平成二十一年のさくら
夜のニュース番組を見てて驚いたんですけど、福岡では、桜が満開だそうです。…と言うのも、私の住んでる所は、福岡県ではあるけど、福岡市内からは、かなり南下した地方なんですね。それで、桜はまだ満開にはほど遠い感じなんです。場所場所で、咲き方にムラが大きいですね~(笑)
そのニュース番組を見た後、私の部落のお宮の桜を、こっそり撮ってきたんですけどね(笑)。
↓咲き具合は、こっちのほうが、よく分かるかも。
まだこんなモンですよ~。
【豆知識】
福岡では、花は”咲く”とは言わずに、”咲す(さす)”と言います。
(使用例)
ま~だ咲しとらんごたんのも。(意味:まだ咲いてないみたいですね。)
(2009.3.30追記)
ちなみに、上の写真から1週間後。一応、合わせる為に、夜にこっそり撮ってきました(笑)。ちょっと撮った角度が違いますけど、同じ写真のところです。
それと、下の画像のその後。
結構、咲いてますよね。もうすぐ満開でしょうかね。
JEX THOTH「JEX THOTH」
この音盤、21世紀の方には、目が向いてないのかもしれませんけど(笑)、強力です。
JEX THOTH「JEX THOTH」(2008年)です。
ジャケット絵は、何だか、エドガー・アラン・ポオの小説の挿絵(ハリークラークさん画の)ぽい感じで妖しくて好きですね(違いますかね 笑)。
これは、1stなんですが、米国カリフォルニア出身だそうです。
ジャンルは、私の見立てだと、ヘヴィーなサイケデリック・ハードロックだと思います。レコード屋のサイトをうろついてみると、エピック・ドゥーム・メタルと紹介してある所もあります。
ゆったりとした曲調の、重~いギターの音の上に絡まる、サイケデリックなギター!でも、その上に乗っかってる音が、オルガンやメロトロン等、それにハスキーな女声ヴォーカルなんですよ。ここいらが完全に、1970年代前半を向いてるようなヘヴィーでサイケなハードロックになってて。ヘヴィーなギターとオルガンが絡まって、妖しくて良いですね~。ジャーマン・プログレの匂いも、何だか漂ってきそうな気もするような…しないような…(笑)
このJEX THOTHというバンド名は、その女声ヴォーカルの方のお名前です。それをバンド名にしてるのか?彼女のソロアルバムなのか? よく分からないんですけどね(笑)
↓こういう音です。
Jex Thoth”The Banishment”(youtube)
Jex Thoth”Seperated at Birth”(音声のみ youtube)
↑このyoutubeは4分半ですが、実際は3分20秒、それ以降は無音です。
Jex Thoth”Warrior Woman”(音声のみ youtube)
↑これもyoutubeは、5分半ですが、実際は4分10秒、それ以降は無音です。
こんな感じで、2008年に、こんな音を出してるのって、プログレ界隈だけじゃないんだな~というか(笑)。嬉しくなってくる音ですよ。組曲も入ってて、やっぱりそうなのかなと何だか妙に納得してみたり。とにかく強力な音盤です。
桂文珍独演会
今週2度目のライヴへ行ってきました。水曜日に行った「人間椅子」はハードロックでしたが、今日は落語。
桂文珍さんの独演会へ行ってきました。私の住んでる所の市民会館で公演されたからなんですけどね(笑)。多少補助金も出ているみたいで、安くなってました。実は、生で落語を聴くのは初めてだったんですよ。
まず、文珍さんの一番弟子の桂楽珍さんの「子ほめ」。タダ酒を飲むために、生まれたばかりの赤ん坊を褒めに行く噺。
次に、文珍さんの「粗忽長屋」。この噺は、以前何かで読んだか聴いた事があったんですけど、面白かったですね。この噺は、お客さん以外、登場人物は全員異常者ですよ、と仰ってました(笑)
女道楽師の内海英華さん。三味線爪弾きながら漫談されてました。三味線でライトハンド奏法(?)みたいなモノをやってらっしゃって、驚きました。
そして、文珍さんの「茶屋迎い」。商家の旦那が、茶屋で遊びほうけてるバカ息子を迎えに行くという噺。茶屋だけにそういう色話も(笑)
十五分休憩の後、文珍さんは黒い着物に着替えらえて、「天狗裁き」。この噺は、ものすごい展開でした(笑)。すごい噺!
