みなさんこんにちは。
前回からの続きで、「くずはモール」内にある「SANZEN-HIROBA」で展示されていた
「歴代ポスターギャラリー」を拝見しています。

今日はこちら。
「最後のテレビカー」こと、「旧・3000系特急車 ラストランに向かって」のポスター
です。
平成23(2012)年から同24(2013)年まで、京阪線全車両の車内で展示されていた
「さようなら旧・3000系 6回シリーズもの」のもののうちの、最初のものです。

実は、この「6回シリーズ」、初回の掲出から大変人気が高く、「旧・3000系」の引退
に合わせて「愛蔵版 ポスターコレクション」として、このように「6枚セット」として一般発売されました。

わたしもご多分にもれずこの「愛蔵版」を所蔵していますので、手持ちの「車内広告枠」に差し込んで、これらの「ポスターコレクション」をご紹介したいと思います。

まずは「次世代へ、3000系の名を継ぐ。」から。
既に、「8000系30番台」となっていた「旧・3000系」と、「中之島線開業」とともに、入
れ替わるように登場し、車番を譲ってもらった「3000系(2代目)」とのすれ違い写真で、いかにも「世代交代」を印象付けるショットです。

続いては「車体は物語る、時代を築いた誇り。」
「旧・3000系」の車体をさまざまな角度から捉えた写真です。
「常時、フルスピード運用される特急」という、「過酷な運用」を重ねていた「旧・3000系」の、しかし優美な姿が伺えますね。

続いては「今に運ぶ、古き良き年代の薫り。」です。
翌年の引退(平成25年3月)が決まり、車体更新前の製造当時の姿を再現した「クラシックタイプ」に改造された際の姿です。
車両番号は、運転台窓下に銀色の文字で「3006」号車となっていますが、本来の車番である「8081」という黒色で記された番号が、向かって左下に見られます。

続いては「テレビカー、駆け抜ける特等席。」です。
車窓の風景から「八幡市~橋本間」を走る「特急」として運用されている姿だと思われます。
本来であれば「シートの向き」は大概「進行方向(この写真では右方向)」に向いているはずですが、反対の「左側」に向いているシートもまばらに確認出来るので、この列車は「大阪方面」に向かう特急であることが推測出来ます
(この車両の「テレビ」は、画像左側の運転台側である「京都方」に設置されており、「テレビ」を見ている乗客が進行方向と逆の左側に座席を向けているため)。

続いてはこちら。
「京阪のフラッグシップ、燦然たる。」です。
「八幡市~淀間」の「木津川橋梁」を渡る姿であると推測されますが、「ポスターコレクション」の中では、わたしはこの写真は「大変力強い印象」があり、いちばん好感の持てるものです。
表題にあるように、いわば「旧・3000系」が「最も輝いていた頃の雄姿」ではないかと思えます。
ちなみに、この写真は、「淀屋橋駅」の「地下鉄御堂筋線」から「京阪電車」に乗り換えるコンコースにでかでかと掲げられていて、幼少時代のわたしでも記憶に残っています(現在では「おけいはん」の広告スペースになっていますが)。

最後はこちら。
「栄光の特急車両、旧・3000系。」です。
落成直後(昭和46年)の姿の写真をもとに作られたものだと思いますが、表題にもあるように、やはりこの「旧・3000系」というのは「京阪特急」の「黄金期」を支えた、まさに「京阪電車の看板車両」であり、なおかつ「大切にされて来た、特別な存在の車両」なのだなという印象を受けます。
今日はこんなところです。