みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「京阪電車」と「びわ湖遊覧船・ミシガンクルーズ」の「娘との小旅行・珍道中」(笑)をお送りしています。

「洛楽」号の終着駅、「出町柳」駅から2駅、「三条」駅に戻って来ました。
ここで下車します。

さて、「洛楽」号の中で「超爆睡」してしまった「同行の娘」、「まだ眠たいので外の空気を吸いたい」というようなことを言うので、とりあえず「地上広場」へ出ます。
この日は日射しはあるものの、時折強い風が吹き付け、ちょっと肌寒い感じです…
普段あまり会話してやれないので、いい機会だということで、「最近の女子小学生はどうなんですの?」(わたし)「は?何それ?」(娘)などと言った他愛もない事情聴取のようなことをしているうちに、気分も良くなって来たようなので、少し「広場」を散歩してから「乗り換え」することにしました。

この「広場」には、有名なこの「高山彦九郎像」があります。


「尊王の志士」と言われる武士ですね。眼光が鋭い。

「ここから毎日、京都御所に向かってこの格好で拝んでおられたんやで」などと説明すると、神妙にうなずいていました(^○^)

さて、娘も生き還ったところで再び地下へ戻り、「京阪電車三条駅」の「インフォメーションカウンター」へ向かいます。
ここで、件の「ミシガン&大津線1日フリーきっぷ」を購入します。

「きっぷ」と「リーフレット」が入った封筒を渡されましたが…

「封筒の表書き」にこのような注意書きが。これについては、後ほどご説明します。

こちらが「フリーきっぷ」兼「ミシガン乗船券・ミールクーポン」です。
どうやら、それぞれの特典を使用すると、スタンプが捺される仕組みのようです。

「大津線」とは、「京阪電車」の「京津(けいしん)線」と「石山坂本(いしやまさかもと)線」を総称した名称です。
この乗車券の路線図、「フリー区間」の左端の「御陵(みささぎ)」駅から「京阪電車」の「京津線」となっており、「京阪本線」とは「離れ小島」的な存在になっています。

この「京津線」で「大津方面」に向かうには、まずこの通路を進み、「京都市地下鉄 東西線」の「三条京阪駅」に向かわなくてはなりません。

「地下鉄 東西線・京津線 浜大津・びわ湖 方面」と案内にありますが…

「京都市地下鉄東西線」の「三条京阪」駅にやって来ました。
「運賃表」がちょっと見づらくて申し訳ないのですが、左端の「当駅」のところから右へ3駅目が「御陵」駅で、その先の「青色」の路線が「京阪電車京津線」になります
(ちなみに、その下の「赤色」の路線は「地下鉄東西線」の続きになります)。
実は、この「三条京阪」駅のある「京都市地下鉄東西線」の開業(平成9年10月)まで、「御陵」駅から「三条京阪」駅までは「京阪電車京津線」が営業しており、「京津三条」という駅を介して「京阪本線」と接続していました。
「京都市地下鉄東西線」の建設に当たり、従来の「京阪電車京津線」の路線が「三条」駅~「御陵」駅で重複するため、「京津線」の「京津三条~御陵間」の区間が廃止となり、「地下鉄東西線」に「乗り入れ」することになりました。
都合、「京津三条」駅から「御陵」駅まで、「起点駅」が短縮された訳です。
と言うことで、先ほど購入したチケットの「有効区間」は「御陵」駅からなので、別途「三条京阪→御陵」駅間の「地下鉄乗車券」が必要になる、と言う訳です。
ところで、この「京津線廃止区間」には「路面電車区間」や「東山の山越え」のために「国内の鉄道で最も急勾配」である「66.7パーミル(=100m進むごとに66.7m線路が登るという勾配)」という、もはや「山岳鉄道」に比類するような区間があるなど、風情があり、また見どころの多かった区間なのですが「地下鉄」に代替されて、この区間ではかつての面影は失われてしまいました。
ただ、「京津線の残された区間」、すなわち「御陵~浜大津」駅間の区間もそれに比類するような「見どころがいっぱい」な車窓風景が続きます。
これはまた次回以降に取り上げたいと思います。
長くなりましたが、次回に続きます。
今日はこんなところです。