みなさんこんにちはー
前回からの続きです。
開幕初日の「愛・地球博」会場、アジア各国のパビリオンが集う「グルーバルコモン1」からお送りしています。

今日は「イエメン館」からです。

入口には、やはり国旗と国家元首(大統領だそうですが)の近影が掲げられています。
赤い鮮やかなレンガ積みが印象的ですね。
イエメンは、アラビア半島の南西に位置する国で、半島の中でも「古くからのアラブの雰囲気」が色濃く残って
いるところだと言います。
先日のサウジアラビア同様、やはり紅海での海上貿易が盛んで、またコーヒーの一大生産地だそうです。
余談ですが、コーヒーは、アフリカ大陸のエチオピアからここイエメンを経由して、ヨーロッパに伝わり、当時
からやはり「眠気覚まし」という目的で、「薬」として使用されていたとのこと。

館内に入るやいなや、にぎやかな太鼓や笛の音楽が飛び込んで来ました。

館内は、昔からの建築が多く残る首都「サヌア」の街並みを再現し、パネル展示で歴史を振り返るというもの。
驚いたのは、住居を再現した建物の中で、住民の方々(?)がくつろいでいたこの光景でした。
では、観覧記録です。
①イエメン館
(いえめんかん)
②(出展)イエメン共和国
③(初来館)2005・3・25
④(形式)展示自由観覧
⑤(初来館時の待ち時間)なし
⑥(観覧困難度数)自身 ☆ 一般 ☆
⑦(もう一度行きたい度)☆☆☆
⑧(対象)万人、女性は喜ぶか
⑨(内容)☆☆☆☆
⑩(ハード面)☆☆☆☆
⑪(総合評価)☆☆☆☆
⑫サウジアラビア館の隣、カタール館にはさまれる形で存在している。
初日にはまだ展示品の据え付け工事などが行われていて、内部の一部はがらん どうな状態だった。
当地の市場を彷彿とさせる作りで、通路はやや狭いが装飾品、調度品などが所
狭しと並べられており、まるで現地のそれに迷い込んだような感さえある。
2Fもグッズの販売(絵はがきなど)コーナーと、催事が出来るスペースが
ある。来館時、ちょうど現地の踊りをやっており、取材の現地TVが入っていた。
また、2Fは張り出したバルコニーのような形になっており、その部分に階段と
エレベーター、また現地の住宅の部屋内部が再現されており、調度品や寝具
などが並べられていた。
限られたスペースの中、エレベーターの設置などバリアフリーに努めているの
は評価出来ることではないかと思われる(職業柄目に付く)
その中でパビリオンの人(と思われる)がくつろいで談笑しているのには驚いた。

続いては「スリランカ館」です。
パビリオン正面にぶらさがっている▽形の旗は、ご当地では縁起のよいという伝統的な装飾品だそうです。

館内に入ってまず目に付くのがこちら!(画像右下をクリックすると拡大します)
天井一面を覆う実にきらびやかな織物。
現地で「ドゥンバラマット」という、ロウ染めの伝統的な織物だそうです
(天井からぶらさがっている装飾もそうです)
ちなみに、天井部分のものだけで総面積が1000平米ほどあるそうです。。。
天井の豪華な装飾の下には、現地の標準的な仏教寺院が再現されており、内部にはやはり仏像が安置されて
いました。

ここスリランカでも伝統的な工芸が盛んだとのこと。
まずは、さきほどご紹介した、パビリオンの天井を彩っていた「ドゥンバラマット」織りの実演です。

その横では「宝石加工」の実演がなされており、展示の中でもひときわ多くの人々が群がっていました。
では観覧記録です。
①スリランカ館
(すりらんかかん)
②(出展)スリランカ民主社会主義共和国政府
③(初来館)2005・3・25
④(形式)展示自由観覧
⑤(初来館時の待ち時間)なし
⑥(観覧困難度数)自身 ☆ 一般 ☆
⑦(もう一度行きたい度)☆☆☆☆
⑧(対象)万人
⑨(内容)☆☆☆☆
⑩(ハード面)☆☆☆☆
⑪(総合評価)☆☆☆☆
⑫同コモンのサウジ、イエメンのパビリオンと比べて2倍の大きさがある。
国名を聞いても、「セイロンティー」と「ズームイン朝!のワンポイント英会話」
の「ウィッキーさん」しか出てこないのだが。。。
館内に入ると、まず目に付くのが天井の豪華絢爛な刺繍の織物である。
説明書きによると、現地での伝統的な工芸だとのこと。
その下には、仏教国ということで現地の寺院が再現されている。
例によって、やはり立派な仏像が展示されていたりする。
館内中央付近では、名産品だという「宝石」の加工、あるいは件の織物の
実演がなされていて、やはり「宝石」のところに多くの人だかりが出来ていた。
やはり豪華な装飾と寺院、これは見ものであると思う。

続いては「モンゴル館」です。
パビリオン入口には「パオ」の展示が。

先日引退興行をしていた「朝青龍」や「白鵬」が思い浮かびますが、やはり「大草原」をイメージしてしまいます。
内部でも「パオ」の展示がありました。
「実際に家の中に入れる」ということで試してみましたが、第一印象としては「入口が狭いなあ」(当方、身長は175
センチですが)と思ったのですが、内部は以外に広く、絨毯が敷き詰められた室内はとても居住性にとんでいる
のかなという印象でした。
保温効果にも優れているとのこと。
この他にも、「モンゴル相撲」をはじめとする伝統的スポーツや、豊かな自然の中での酪農についてなどの展示
が続きました。
観覧記録です。
①モンゴル館
(もんごるかん)
②(出展)モンゴル国政府
③(初来館)2005・3・25
④(形式)展示自由観覧
⑤(初来館時の待ち時間)なし
⑥(観覧困難度数)自身 ☆ 一般 ☆
⑦(もう一度行きたい度)☆☆☆
⑧(対象)万人
⑨(内容)☆☆☆☆
⑩(ハード面)☆☆☆
⑪(総合評価)☆☆☆
⑫「大草原」「(暴れん坊)朝青龍」が浮かぶ「モンゴル」。
パビリオン入口には、象徴的なものとしてだろうか「パオ」が展示されている。
館内には、実際に内部に入れる大きな「パオ」もあり、意外にもしっかりした
つくりでなかなか居住性はよさそうである。
というか、もともと「遊牧民族」のために移動出来る構造になっているのだと
言い、なかなか興味深い。
また、現地の文化紹介のコーナーでは「馬頭琴」の展示もあった。
「馬頭琴」が出て来る「スーホーの白い馬」という絵本を、昔読んでもらったこと
を思い出す。
「観覧記録」は、万博当時にまとめた文章なのですが、「(暴れん坊)朝青龍」というくだりを読むにつれ、「当時
からそうやったんやなあ」と感じました(^^ゞ
次回も「グローバルコモン1」からお届けします。
今日はこんなところです。