「建設費用の負担について大筋で合意した」とのこと。
「大阪モノレール延伸」について以前、取り上げた記事はこちらです。
当ブログ↓
「つかの間の空中散歩」~大阪モノレール乗車記 その6
(2015年2月12日アップ)

今回、同意がなされたのは「門真市~東大阪市瓜生堂(うりゅうどう)付近」までの「約9.0km」。その区間に新たに「4駅」が新設される予定で、うち「3駅」が「東大阪市内」に設置されることになります。
これまで、この「モノレール延伸」には「採算性」、「建設費用面」など、さまざまな課題があり、実質30年以上も具体化しなかった事例だったのですが、ここに来て、
「広域交通網の整備は府が費用負担するべき」という「東大阪市側」の主張
「通過する自治体も費用負担するべき」という「府側」の主張
の相違点が、報道によると「市側」が「一定の負担を受諾する」ことになり、「事業化」への道筋が一気に開け、「東大阪市悲願」の「モノレール開通」がいよいよ、現実味を帯びて来ました。

翌23日付けの「朝日大阪朝刊」(2015年7月23日)第二社会面より。
紙面にもありますが、この「大阪モノレール」はいわゆる「半官半民方式」、「第三セクター」の会社で、主な出費者は「大阪府」、「沿線自治体」、そして「関西大手五私鉄(京阪、近鉄、南海、阪急、阪神)」などとなっています。

上記の地図をご覧頂くとおわかり頂けるかと思いますが、「大阪モノレール」は「大阪郊外の都市」を「半環状」に路線が設けられています。
つまり、「複数の大阪郊外の衛星都市の間」を結ぶように計画されているので、「それぞれの自治体にも応分の費用負担を」という姿勢は「ある程度必要なことなのだろう」とわたしは理解しています。
順調に行けば「年度内の事業化(=工事施行開始)」し、開業は「約10年後を予定している」とのこと。
まだまだ先が長い事業ですが、これで「地元念願のモノレール開業」がひとつ段階を踏んだ、というところでしょうか。
さて、この「門真市以南延伸」についてですが、今回の「事業化へ」の動きを受けて
「大阪モノレール 延伸への道!」と称した「書庫」を新たに設けました。
「いち東大阪市民」としては、長年(わたしが幼少の頃から)、「浮かんでは消え、消えては浮かんで…」の繰り返しだった「モノレール構想」なので、その「動向」を追跡し、都度記事をアップ出来れば、と思っております。
次回は、その「門真市駅」以南の「想定されるルート・駅」などについて取り上げて行きたいと思います。
今日はこんなところです。