↑では、落語の演目も書いてますが、私は落語は全く詳しくないので、「粗忽長屋」しか知らなかったんですけど…いやぁ~調べ物には、インターネットって、ホントに便利ですね~(笑)。パッと演目名が出てきましたよ!
文珍さん御一行は、昨日、柳川に入られて、今日午前中観光されてきたそうで、その話も、枕でされてましたね。文珍さんというと、テレビでの印象が強いですけどね。今年60歳になられるそうです。
でも、出囃子や場面転換のBGM、「茶屋迎い」での、(主人公は一階にいて)二階から聴こえてくる宴会の音(古典落語なので、宴会の音は三味線)も生演奏なんですよね~。生の落語は初めてなので、そういう所にも感動してしまいました。
二時間半笑いっぱなしで、あっという間でした。
人間椅子『狂ひ咲き~二十周年記念ベスト盤発売ツアー~』
人間椅子のライヴに行ってきました。
人間椅子のデビュー二十周年記念ベスト盤のレコード発売ツアーなんですが、実は、人間椅子として福岡に来るのは7年ぶりなんですよ。私は、その7年前のライヴは行けなかったので、人間椅子のライヴを見るのはじつに9年ぶり(笑)。あと少しで、十二支が一回りしてしまう所でした(笑)。
前回見たとき(9年前ね)は、ドラムが後藤マスヒロさんだったので、ナカジマノブさん(ドラム)がいる人間椅子を見るのは初めてだったんですよね。
会場に着いたのは、既に開演時間を過ぎていたんですが、まだライヴは始まってなくてラッキー!でした。
1曲目は「鉄格子黙示録」。もちろん今度のベスト盤収録の、歌詞付オリジナルバージョン。一気に盛り上がりましたね~。「恐怖!ふじつぼ人間」そして、「りんごの泪」。さすがベスト盤レコ発ツアーだけに、ベスト盤に収められた代表曲連発ですね。
最初のMCでは、7年ぶりの福岡と言う事で、その7年の間に、鈴木研一さん(ベース)の頭が長髪→坊主頭になったことを、早速いじられてました。
和嶋慎治さん(ギター)「7年前のライヴとは、見慣れない人が一人いますけど、別にバンドのメンバーが変わった訳ではないですので」
鈴木さん「今でも長髪の時のクセが抜けなくて、演奏中に頭をグルグルと回してしまうんですよね~髪がないのに」
1曲目「鉄格子黙示録」は、和嶋さんと鈴木さんが高校生の時に組んでた「死ね死ね団」時代のオープニングの曲だそうです。このライヴツアーで、メンバーがステージに現れる時のSEは、「死ね死ね団」時代に使ってたものをデジタルリマスタリング(笑)したものを使っているとのこと。
ここ辺りから、もう曲順を覚えていませんが(笑)。「羅生門」。いやぁ~聴けてよかった。好きなんですよ~。何だかこみ上げてくるものがありましたね(汗)
「どっとはらい」が演奏されたのはライヴの中盤だったんですが、イントロが演奏されて、「えっ、もう終わり?」と一瞬焦ってしまいました(笑)。だって「どっとはらい」ですから(笑)。
「品川心中」は、曲の合間に和嶋さんが、一人で掛け合いの落語を演じる部分があるんですね。ライヴだと、CDでの演奏と違って、こういう演出なのか~! 落語パートになると、演奏を止めて、ステージは暗転、和嶋さんにピンスポットが当たって、落語が始まる、という演出で、面白かったです。
曲間のMCは、二十周年ということもあってか、デビュー当時の話をよくされてました。
イカ天で、当時GENに在籍していたノブさんが、自分の宝物として、日野日出志さんの漫画を紹介していた番組を、和嶋さんがたまたまテレビで見ていて、ノブさんにシンパシーを感じた、とか(笑)。”宮尾すすむと日本の社長”と”ブラボー”と九州ツアーに来て、和嶋さんはライヴ終了後も興奮冷めやらず、”宮尾~”の黒沢さんとホテルを裸で走り回ったとか(笑)
