京阪電車「ミシガン&大津線1日フリーきっぷ」で行く 秋のびわ湖でブッフェクルーズ その6 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
娘と「京阪電車×びわ湖外輪船 ミシガン」クルーズの「珍道中小旅行」をしているところです。
 
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「三条京阪」駅から約10分、「四宮(しのみや)」駅を過ぎたところで、車内も空いていたので、運転台の後ろに立ってみました。
ここからが「京津線」のハイライト、その「前面展望」をお送りしたいと思います。
 
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「四宮」駅を出発。
中間の「折り返し線」は、かつて「京津線」が「三条」駅まで存在していた頃、「2両編成の各駅停車列車」が折り返していた時のものです。
現在、「京津線」の定期列車はすべて「4両」となっているので、もう使用されることはないようです。
 
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「四宮」駅から隣の「追分」駅に向かいます。
ちょうど、このあたりが「京都府」と「滋賀県」の「県境」に当たります。
 
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「滋賀県」に入って間もなく、「名神高速道路」の高架をくぐります。
 
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この区間、「左に名神高速」、「右に国道1号」と、山裾の狭いところを縫うようにして走ります。
 
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ただ、「比較的勾配の緩い区間」で「直線が連続」するので、列車は70km/h程度で快速に走ります。
 
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「滋賀県」に入って2つ目の駅、「大谷」駅に到着。
この画像ではわかりにくいのですが、この駅のホーム自体が「勾配」のさ中にあるので、「ホーム」や「ベンチ」が傾いているという珍しい駅です。
 
ちょうど、このあたりが「山城国」と「近江国」との境にある「逢坂(おうさか)山」という、昔からの「交通の難所」の「頂上付近」にあたります。
古くから「和歌」などにも謳われ、有名なものではこの句があります。
 
 「これやこの 行くも帰るも分かれては 知るも知らぬも 逢坂の関」(蝉丸)
 
(「現代語訳」すると、「ここが、京の都から出て行く人も、そして地方から京の都へ帰る人も、また知り合いもそうでない人も、みんなここで別れたり、そしてここで出会うのだ、というあの有名な『逢坂の関』なのだなあ」、といったところでしょうか)。
 
この句は「百人一首」で有名ですね。
 
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さて、この「逢坂山頂上」付近にある「大谷」駅、「京津線」はここから一気に勾配を上下して行くことになります。
それを物語るように、目の前に「急カーブ」が立ちはだかっています。
 
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よくよく見てみますと、上下線の線路に「スプリンクラー」があり、「放水」されているのがわかります。
これは、「急カーブ」を通過する際の「車輪の軋み」を抑える効果があるそうです。
 
列車は「大谷」駅を発車。
 
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駅を出て、浜大津側の急カーブを曲がると、すぐ「トンネル」に入ります。
「京阪唯一(ケーブル線を除く)のトンネル」、「逢坂山トンネル」です。
 
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約100mほどの「トンネル」を抜けると、画像に収めきれないほどの「急カーブ」が待ち構えていました。
 
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これが全景です。
 
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「京都方面」に向かう列車と離合。
ちなみに、この真上付近が先ほど並行していた「名神高速道路」の高架橋が架かっています
(「名神」を「大阪方面」からクルマで来て、はじめて「びわ湖」が見える場所です)。
 
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さらに大小のカーブを過ぎ、これも先ほど並行していた「国道1号」を踏切で渡ります。また、さらに「急カーブ」が見えていますね。
 
次回は、こんな「地下鉄区間」「山岳区間」と、全く違う路線形態を走る「京津線」の「ハイライト」をお送りしたいと思います。
 
今日はこんなところです。