みなさんこんにちは。今日の話題です。
いよいよ、「春のJRダイヤ改正」の前日になりました。
幾度か取り上げておりますが、「春のダイヤ改正」では「新しく登場する列車」もあれば「消えゆく列車」もあり、今年の場合は、前者では「北陸新幹線 金沢開業」、後者では「大阪~札幌間」を結ぶ「豪華寝台特急 トワイライトエクスプレス」の廃止でしょうか。
この「トワイライトエクスプレス」の廃止に際して、昔に撮影した写真をあれこれ見ていましたら、なかなか興味深いものを発見しましたので、ご紹介したいと思います。
正確な撮影時期は忘れてしまったのですが、おそらく平成3・4(1991・1992)年頃、わたしが当時「中学生」になった頃のものだと思います。
当時、「鉄道好き」だった同級生を誘い、「大阪駅」で列車を「撮影」したものです。
「銀塩カメラ」で撮影したものをスキャンしているのと、何より、技術が全くなかった頃(それは今も同じですが…苦笑)のものなので、お見苦しいとは思いますが、よろしければどうぞご覧ください。

まずは「大阪着」の「特急 はまかぜ」号ですね。
これも、「新型ディーゼルカー」に置き換えられてしまい、現在では見ることが出来ません。

続いては、「但馬方面」へ向かう「特急 北近畿」号です。
現在は「こうのとり」号と名称が変更されています。
塗装がいわゆる「旧・国鉄色」なのと、「ヘッドマークのデザイン」が現在のものと異なっています。

今度は、「3番線」に移動したようです。
「北陸方面」から到着した「特急 雷鳥号」です。
現在では、全て新型車両に置き換えられ、名称も「サンダーバード」号となり、この形式の車両(「485系」と言いますが)の運用はありません。
その「サンダーバード」号も「北陸新幹線の開業」で、「富山ゆき」は全て廃止され、「金沢・和倉温泉ゆき」のみになります。

続いては、「スーパー雷鳥」号が入線して来ました。
塗装も先ほどの「485系」のものとは異なり、車内も「グレードアップ」された編成で、この頃は「軽食コーナー」の車両も連結されていました。

「金沢・富山方の先頭車」はこのように「パノラマグリーン車」となっていて、当時のわたしたちからは「羨望の的」でした。

ここまでは「特急列車」ばかりでしたが、それ以外の車両も記録していたようです。
こちらは、「新快速」に充当されている「117系」という車両です。
独特の「新快速マーク」が印象的ですね。
この「117系」はいまだに現役で、一部は「緑色一色」に塗り替えられ、主に「京都以東」の「湖西線」や「草津線」で活躍しています。

再び、「特急列車」の写真に戻ります。
これは貴重ですね、「先頭車」が「ボンネット型」の「特急 雷鳥号」の到着です。

その後には、初めにご紹介した「特急 はまかぜ」号の「入線シーン」もありました。
「車両の懐かしさ」もそうですが、後方にある「阪急百貨店」も懐かしいですね。
いまでは「超高層ビル」に建て替えられ、この写真の当時の面影はありません。

さて、いよいよお目当ての「トワイライトエクスプレス」号の到着です。

最後尾は「電源車」(車内で使用する「電源」を「自家発電するための専用車両」)になっていて、これに近づくと「ものすごい騒音」がしたのを思い出します。
後方に見える「大阪環状線」の車両も現在とは様相が異なり、懐かしいものです。
到着後、しばらくは列車は停車していたので、わたしを含む「鉄道少年たち」が一斉にホームを走り出します。

これは、「食堂車」から降りて来られた「コックさん」に、ひと声かけさせて頂いて撮影させて頂いたものです。
大変なお疲れだったと思いますが、快く笑顔で撮影に応じてくださいました。
この光景は、いまでもよく覚えています。ありがとうございました。

こちらは「トワイライトエクスプレス 大阪」の「方向幕」。

先頭の「機関車付近」には、大勢の少年たちが群がっていました。
逆光ですが、当時はそんなことすら知識がなかったですね(-_-)

「機関車」を撮影した後は、先頭車両から順に車両をゆっくりホームから見学しつつ写真を撮った記憶があります。

「食堂車 ダイナープレヤデス」。

こちらは「サロンカー サロン・デュ・ノール」。

ここで再度、「食堂車」へ戻ったようです。
おそらく、正面に見える「照明灯」が気になったのでしょう。
「ダイナープレヤデス」の車内の様子です。
ということで、大変拙い写真で恐縮ですが、ついに「最終章」を迎えた「トワイライトエクスプレス」の「登場後、間もない時期の姿」をお送りしました。
「大阪駅」を「正午前」に通る度、電光掲示板の「札幌」の文字を見る度、「いつか乗ってみたい」と思っていましたが、ついにその「夢」は叶いませんでした。
ただ、このような「スケールの大きい、超豪華な、夢のある列車が存在したのだ」という事実は、歴然としてこのように記憶に残っています。
その記憶を、いつまでも大切に残しておきたいと、この「古い写真」を観ながら感じた次第です。
今日はこんなところです。