京阪電車開業100周年記念 「ひらかた大菊人形 龍馬伝」訪問記 その7 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんおはようございます。
前回からの続きです。
「ひらかた大菊人形 龍馬伝」が開催されている、「ひらかたパーク」を訪問しています。
 
イメージ 1
 
菊の鮮やかな色、香りと、菊師さんの職人芸を楽しんで来ました。
と、出口にこんな人が…
 
イメージ 2
 
まわりがざわざわしていてよく聞き取れなかったのですが…
「3D龍馬」だそうです。
「成長した日本の姿を見に来たのぜよ!」などと、連呼していました。
 
ちなみに、この「3D龍馬」の隣にパンフレットを持った案内の人が居たので、どうやら「商品」としてのデモを
やっていたようです。
 
イメージ 7
 
続いては、「菊人形100年」の歴史を振り返るパネル写真展です。
 
イメージ 8
 
おお~大仏がありますね。
 
そもそも、「その年のNHK大河ドラマ」が「大菊人形」のテーマになっていたのですが、かなり昔はそうでは
なかったようですね。
 
イメージ 9
 
「人形浄瑠璃」の場面ですね。
「人形」を扱う人も「人形」です(笑)
 
イメージ 10
 
こちらは「忠臣蔵」ですね。殿中でござる。
 
イメージ 11
 
こちらは「風林火山」と「毘沙門天」なので、「信玄と謙信」ですね。
 
甲冑の菊の装飾が妙にしっくり来るような気がします。
 
イメージ 12
 
こちらは「太閤記」、「秀吉の茶会」の一場面でしょうか。
 
イメージ 13
 
展示の最後には、「記念写真コーナー」なるものがありました。
「新婚旅行」で薩摩を訪れた「龍馬」と「お龍」ですね。
 
イメージ 14
 
人形を自由に見られるので、普段は見ることの出来ない裏面をのぞいてみます。
細かく造形された骨格に、細い菊を編みこんで装飾しているのがわかります。
 
イメージ 3
 
日常、目にする「大輪の菊」ではなくて、花も小さい品種のようです。
これを必要に応じて束ね、衣装が模様作られています。
 
イメージ 4
人形を下から見たところ。
すき間なくびっちりと、しかも細かい作業なのがわかりますね。
 
この技術…何十年も修行しないと身に付かない、と言われるのもうなずけます。
 
イメージ 5
 
こちらは「胴殻(どうから)」と言われる「骨格」です。
しかし、この細かさ精密さ…
これを作る時点から相当な手間暇ですよね。
 
イメージ 6
 
「菊人形」に使用する菊は、「人形菊」と言われる特殊な花なのだそうです。
それも1週間から10日前後で枯れたり変色したりするので、その都度植え替えが必要という、大変デリケート
なものです。
 
毎年、何気なしに「菊人形」を見ていましたが、ここまでの労力を注いでいたとは…
今回、裏方の作業を知ることが出来たおかげで、関係者の方々に本当に脱帽です(^^ゞ
 
菊人形に限らず、「伝統産業」と呼ばれるもの、後継者が育たない、ということをよく耳にするのですが、技術が
いったん途絶えてしまってからでは「復活」させるのもやはり困難なのでしょうね。
この先も、ぜひ伝承して行って頂きたい技術だと思います。
 
次回に続きます。
今回はこんなところです。