京阪電車開業100周年記念 「京阪ミュージアムトレイン」 その4 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは、前回からの続きです。
京阪中之島駅(大阪市北区)から「京阪電車開業100周年記念」の「移動式鉄道博物館」、「京阪ミュージアムトレイン」の様子をお伝えしています。
 
イメージ 9
 
今日は「3号車」からです。
 
イメージ 16
 
イメージ 10
 
今年、運転開始から60年を迎えたという「京阪特急」がテーマでした。
 
イメージ 11
 
現在では、「テレビカー」以外にも「2階建て車両」の連結などで知られている「京阪特急」ですが、運転開始した1950(昭和25)年当時は、朝は大阪方面へ、夕は京都方面へ向かう、それぞれ2本ずつが運転されていました(現在の通勤特急のような感じでしょうか)。
 
イメージ 12
 
イメージ 13
 
ダイヤグラムの赤いラインが「特急」だそうです。
 
イメージ 15
 
余談ですが、この「ミュージアムトレイン」展示と時を同じくして、「京阪特急60周年」の記念ヘッドマークを掲示した特急が運転されていました。
 
イメージ 14
 
「特急車の系譜」というパネル展示です。
 
1950(昭和25)年に特急の運転を開始した時の車両は、戦前製の状態のいい車両(1000型)を使用していたのですが、1951(昭和26)年には、「特急専用車両」として「1700型」という車両が新造されました。これが「京阪特急の第1代目」と言われているようです。
 
その後、1953(昭和28)年には、「テレビカー」を初めて連結した「1800系」車両が登場し、以降、現在の車両まで連綿と続いています。
 
イメージ 19
 
「京阪特急」の誉れな一日、という写真。
 
1978(昭和53)年、皇太子ご夫妻(現在の天皇皇后両陛下)が沿線にある皇室ゆかりの「石清水(いわしみず)八幡宮」(京都府八幡市)に行啓された折、特別整備された「テレビカー」に乗車された時のスナップです。
 
イメージ 20
 
イメージ 21
 
こちらは、歴代の特急車両の全面を飾った、京阪特急のシンボルマーク「はとマーク」の展示です。1952(昭和27)年に一般公募で選出されたものだそうで、現在までそのデザインが引き継がれています。
 
イメージ 1
 
続いてはこちら。
「4代目京阪特急」で使用されていた「転換式クロスシート」と、乗客誘致の看板が展示されていました。現在の特急の座席の柄は、「紺系統」のものに取り換えられているのですが、かつては長年にわたりこの「茶色のストライプ柄」の座席が使用されていました。私などは「なつかしいな」と思えるしろものです。
 
実は、この「転換クロスシート」、廃車になった時大量に売却されていたことがありました。当時中学生だった私も例に漏れず「うちにも一台買わんか」などと言っていたのですが、一台100キロ重するとかで「家の床が抜けるわ」などと却下されたのを思い出します。値段は…忘れました。そんなに高くはなかったかと思いますが。
 
イメージ 2
 
こちらは、かつて淀屋橋駅の地下鉄御堂筋線の改札を出てすぐの壁面に設置されていた看板だったかと思います。大変でかでかと展示されていました。
 
イメージ 17
 
イメージ 18
 
また、この3号車、「運転台が設置されている車両」ということで、実際に運転台に入ってブレーキなどの機器を操作することが出来ました。これはうれしい。
 
イメージ 3
 
続いては「テレビカー」の展示です。
 
「京阪特急」名物の「テレビカー」は、1編成につき1両連結されているのですが、側面にはこのような銀のエンブレムが取りつけられています。近くで見るとより目立ちますね。
 
イメージ 4
 
ところで、先日の記事で「テレビカー」についてのレスを頂きましたので、「実際のテレビカーってどんなものか」ということで、実際の様子をレポしたいと思います。
 
イメージ 5
 
「テレビカー」は、8両編成の特急列車の中、京都側から5両目に連結されていて、テレビも京都側に設置されています。ちなみに、となりは「ダブルデッカー(2階建て車両)」です。
 
イメージ 6
 
テレビはBS内蔵の21インチのもので、地デジ対応済みなのだそうです。
 
普段はNHK-BSが放送されていますが、チャンネル権は乗客にあるということらしいので、車掌さんに頼み込めばチャンネルを変えてくれる、とのこと。
京阪の路線の終端部は「地下線」になっていて、いちおう、地下線内でもテレビは受信出来る仕組みになっているのですが、やはり映りが悪いようです。
 
イメージ 7
 
地上に出て来ました。通常はこのように、ぶれずに映ります。
 
イメージ 8
 
「うまく考えているなあ」と思ったのが、テレビの周りの蛍光灯だけ消灯していることでしょうか。照明がテレビ画面に反射して、映像が見えにくくなるのを防止しているようです。
 
また、各座席の側面には「テレビ音声スピーカー」のスイッチも取りつけられ、音声の切り替えが各乗客で出来るという工夫もなされています。
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。