前回からの続きです。
JR阪和線、「富木(とのき)駅」についてのレポートです。
改札から、ホームへと戻ってみます。

自動改札にみどりの窓口と近代化されています。最新型新幹線、N700系の看板などが掲げられていますが…
電車が到着した時には賑わっていますが、それ以外は静かです。

改札付近の天井、総木造です。
大阪近辺ではなかなか見られない姿です。

屋根の支えとかすがいのアップです。
無骨ですが味があるように思います。

さきほど降り立った、和歌山方面ホームです。
ホームの上屋も、やはり木造です。
(大阪方面のそれは鉄骨でした)

随分、手の込んだ造りです。

接合部分のアップです。
これを見た瞬間、「木をどれか一本でも抜いたら崩壊するんとちがうか」と思いました(笑)
実に手が込んでいます。
しかし、木造というのは味がありますね。
「古い駅舎」というのは、それこそ全国に有名どころが点在していますが、不遜な言い方をあえてしますと、こういったマイナーな駅(本当に失礼ですね。すいません)に、保存目的ではなく自然に使用されている、というのはある意味、大変貴重な存在ではないかと思います。
いいものを見られました。
ここでいったん自宅へ戻ることにしました。
次回以降も、この駅からさらに南へ、昭和初期の面影を追求する訪問を続けたいと思っています。どうぞおつきあいくださいませ。
今日はこんなところです。