行雲流水的くっぞこ -2ページ目

奇怪夜行2024 大広間怪談

 8月8日、地元柳川の御花で行われているイベント「奇怪夜行」の一環で、怪談会が行われているんですが、行ってきました!

 「奇怪夜行」というのは、柳川の近く、八女の名産品のちょうちんとのコラボイベントで、ちょうちんと妖怪、幽霊などをテーマにした怖くて可愛いイベントです。

 

 この会場の御花というのは、旧柳河藩のお殿様の御屋敷の事で、戦後、料亭旅館になりましたが、今も殿様の立花家が営んでいる施設です。明治になって建てられた洋館と和室と日本庭園が広がる観光名所のひとつです。

 ちなみに私の高校の卒業アルバムの私の組のクラス写真は、御花の前で撮っています(笑)

 

 怪談師は二人で、城谷歩(しろたに・わたる)さんと琴乎沙亜揶(ことこ・さあや)さん。城谷歩さんは以前からDVDや動画サイトで見て好きな怪談師さんで、琴乎沙亜揶さんも動画サイトで見た事がある怪談師さんでした。

 

 開演時間は夜七時ですが、6時半前に御花に到着。

 会場は御花の日本庭園が一望できる大広間。演者さんの高座の後ろがふすまで、ふすまは締めてありますが、ふすまのガラス窓から庭がよく見えます。

 

 最初は、スタッフの方による学生時代の友人の実家の島での体験談。

 

 次は、琴乎沙亜揶さん。小倉のご出身で去年上京して怪談師として活動を始めたそうです。

 最近体験したという、出演した怪談イベントの後に乗った電車での、いわゆる”人怖(ひとこわ)”の体験談。そして会場のお客さんからお題を募ってそのお題に沿った短い怪談を話す怪談でしたが、20くらい話されたんじゃないですかね~私も3回採用されました(笑)

 

 7時50分で一回休憩をはさんで8時からまた再開。そこで障子が開けられました。もう日は沈み暗くなって御庭はライトアップされています。

 

 最後に城谷歩さん。

 怪談は3話。城谷さんご自身の若い頃の俳優仲間との怖い体験談。10年ほど前に知り合った若い女性から聴いた一人暮らしの顛末。怪談バーで働いていたときのお客さんの若い女性から聴いた兄の葬式の不思議なお話。

 いや~怖かった~

 

 9時過ぎで怪談の会は終了。

 

 その後は、御花の玄関で、城谷歩さんと琴乎沙亜揶さんとのツーショット写真撮影会。

 私は色紙にお二人のサインを頂きました! 

 ありがとうございました!

竹田人造「AI法廷の弁護士」

 近未来の日本を舞台にした法廷ミステリの連作短編集です。

 竹田人造「AI法廷の弁護士」

 

 竹田人造さんは、1990年東京生まれ。2020年デビュー。

 

 裁判の件数が増えて対処が難しくなったため、人間の裁判官をやめ、全ての裁判官をAIに変えた、ごく近未来の日本が舞台です。

 

 主人公は、弁護士の機島雄弁(きしま・ゆうべん)

 AI裁判官の印象を良くするために、自分の顔や体を整形し、服装、表情、しゃべり方などなど、全てを研究して、それだけでなくAIの盲点やバグなどをむりやり突いて、犯罪スレスレに勝訴を勝ち取る無敗の弁護士。それだけに世間の評判は悪い(笑)

 

 法廷ミステリなんですけど、とてもドラマチックで派手な展開になっています。

 解説でふれられていますが、この小説に影響を与えた作品として、ドラマの「リーガルハイ」、テレビゲームの「逆転裁判」、SF小説の宮内悠介「スペース金融道」だそう。

 「逆転裁判」は好きな探偵モノのゲームですが、ああいう「異議あり!」の声が飛び交うような派手な小説となっています。

 AIを相手にしたミステリだけに、その方面の専門用語がよく登場します。私はそう言う方面はあまり詳しくないので、そういう用語があまりよく分からなかった事を差し引いても…(笑)…面白い!

 

 最初はそういう軽めのオハナシだったのが、だんだんシリアスなオハナシになっていって、読み応えもあって面白かった~

Damian Hamada's Creatures魔界小学校修学旅行~聖地巡礼 福岡公演

 6月29日、ダミアン浜田陛下のバンドである「Damian Hamada's Creatures」(以下DHC)の福岡公演へ行ってきました!

