みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「娘と京阪電車×びわ湖外輪船 ミシガンクルーズ小旅行」の「珍道中」をお送りしています。
行きの「洛楽」号で「爆睡」した娘の調子も戻り、いよいよ「びわ湖」へ向かいます。
ところで、娘には「どこへ行って、何に乗るか」などということは一切伏せていたのですが、さすがにというかまだどこへ向かうのかはわからないようです。


「京阪電車三条」駅からの長い連絡通路を抜け、「京都市地下鉄東西線 三条京阪」駅にやって来ました。


この「東西線」、開業時から全駅「ホームドア化」されています。


さて、前回の記事で「この東西線の開通で、重複する京阪電車の区間が廃止になった」ということに触れました。
「東西線」と「京津線」が分岐するのは、この路線図で言うと左端の「当駅」から3つ目の「御陵(みささぎ)」駅なのですが、ご注目頂きたいのは、この両線の「御陵」駅の隣駅が「山科」、そして「京阪山科」駅であることです。
名称だけ見ると「同一ではないか」と言うことになりますし、事実、駅の所在地もそれぞれ至近にあります。
「それでは、両線の分岐駅を御陵駅ではなく山科駅にしたらいいのに」という話になるのですが、「東西線」は「山科」駅から進路を「東から大きく南方向」に変え、「六地蔵」駅(京都府宇治市)に向かうためと、「山科」駅で分岐した場合、「京津線」の「地上線に出入りするための用地の確保が困難であった」ため、という理由があるようで、ゆえに「両線に山科駅が存在する」と言うことになりました。

こちらは「三条京阪」駅から乗り込んだ「普通 浜大津ゆき」の先頭車両ですが…

このような「注意書き」が掲出されていました。
「三条京阪」~「地下鉄山科」までの運賃は「大人260円」、
「三条京阪」~「京阪山科」までの運賃は「大人360円」。
同じ「山科」であるのに「100円」の差額があるのは、「浜大津ゆき」に乗車して「京阪山科」へ行くと、「御陵」から「京阪電車」に変わるので、「加算運賃」となるからです。
こういった事情があるので、「車内放送」でも幾度もこの内容の注意を放送していました。
ただ、学生時代に「山科近辺」に住んでいた知人いわく、「運賃の面では確かに『地下鉄山科』から乗った方が安いけど、『京阪山科』は『JR山科駅』のすぐ目の前にあるし、『地下鉄山科』から乗るには『地下への階段を降り、長い通路を延々と歩かないといかん』、『京阪山科』には階段もなく、すぐ電車に乗れるから、意外に『京阪山科』から京都市内へ乗る人も結構居るよ」と言う話を聞いたことがありますが‥
どうにもややこしい話ですが、この「加算運賃」の影響で従来の「京津線」を経由して「京都市内」へ向かう乗客が一時がた減りしたそうで、そういった点も今後の「大津線」において気になる点でもあります。

この掲出の隣にも、「石山坂本線で使えるカード・使えないカード」の案内がありました。
「スルッとKANSAIカード」で「浜大津以遠」に行こうとする場合は、「浜大津駅ホームにある精算機で一度、運賃を精算してください」とのこと。

さて、「地下鉄」と「京阪」の境界である「御陵駅」を過ぎると、ほどなく地上に出ます。

件の「京阪山科」駅には、この「大津線」の「イメージキャラクター」、「鉄道むすめ 石山ともか」さんが出迎えてくれました。

さて、わたしたちが現在乗車している列車は「800系」という車両なのですが、「観光客」を意識したものなのか、運転台後ろの窓は非常に大きく、眺望が楽しめます。
車内は空いていたので、「京阪山科」駅の次駅、「四宮(しのみや)」駅から「前面展望」を楽しむことにしました。
実は、「京津線」はここからが「見どころ」です。
次回以降、その様子をお送りしたいと思います。
今日はこんなところです。