みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「くずはモール」(大阪府枚方市)の「SANZEN-HIROBA」内で展示されていた、「歴代京阪電車の貴重な鉄道模型」の「期間限定展示」を拝見しているところです。
今回はその「鉄道模型展示」、最終回です。

最終回はこちらです。


2008(平成20)年10月に開業した「中之島線」の「主役」として登場した、「3000系(2代目)」です。

従来の「京阪電車」のイメージとは全く違うコンセプトで、「コンフォート・サルーン」という愛称が命名されたこの車両、当初は「中之島線」から「京都方面」への新設種別「快速急行」に充当されるため投入されましたが、「普通列車」から「特急列車」までの使用を想定した「3扉・セミクロスシート(3列クロスシート・ロングシートの混合車両)」です。
ただ、「中之島線」開業後、「本線特急の10分化」が再度行われることとなり、「日中の中之島線直通の快速急行運転」は中止され、この「3000系(2代目)」も「特急運用」に充当されることが主になっており、登場後早くも「本来の目的とは異なる運用」
になってしまいました。

実車の写真もありました。こちらは運用開始直前のものでしょうか。
「3000系(2代目)」の写真は、当時わたしもいくつか捉えていましたので、ちょっとご紹介したいと思います。

「快速急行 中之島ゆき」。香里園にて。

「快速急行 中之島ゆき」。大和田にて。

「快速急行 出町柳ゆき」。土居にて。

「快速急行」の間合い運用の、朝ラッシュ時の「区間急行 萱島ゆき」。土居にて。


こちらは、撮影当時にこれらの編成に掲示されていた「ルーブル展」のヘッドマークです。

ちょうど、「京阪沿線」の「国立美術博物館」(渡辺橋駅下車)と、「京都市美術館」(神宮丸太町駅下車)で「ルーブル美術館展」が開催されており、京阪主要駅でも
前売り入場券が発売されるなど、当時は大々的に告知されていました。
さて、「日中に中之島線直通の快速急行」が運転されていた当初のダイヤについてですが、
「淀屋橋~出町柳」間直通の「特急」が4本
「中之島~出町柳」間直通の「快速急行」が2本
「淀屋橋~枚方市」間の「特急」が2本
(「枚方市」で直後に到着する「快速急行」に接続)
と、少しわかりづらい設定だったので、「京阪間直通の特急10分間隔化」という「ダイヤ改定」になったのかも知れないですね。
ただ、「中之島線」の「シンボル的存在」の車両なので、沿線の利用がより増加して、再度「優等列車」の設定がされる日が来ればなあと思います
(現在、昼間時の「中之島線」は「普通列車」が10分間隔での運転となってしまいました)。
今日はこんなところです。