ひらかた大菊人形 今年限りの復活 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんばんは。
今日も蒸し蒸しとした一日でしたが、いかがでしたでしょうか。
 
さて、先日の朝日新聞(大阪版)に、嬉しいニュースが載っておりましたので今日はその話題です。
 
さっそく、その記事からです。
 
asahi.com(朝日新聞社)「ひらかた大菊人形」今秋限りの復活 京阪100周年で 
 
京阪電鉄ホームページ 今秋限定『ひらかた大菊人形』が復活します(PDFファイル)
 
大阪府東部、京街道の宿場町であった「枚方(ひらかた)市」に、京阪電鉄が運営する「ひらかたパーク」と
いう遊園地があります(「ひらパー」とも言いますが)。
ここでは、秋の風物詩としてその年のNHK大河ドラマをテーマとした「大菊人形展」が、毎年秋に開催されて
いました。
 
ちなみに、市の花もこれにちなんで「きく」で、市のコミュニティーFMは「きくFM」だそうです(→「聴く」と「菊」)。
 
「菊人形」といいますと、福井県の武生なども有名ですが、こちらの菊人形は「関西の秋の風物詩」という
のでしょうか、かつては大変なにぎわいであったそうです。
しかし、菊人形を作る「菊師」さんの高齢化と、後継者不足からこの年をもって、終了となってしまいました。
 
終了後、市民の方々やひらかたパークの従業員の方々が、菊師から指導を受けて菊人形の技術伝承に当
たって来られたという話を聞きました。
 
実は、私の母親の実家が京阪電車沿線ということで、「ひらかたパーク」や「大菊人形」の催しには親しみが
ありまして、大菊人形は終了前の数年間などは毎年(母親曰く、菊の咲き具合が一番いいといわれる11月
上旬を狙って)出かけておりました。
 
人形の精巧さ、美しさはさることながら、展示館の中に一歩足を踏み入れた時のあのみずみずしい独特の
菊の香り…(小さいときはこれがとても苦手でしたが、年とともにかぐわしくなりました)
毎年、この時期を楽しみにしていました。
 
残念ながら、2005(平成17)年秋でこの催しは終了してしまったのですが、先日、「復活」の一報を耳にし、
最後の回である「ひらかた大菊人形 義経」のパンフレットを引っ張り出して来ました。
 
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この年のNHK大河ドラマは「義経」(タッキーこと滝沢秀明が主演)でした。
 
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「菊人形のつくりかた」という記事が載っていました。
「菊人形」というのだから、単に人形に花を付けているだけではないのかと思っていたのですが、「人形師」
と呼ばれる人が基礎・骨組みから骨格を組み、竹ひごで丁寧に人形の輪郭を整えて行く。
 
さらに「衣装」として、ようやく菊の花を植え付けていくそうです。
 
また、菊は特に乾燥に弱いそうで、一日に何回も水をやらないとすぐに枯れてしまうそうです。
 
それでも10日くらいしか持たないそうで、その時には菊をすべて植え替えるという大変な手間暇がかかる
そうです。
(菊師の方々は、この期間中、泊まり込みで作業に当たっていたとのこと)
そういえば、過去に見に行った時に開館中にも関わらず、植え替えをしていたのを思い出しました。
 
伝統芸能を守る、と一口に言いますが、これまでの技術を習得するにはやはり何十年もかかるのでしょうか。
後継者が出来づらいという理由も、何となく分かるような気がします。
 
今回、主催の「京阪電鉄」が開業100周年ということで記念のイベントとして、今年限りの復活となったようで
すが、個人的には、これからも楽しみにしたい催しのひとつであります。
(先の話ですが、このレポもぜひやりたいと思っています)
 
ちなみに、題材はやはりNHK大河ドラマ、今年は、福山雅治さん主演の「龍馬伝」だそうです。
 
今日はこんなところです。