「つかの間の空中散歩」~大阪モノレール乗車記 その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「大阪府北部」を「半環状的」に走る、「大阪モノレール」に乗車しています。

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「大日駅」(大阪府守口市)から1つめの「南摂津駅」を過ぎると、線路はご覧のようにまっすぐに伸びています。
ただ、手前に「高架橋」があり、その部分だけ「盛り上がっている」ことがおわかり頂けるかと思います。

前回でも述べましたが、この「高架橋」を超えた「右側」の「車窓」、「大阪モノレール」でも「名所」とも言われています。さて、何があるのでしょう?

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「複線の高架線路の横」に見えるのは…

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そう、「新幹線」です!

ここは「鳥飼(とりかい)車両基地」と言いまして、「東海道新幹線」の運営主体である「JR東海」の「大阪方の車両基地」に当たります(一部、「JR西日本」の車両も基地として使用しているそうですが)。
「京都~新大阪間」にあり、この画像で言うと「右下方向」が「新大阪方」です。

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「東海道・山陽新幹線」と言うと、「九州新幹線直通」のものや「こだま号」用の「短い編成」以外の営業用車両はすべて「16両編成」です。
「1両」が「20mなかば」の長さがあるので、「16両編成」では「全長400m」ほどになりますね。

駅で「一度に16両編成の全長を俯瞰して眺める」ということは難しいので、このようにして「車両基地」に留置されている車両群を見られる、ということは大変貴重なことではないかと思われます。それ以上に、「ものすごい迫力」すら感じます。

ちなみに、「幸せの新幹線」こと「ドクターイエロー」は見当たりませんでした(-_-)/~~~

いや、毎回ながらここを通ると、乗客の中でも振り返る人も見られるくらいです。
貴重な体験でした。

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「鳥飼基地」を過ぎると「摂津駅」が近づきます。
「摂津市役所」の最寄駅、つまりは「市の玄関口」とも言うところでしょうか。

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「摂津駅」を出ると、しばらくは直線区間が続きます。
しかし、先ほども述べましたが「細かいアップダウン」が続きます。

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前方に目の引くデザインの「高架橋」が見えて来ました。

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「沢良宜(さわらぎ)駅」に到着。ここからは「茨木市」です。

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ここで、線路は「近畿自動車道」と「大阪中央環状線」をこの「鉄橋」で跨ぎ、「東側」から「西側」に移動します。

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さて、ここで「モノレールの運転」について興味深い話を致します。
ここまで画像をご覧頂いた中で、「普通鉄道」で見かける「信号機」や「速度制限標識」が一切ないことにお気づきの方はおられるでしょうか。

「高架」という構造上、「モノレール」ではそれらを設置することが難しいということで、「信号機」や「速度制限」に関しては、運転台の「速度計」に「現在、出してよい上限の速度」が表示されるようになっています(「ATO方式」と言います)。

また、「どこで速度を落とす」とか「速度を上げる」と言ったことについては、「普通鉄道」では「速度を示した標識」が線路際にあるのですが、やはりこちらも「モノレール」では設置出来ないので、「どこでどうやって速度を上げたり、ブレーキをかけたりするのか」と判断するのか、という疑問が出て来ます。

この画像では、左側に「ハンバーグレストラン」や「靴屋」さんの「看板」がありますが、こういった「沿線にある目立つ看板、建物」などをそれら運転の際の「参考」にしている運転士さんも居られるそうです(以前、「大阪モノレール」のイベントに参加した際に、運転士の方から伺った話ですが)。

また、『「普段目印にしている看板、建物」などが「撤去」されていたりすると、代わりの目印を探すんです』と、件の運転士さんは仰っていました。
これも、なかなか「別の意味で」大変ですね(>_<)

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さて、そうこうしているうちに、目的地の「南茨木駅」に到着します。
平成2(1990)年の開業時には、この駅が「終着駅」でした。

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ここで下車。列車はそのまま「大阪空港」へ向かいます。

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次回に続きます。
今日はこんなところです。