 ダミアン浜田陛下を簡単に説明すると、聖飢魔Ⅱを結成した元リーダーで、1985年のレコードデビューの時は就職して抜けていた、と言うおかた。地元の山口で高校教師をされていたんですが、定年を前に早期退職されて、2020年に10万59歳(!)でメジャーデビューされたんですね。

 そのバンドDamian Hamada's Creaturesのライブに行ってきたんです。

 

 CDでは、ダミアン浜田陛下は演奏に参加しないで、作詞作曲編曲のみ。ライブでは数曲演奏に参加されるかたちです。

 ライブの日時が「D.C.26年」とかかれているのは、魔暦26年の事(笑) 「D.C.」は「DEVIL’S CALENDER」の略です(笑)

 聖飢魔Ⅱが1999年に地球を征服して解散した年が、魔暦元年になります(笑)

 

 29日は小雨。会場は福岡のライブハウス、ドラムBe1。

 開演に何とか間に合いました~

 傘をたたんで、ロッカーへ荷物を置いて1階のフロアへ戻ると、椅子が置かれています。実は全て指定席なんです。この会場で椅子席は初めて。

 

 会場の説明を、福岡出身のベースのリリス一ノ瀬さんが福岡弁でやってました(笑)

 

 1曲目は新譜の1曲目「審判の日」

 2曲目は「バベル」

 

 もう曲順は覚えていませんが、新譜「最後の審判」と前作「運命の支配者」の収録曲を中心としたライブでした。

 

 「魔王凱旋」の曲が演奏されて、ついにダミアン浜田陛下が登場!

 

 テクニカルなツインギター、ベース、ドラム、ボーカルの5人編成で、時々ダミアン浜田陛下がギターで参加してトリプルギターになって最高!でしたね~

 

 ダミアン「先日まで埼玉のFMでラジオ番組をやっていて、最終回をむかえた

    のジャガー、「悪魔の叫び」というコーナーをやっていた。

    それをここで再現したいと思う」

 ベースのリリス一ノ瀬さんのメールが紹介されたんですが、一ノ瀬さんが福岡出身という事で、明太子についての内容でした。それをダミアン陛下が読み上げていたんですけど、ここでダミアン陛下の天然ぶりが炸裂して「スケトウダラ」を「スケトゥーダラ」だと勘違いして連呼されていたので、会場中は大爆笑(笑)

 

 エンディングでは、ダミアン浜田陛下が音頭をとって、がんで闘病中のデーモン小暮閣下へ会場全体でご回復をお祈りしました!

 

 楽しかった~次回も見たいナ~

コロナにかかった話 2024

 コロナにかかってしまいました~

 変な言い方ですけど、初めてのコロナ。

 

 7月3日、朝からのどが痛かったんですよね~そのときは風邪をひきかけたかな~と思っていました。

 夜、居眠りしていて10時頃起きたら、熱っぽいんですね。体温計を見たら38度5分(私は平熱が35度5分)。もう一度測ったら38度8分。味覚障害は無かったんですけど、発熱してるので明日コロナの検査へ行こう~と。

 

 翌7月4日、朝一で近所の病院に電話して、自動車を指定された病院の玄関のそばに止めて待機。

 今数ヶ月前から、足の親指の付け根をケガしてる(糖尿病なのでヘタすると足の指を切断?笑)ので、毎日通院している行きつけの病院です。

 

 車の中で、看護婦さんから鼻の奥に細長いプラスチックの検査キットを突っこまれて、少し痛かった(笑)

 

 検査結果はすぐに出て、インフルエンザは陰性、コロナは陽性でした~

 

 コロナの検査は、今はお金がかかるんですよね~(笑)

 5日間は安静にしてほしいとの事。扁桃腺の腫れを抑える薬と、熱冷ましの薬をもらって帰りました~

 

 糖尿病は重症になりやすいと言われてて、ビクビクしてましたけど、今のところ味覚障害も出てないですし、息苦しいわけでも無いですし、軽症みたい~後遺症が出なければいいな~と。

坂木司「アンと愛情」

 お仕事日常の謎ミステリの「和菓子のアン」シリーズの3巻目です。

 坂木司「アンと愛情」

 

 主人公は梅本杏子(うめもと・きょうこ)。ニックネームは「アンちゃん」

 都心のデパートの地下売り場にある和菓子「みつや」の売店でアルバイトとして働く、食べる事が好きな、ぽっちゃり気味な20歳の女の子。実家は東京郊外の下町で、両親と同居しています。

 

 その「みつや」デパ地下売店を訪れるお客から持ち掛けられる質問と、和菓子の歴史や情報などを絡めたミステリ。

 「みつや」デパ地下店の他の3人の店員も濃ゆいキャラなんですね。

 美人で仕事もカンペキだけど性格がオッサンでファッションセンスが散々な椿店長。和菓子職人で仕事も知識もカンペキにこなすけど性格が乙女チックな(男です 笑)立花さん。元暴走族の大学生で人妻のアルバイトの桜井さん。

 

 この「アンと愛情」では、舞台がデパ地下だけでなく、アンちゃんのプライベートのエピソードも広がっていきます。

 アンちゃんが二十歳になったという事で、成人式のエピソード。アンちゃんと2人の幼なじみと金沢へ旅行へ行って、金沢の和菓子を絡めたエピソード。などなど。

 

 次の巻はまた変化がありそうですし、楽しみです。