行雲流水的くっぞこ -65ページ目

PAIN OF SALVATION「ONE HOUR BY THE CONCRETE LAKE」

 ジャンルとしてはミクスチャーロックというかプログレメタルになるのかな?

 PAIN OF SALVATION「ONE HOUR BY THE CONCRETE LAKE」(1998年)


 ペイン・オヴ・サルヴェイションは、1984年スウェーデンでREALITYとして結成。1992年にバンド名を改名して、1997年にデビュー。


 リーダーのダニエル・ギルデンロウさんを中心とした5人編成。この盤は2ndアルバム。


 POSの音楽性として一番の特徴はそのドラマチックさでしょうね。全てのアルバムが必ず一枚全編を通じて大きなテーマを持たせたコンセプトアルバムとなっています。でも、コンセプトアルバムと言うと、理屈っぽくってサントラみたいな感じで退屈なアルバムなんじゃないか?という偏見が、どうしてもつきまとう…のは私だけ?(笑)

 POSの楽曲は、基本的にダニエル・ギルデンロウさんのボーカルが中心となっているので、コンセプトアルバムと言えどメロディアスで聴きやすいです。

 POSのもう一つの特徴として、暗ぁ~いメロディですね。重いコンセプトと伴って、暗くてドラマティックなメロディが良いんですよね~


 この2ndアルバムでは、そういう聴きやすいメロディではあるんですけど、他のアルバムに比べて、よりメタルぽいんですよ。文字通り”プログレメタル”なアルバムと言えます。


 この「ワン・アワー・バイ・ザ・コンクリート・レイク」はロシアにあるというカラチャイ湖が舞台。

 ソ連時代、核兵器開発で発生した核廃棄物は50年もの間ずっとカラチャイ湖に捨てられていました。当時は湖岸に一時間いただけで死に至るほど、湖の放射能量は強かったそう。現在、湖はコンクリートで固められているそうです。

 そのカラチャイ湖の話を中心に、戦争や兵器産業、核汚染をテーマに展開していきます。


 PAIN OF SALVATION「INSIDE」(ライブ映像 youtube)


 そういうガチガチの重いテーマのコンセプトアルバムなんですが、前述したとおり、ダニエル・ギルデンロウさんのボーカルを中心としたメロディアスな作風なので、堅苦しくないです。コンセプトアルバムぽいといえば曲間が短いくらいですかね(笑)

辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」

 2月9日は手塚治虫先生の御命日であり、「漫画の日」でした。手塚先生がお亡くなりになって30年近く経つんだな…と。

 手塚先生の七回忌の場面から始まるこの自伝的な漫画の作者の辰巳ヨシヒロ先生もお亡くなりになられて来月で三回忌を迎えます。

 辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」


 辰巳ヨシヒロ先生は昭和10(1935)年大阪生まれ。昭和29(1954)年「こどもじま」で漫画家デビュー。平成27(2015)年逝去。


 辰巳ヨシヒロ先生はいわゆる”劇画”の名付け親であり、”劇画”の生みの親の1人です。

 この「劇画漂流」は、辰巳ヨシヒロ先生の自伝的漫画です。主人公の名前を、辰巳ヨシヒロ→勝見ヒロシ と変えてありますけど、それ以外の漫画家や雑誌編集者の名前はそのまま描かれています。


 平成7(1995)年~平成18(2006)年まで、古本屋「まんだらけ」の冊子「まんだらけマンガ目録」「まんだらけZENBU」に連載。


 勝見ヒロシ少年(=辰巳ヨシヒロ)が昭和20年代小学生で手塚漫画に触れて大ファンになり、19歳で大阪の出版社からデビュー。劇画誕生、そして上京。劇画家の集団「劇画工房」結成から解散まで。昭和34年くらいまでのことが描かれています。

 面白いんですよ!

 「劇画漂流」を読んで思うのは、みんな若かったという、至極当たり前の感想なんですけどね。

 辰巳先生はじめ、さいとう・たかを先生、佐藤まさあき先生など”劇画工房”のメンバーは全員昭和10年前後の生まれ。だからデビューは20歳前だし、この漫画のラストシーンの”劇画工房”解散の時点で全員20代前半。彼らを育てた出版社「日の丸文庫」社長・専務の山田兄弟でさえ20代です。


 こういう自伝的な漫画でいうと藤子不二雄A先生の「まんが道」が思い浮かびます。

 「劇画工房」のメンバーは、藤子不二雄先生、寺田ヒロオ先生、赤塚不二夫先生、石森章太郎先生などのいわゆる「トキワ荘」グループ(新漫画党)とほぼ同世代(藤子先生は昭和9年生まれ)。しかもどちらも手塚漫画の大ファンであり、根っこが同じなんだなと。

 「まんが道」の中で、デビュー直後の足塚茂道(=藤子不二雄)が劇画みたいな漫画を描いて、それを読んだ出版社の編集者から、「これは漫画なの?」と言われてしまうエピソードを思い出します。辰巳先生のデビューと同時期のエピソードですが、東京の雑誌社と大阪の貸本出版社の違いなのかもしれません。


 実兄も後に桜井昌一として漫画家デビューするんですが、目指す漫画家としてのスタンスの違いからの色々な葛藤や様々な助言などいいコンビで興味深いです。二人とも漫画家としてデビューして劇画の旗手として活躍しますし、天才兄弟ですよね!


