SANZEN-HIROBAを訪ねて その33 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。
「くずはモール」内の「SANZEN-HIROBA」で展示されている「歴代ポスターギャラリー」を拝見しています。
(お詫び…この記事のアップ直後、画像が表示されない状態が続きました。
申し訳ございませんでした)
 
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今日はこちらのポスターを取り上げたいと思います
(画像を拡大してご覧ください)。
 
長年、「京阪電車」と言うと、「特急」は「カーマイン・レッド」と「マンダリン・オレンジ」、
通勤車両は「緑の濃淡」の塗装で半世紀以上親しまれていましたが、「中之島線開業」(平成20年10月)を機に、「京阪ブランド」のイメージチェンジの一環として、これら
車体色の更新(3種類)がなされることとなり、同年5月に第一陣が塗装変更され、
平成25(2013)年に「京阪線全車両」(大津線・男山ケーブルは除く)の塗装変更が
完了しました。
 
今日の記事では、これら「新塗装」の概要とともに、「新旧塗装」を比べて頂きたいと
思います。
 
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 まずは「8000系」からです。
「鴨東線開業」(平成元年10月)に合わせて登場した、「第五代目・京阪特急」です。
萱島にて。
 
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 こちらが「新塗装化後」です。西三荘にて。
ポスターの説明には、
 
 特急用車両 8000
 雅やかなハレの気分で…「エレガント・サルーン」
 2ドアクロスシートの特急用車両。雅やかなハレの気分で、京阪間を
 ゆったり旅をしていただけるクロスシート車両です。十二単や紅葉、
 祝祭、金蒔絵などエレガントなイメージを表現しています。
 
説明を見てみますと、やはり「京都」をイメージしたもののようです。
従来の特急の塗装を逆転させた配置にも見えますが、アクセントは車両中間の「金色帯」でしょうか。
 
ちなみに、この写真ですが「特急用の8000系」が「回送列車」として運転されている時のものです。
「8000系」が「特急」以外の種別に充当される場合は、正面の「鳩マーク」が専用の黒色の板で隠されます(通称「鳩隠し」と言われています)。
 
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続いては「3000系(2代目)」です。
「中之島線開業」に伴い、同線に直通する新設種別「快速急行」に充当するため、
新製投入された車両で、「優れた車両デザイン」が高く評価され、平成21(2009)年度の「鉄道友の会・ローレル賞」を受賞しました。香里園にて。
 
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木々が赤く色づいて来た初秋、「3000系(2代目)」と「2200系(新塗装)」との離合。
中書島にて。
 
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複々線を行く「3000系(2代目)」と、「2600系(旧塗装時代)」。西三荘にて。
 
ポスターの解説には、
 快速急行用車両 3000
 粋な車両で快適移動…「コンフォート・サルーン」
 粋な快適空間で都市間をスマートに移動する、3ドアセミクロスシート
 車両。
 京のれんや紺袴、石庭における川の流れ、淀川水系や水都中之島のきら
 めきなどを、風流かつ現代的な感覚で表しています。
 
と、「水の流れ」と「風流」をイメージしたデザインであることが挙げられています。
 
ただ、「中之島線開業」と同時に運転が開始された「快速急行」は、「特急の10分ヘッド化」が開始された平成23(2011)年5月のダイヤ改定で昼間時の運転が取り止められ、この形式は現在は主として「特急運用」に充当されることが多くなっています。
 
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続いては、それ以外の「一般車両」を取り上げます。
 
ご紹介するのは、「2200系」です。
昭和39(1964)年に製造が開始され、今年で製造初年の車両は「50周年」を迎える
古参車両です。
徐々に廃車が進んでおり、経過が注目されている形式です。萱島にて。
 
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 こちらが「新塗装化」された姿です。
「古参車両」ではありますが、個人的には、結構、若返ったような感もあります。
西三荘にて。
 
ポスターの説明には、
 
 一般車両
 街と街とをつなぐ…「シティ・コミューター」
 京阪線の各駅を結ぶロングシート車両。緑色は樟葉~淀間に代表される
 緑あふれる沿線風景をイメージするとともに、成長・発展・若々しさと
 いった京阪の企業姿勢を象徴しています。
 
 
と、「沿線に残る緑」と、旧塗装時代の「通勤用車両」の「緑」が伝承されていることがわかります。
 
「成長・発展・若々しさといった京阪の企業姿勢」という件がありますが、「京阪電車」は「進取(しんしゅ)」という言葉を大切にされているようで、「常に新しいことに積極的に挑戦していく」という「社風」が古くからあるそうです。
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。