アンコールは2回。終演時間は9時半。約2時間半でした。
演奏曲は、ベスト盤に収録されてる28曲中17曲演奏されてました。ベスト盤には未収録の曲も2曲(「痴人の愛」「幻色の孤島」)演奏されてましたけどね。
久々の人間椅子。良かったです。今年中に新譜が出るのかな?レコ発ツアーでまた来て欲しいですね。
ちなみに、この日(3月11日)は、研ちゃん(鈴木研一さん)の43歳の誕生日。お客の声援に「ありがと~」と応えてました。
演奏順は覚えてないので適当ですけど、演奏曲はこれで合ってると思いますので。
「鉄格子黙示録」「恐怖!ふじつぼ人間」「りんごの泪」「狂ひ咲き」「羅生門」
「品川心中」「夜叉ヶ池」「陰獣」「痴人の愛」「洗礼」「どっとはらい」「幻色の孤島」
「猟奇が街にやって来る」「道程」「幸福のねじ」「針の山」
アンコール1「賽の河原」「人面瘡」
アンコール2「地獄風景」
酒井七馬・手塚治虫「新寶島」復刻版
以前、中野晴行さんのノンフィクション「謎のマンガ家・酒井七馬伝 「新宝島」伝説の光と影」
について書いたとき、”オリジナルの酒井・手塚共著の「新宝島」を読んでみたい”と書いたんですけど、…何と実現しました!初版本の復刻版が出たんですよ~
酒井七馬・手塚治虫「新寶島」復刻版(2009年)です。
酒井七馬さんは、1905年大阪生まれ、1969年逝去。
手塚治虫さんは、1928年大阪生まれ、1989年逝去。
今年は、酒井先生が没後40年、手塚先生が没後20年になるんですね~。
この「新寶島」は、手塚治虫先生の実質的なデビュー作(昭和22年)。しかも、40万部の大ベストセラーという漫画なんですが、それ以降今まで、なかなか再版されてなかったそうなんですよ。唯一、1980年代に手塚先生自身で「新宝島」をリメイクした漫画があるだけで、なかなか読めなかったそうです。
だから、オリジナルの古本はプレミアが付いて、状態がいいモノなら、数百万の値が付くとか(驚)。案外、物持ちが良い家なら、物置の隅に数百万のお宝が、ひっそりと眠っているかも…。
でも、私の場合、『酒井・手塚両先生の「新寶島」』というより、どちらかと言うと、藤子不二雄先生の自伝的漫画「まんが道」に出てくる「新寶島」のイメージが強いんですよね(笑)。「まんが道」を読んで、「新寶島」の存在というか、初期の手塚作品の作品名を知ったんですよ。だから、初期手塚作品=「まんが道」の満賀・才野のリアクションと共に思い浮かべてしまうんですよ(笑)
学生時代の満賀・才野が、「新寶島」を見て衝撃を受けて、なんとかそれを借りてきて、さっそく2人で、190ページ全てを模写する~という場面。
「テヅカオサムシ…オサムシ…不思議な名前だな」(表紙の名前を見て)
「そっち、何ページまで、ペンが入った?」「えーと…99ページまでだ。やっと半分か。」(「新寶島」を模写する場面)
「まんが道」自体が、安孫子先生の自伝じゃなく、フィクションを含めた”自伝的”漫画ですから、多少脚色されているのかもしれませんけどね(笑)
でも、今回復刻された「新寶島」と、「まんが道」に載ってる「新寶島」は、ちょっと違うんですよ。例えば、裏表紙が違う絵だし、第一章の題も「冒險の海へ」(オリジナルは「冒險の海え」)になってます…ちょっと細かいですけどね。この復刻版は、昭和22年1月30日発行の初版本を復刻したモノなので、「まんが道」に登場する「新寶島」は、後に再版された別バージョンかもしれませんね。