 劇画の誕生母体となった”貸本”と”貸本業界”ですが、1960年代後半に衰退したので、1970年代の生まれである私は、子供の頃には周りに”貸本屋”が無くて、その存在自体を全然知らなかったんです。

 1990年代の大学の頃、水木しげる先生のインタビューやエッセイを読んだり、サブカル雑誌「クイックジャパン」が創刊されて、いわゆる「消えた漫画家」と題した一連のルポや竹熊健太郎さんのインタビュー、クイックジャパンで出版された徳南晴一郎先生などの貸本系マンガの復刻を読んだり。

 そういう事で、以前は”貸本屋さん”というものがあり、貸本専門の出版社もあった、という事を初めて知ったんですよね。

 …そう言えば近くに”貸本”という看板が出たお店があるな…と初めて気が付いたくらいでした(その店には結局行かずじまいでした)。


 劇画にも詳しくなかった当時の私は、ちょうど佐藤まさあき先生の自伝「劇画の星をめざして」が出た頃で、それを読んで辰巳ヨシヒロ先生はじめ劇画家の皆さんを知ったんですよね。

 辰巳ヨシヒロ先生、佐藤まさあき先生、どちらも劇画の誕生に立ち会われた方々で、「劇画工房」のメンバーですけど、立場の違いもあって同じ出来事であっても別な側面が見えて来て興味深いですね。


 年表を見ると、辰巳先生は最晩年、「劇画漂流」の後の話を描く「劇画漂流 第二部」を執筆されていたそうですけど、平成27(2015)年3月に逝去されたので、それはどうなったんでしょうかね。

「KBC長浜横丁 スナックまりこ」手ぬぐい 到着!

 地元福岡のラジオ番組「KBC長浜横丁 スナックまりこ」の特製手ぬぐいが当たって、到着しました!

 パーソナリティの真璃子さんと、ボビー・ジュードさんのサイン入り!

 ありがとうございます!

 うれしいです!

プリズム「プリズム」

 ここ数年やってる干支ジャケ! 今年は酉年という事で、鳥のジャケットの音盤!

 鶏だと少ないかな~と枠を広げて鳥類全般で考えたら、今度は候補が多すぎて全然決まらない(笑) という事で今年はこの盤!

 PRISM「PRISM」(1977年)


 プリズムは1975年結成の日本のジャズロック/フュージョンバンド。1977年デビュー。今も活動中。


 地中海の沿岸を思わせるような風景。

 砦なのか城跡なのか石造りの建物の丸窓(のぞき穴)から見えるのは白い外壁の建物と海岸線。そこを飛ぶカモメ…カモメですよね…多分(詳しくないので違ってたらすいません 笑)

 ↓カモメが小っちゃいので拡大してみました。見えますかね?

 プリズムのジャケットはきれいな写真が多いです!


 この盤はプリズムの1stアルバム。

 この盤ではツインギター・ツインキーボードの6人編成。和田アキラさんと元四人囃子の森園勝敏さんのギターサウンドを中心とした音。

 ジャケットにカモメが写ってるように、リターン・トゥ・フォエバー(笑)…というかアル・ディ・メオラさんやサンタナさんみたいなラテンな曲も。1曲だけ女性ボーカルが参加した曲が収録されていますが、基本的にインスト。

 前半のA面はさわやかな「ソフトサイド」、後半のB面はエネルギッシュでテクニカルな「ハードサイド」と分けられて収録されていますが、どちらも最高ですね~

 プリズム”ヴァイキングⅡ”(ライブ映像 youtube)

高橋名人からの年賀状 平成29年

 ファミコン名人・高橋名人から年賀状が届きました!

 正確には年賀状じゃなくて、年賀のお手紙。

 去年の年末にネット番組「高橋名人の16ショットTV」で年賀状プレゼントの企画があったんですね。ただ、諸々の理由でメールでの応募ではなくて、高橋名人に年賀状を出して、それにお返事を送るという形での年賀状企画でした。

 ところが、年が明けて応募の年賀状が大体全部来たかな?という頃に、名人が返事用の年賀状を郵便局に買いに行ったら、すでに年賀状は販売終了して買えなかったそうです。それでお手紙になったとの事。


 名人のサイン入りの手紙と、雑誌「コロコロアニキ」の企画で滝行する名人の写真と、愛車に乗る名人の写真2枚入り!

 ありがとうございます!