みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「大阪府北部」に路線を伸ばす、「大阪モノレール」の「小旅行」をしているところです。

ここは「門真市駅」(大阪府門真市)、現在の「終着駅」です。
さて、ひとまず「コンコース」に降りてみたいと思います。

階段を降りたところに、この「横断幕」や「ポスター」がありました。
「大阪モノレール」の沿線にスタジアムを持つ、「J1」の「サッカーチーム」、「ガンバ大阪」が昨年(2014年)、「三冠」(「J1シーズン」、「ナビスコカップ」、「天皇杯」)を達成したということで、その「祝賀関連」のものようです。
わたしは「Jリーグ」のことはあまりよく知らないのですが、この「三冠達成」というのは「Jリーグ発足史上2チーム目」とのことで、大変な「偉業」だそうです。

少し「コンコース」を散策してみます。
「mono lounge」と言う「休憩スペース」や…

こちらは「ギャラリー」ですね。沿線の団体の方々の出品だそうです。
「美しい書」を見ていると、何かしら「穏やかな気分」になる年齢になりました!(^^)!

その他には「コイン式」の「インターネット接続サービス」や…

特に目に留まったのが、この「モノレール文庫」なるものです。

「モノレールに乗車する際、『時間つぶし』などに、本棚の本を自由に貸与出来る」、「なおかつ貸与期間は定められておらず、返却は他のどの駅の本棚でも良い」そうです。これはいいサービスですね。

他には、「大阪モノレール」以外の「スルッとKANSAI」加盟の「公営地下鉄・民鉄」の「広報誌」がまとめて置かれているボックスがあることなどでしょうか。

「ESCORT」は「山陽電車」、「K PRESS」は「京阪電車」、「NATTS」は「南海電車」、「Kintetsu News」は「近鉄電車」、「TOKK」は「阪急電車」の広報誌です。
これであれば、あちらこちら周らなくても「広報誌」が簡易に入手出来ますね。
地味ながら、ありがたいサービスがいっぱいな「大阪モノレール」の一面を知ることが出来ました。

改札を出ます。
「ぺデストリアンデッキ」の向こうには「京阪電車 門真市駅」が隣接しており、「乗り換え」には非常に便利な構造になっています。

さて、「改札外」にはこの「門真市駅」周辺の「案内地図」がありました
(下が「北」です)。

それを「拡大」したものです。
「大阪空港」への路線は、この画像で言うと「下方向」へ伸びているのですが、反対の「上方向」へも、途中で切れている「線路」が伸びていることがわかります。
ところで、「前々回」あたりからしつこく(笑)述べている「この門真市駅の先には線路が延びている」とか、「現段階の終着駅である」などという、「肝心な問題」に入りたいと思います。
前回の記事、最後でも述べましたが、わたしのような「大阪府中河内地域」の住民には「大変関係のある問題」なのです。

もうお察しの方は居られるかと思いますが、「大阪モノレール」にはここ「門真市駅」からの「延伸計画」があります。
それが、この「門真市駅」から南へ、「大阪府中河内地域方面」への「延伸計画」が最近、ようやく「事業化に向かって進捗しつつある」状況になって来たと言うことです。
もともと、この「大阪モノレール」は、「大阪空港」から「関西空港」までを結ぶ、という「大変雄大な構想」があったのですが、現実には、並行する「大阪中央環状線」に沿って「路線を延ばす」ということが以前から「構想」として挙げられていました。

そんな中、平成24(2012)年、「大阪モノレール」にも出資している「大阪府」でこの「大阪モノレール延伸計画」についての協議が本格的に開始されました。
詳しくはこちらもご参照ください↓
(参考)
「大阪府 公式ホームページ」
平成24年度第2回大阪府戦略本部会議 議事概要【報告1】
資料3 「大阪モノレール(門真以南延伸構想)」
計画では、「門真市駅」からそのまま「大阪中央環状線」に沿って南下、
「大阪市地下鉄長堀鶴見緑地線」との交点付近
「JR学研都市線(片町線)」との交点付近
「大阪市地下鉄中央線」もしくは「近鉄けいはんな線」との交点付近
「近鉄奈良線」との交点付近
までの「約8.7km」を延伸し、これらの「新駅」が建設される、というものです
(「延伸区間」の大半は、「大阪府中河内地域」に相当するのです!)
特に、「近鉄奈良線」との交点付近には「駅」が設置されていないので、「近鉄駅の新設の可能性」がささやかれているなど、これが「実現」すると、また「新たな旅客流動」が生まれる、と期待されています。
また、この「大阪モノレール」は「大阪都心から離れた外周部」を走っています。
「大阪の鉄道交通」は、「東西方向」へは大変発達しているのですが、「南北方向」への路線は数が少なく、大阪周辺の「郊外」から「郊外」への移動には、
(例)
「郊外A」から「郊外B」へ向かう場合
「郊外A」→「大阪環状線への接続駅」→「大阪環状線で次の接続駅へ移動」→「郊外B」へ、というように、どうしても「大阪環状線の接続駅」まで移動し、「環状線で乗り換え駅まで半周」をしたのちに、「郊外の目的地へ向かう他路線に乗り換える」という手間がかかります。
ですので、この「大阪モノレール延伸」が完成すると、私事の場合で恐縮なのですが、わたしなどは「乗り換えなし」で「大阪空港」や「万博記念公園」に行け、また、これまで「京都方面」に向かうには「大阪駅」や「梅田駅」、また「京橋駅」などに向かっていたのが「南茨木駅(阪急京都線)」、「門真市駅(京阪電車本線)」で「乗り換えが可能になる」になり、混雑した「大阪環状線」にいちいち乗り換えしなくて済む、ということが出来そうです。


この「『1番のりば』から『南方向への列車が発車する』近い将来まで、楽しみに待ちたい」と思っています。

最後にこちら。ぶれており申し訳ございません。
「門真市駅」の「引き込み線」の「先端部」を写したものです。
まだ「工事」などは始まってはいないのですが、やはり「期待」が大きいものです。

「大日駅」に戻ったところで、ちょうど嫁から「買い物が終わった」と連絡が入って来ました。
ちょうど1時間。「素晴らしい眺望」と「さまざまな思いが交錯した小旅行」でした。
おつきあい頂きありがとうございました。
今日はこんなところです。