行雲流水的くっぞこ -153ページ目

日の入

 ラジオでパーソナリティがおっしゃってましたけど、今日が一年で一番、日の入が遅いそうです。(←”ひのいり”ね。さっき、”入”の字が、”人”に見えて、「アレッ?”日のひと”って記事、書いたっけ?」って、一瞬混乱しました 笑)

 新聞で確認すると、午後7時33分。今だと普通に8時過ぎまで明るいですからね~そんなモンなのかな?とも思ってしまいますけれども(笑)

 夏至の日とは、重なってないんだな~と思った次第です。

CRYPTOPSY「NONE SO VILE」

 梅雨入りして2週間ほど経ちましたが、全然雨が降らないです。一回ちょっと降ったくらいで…。夏の暑さに比べれば、まだまだですが、蒸し暑くなってきました。

 ここで、デスメタルかなぁ~(笑)。この盤でも聴いて、暑さを吹っ飛そうかな~と(さらに蒸すかも 爆)
行雲流水的くっぞこ

 CRYPTOPSY「NONE SO VILE」(1996年)です。


 クリプトプシーは、1987年、カナダ・モントリオールで”NECROSIS”として結成。1992年に”CRYPTOPSY”に改名して、1994年デビュー。テクニカルなデスメタルです。

 このアルバムは、2ndアルバムです。


 ジャケット絵は、17世紀のイタリアの女流画家、エリザベッタ・シラーニの”バプテスマのヨハネの首を持つヘロディア”。サロメの母親ですね。


 私がクリプトプシーの盤を初めて買ったのは、3rdアルバムだったんですが、思わず笑ってしまう程のすごい衝撃で(笑)。ものすごくテクニカル!何やってるのか分かんない!(爆)

 2ndも評判が良いとの事だったので聴いてみたかったんですが、当時まだ日本盤が出てなかったんですよ。その後、来日公演した時(1999年)の来日記念盤として、この日本盤が出ました。


 演奏は相変らずというか、スゴイ(笑)んですが…。

 ドラムのフロ・モーニエさんが有名ですよね。プログレ的に言えば、アルティ・エ・メスティエリのフリオ・キリコさんが、デスメタルをやったような(笑)。それに、妙にメロディアスなギターソロや、高速なベース。

 フュージョン・デスメタル・プログレ…ごちゃ混ぜな、ホントにごった煮サウンド。それを超高速で吐き出したような音。


 でも、やっぱり、ヴォーカルですね~ 

 2ndから3rdの間に、ヴォーカルが変わったんですけど、この2ndのロード・ワームさんがすごいんですよ! まず、何を歌ってるのか、聴き取れない(笑)。歌詞はあるんですけど、ヴォーカルを文字に起こすならば、

 ”ウェ~~ヴォヴォヴォヴォ~ギャ~~”(笑)

 ヴォーカルの妖しいキャラで持ってイッチャッテる感じです。デスメタル界のオーケン(大槻ケンヂさん)と呼んでもいいですよね(爆)。テクニカルな演奏陣に、妖しげなヴォーカル!デスメタル界の筋肉少女帯(笑)。


 ↓脱退していたロード・ワームさんが、再加入した時期のライヴ(2004年)で、この2nd収録曲。

 CRYPTOPSY”CROWN OF HORNS”(ライヴ映像 youtube)

 CRYPTOPSY”SLIT YOUR GUTS”(ライヴ映像 youtube)

 CRYPTOPSY”GRAVES OF THE FATHERS”(ライヴ映像 youtube)

 CRYPTOPSY”DEAD AND DRIPPING”(ライヴ映像 youtube)

 CRYPTOPSY”PHOBOPHILE”(ライヴ映像 youtube)


 何か、このバンドの音を聴いてると、な~んだか、ついつい笑顔になってしまうんですよ~(笑)。

扇風機

 私の部屋に置いてる扇風機が、動かなくなりました。かれこれ20年以上前に買ったもので、数年間、家にいなかった時期を除いても、15年ほど使ってたものなんですけどね。


 今年に入って、何だか羽根の回転が悪かったんですが、昨日、ついに、「キィー!」という摩擦音と共に、羽根が動かなくなってしまいました。


 バイタ~!!これから、暑うなってくるとに~


 摩擦音がしたと言う事は、油を差せば良いのかな?と、ドライバーを使ってカバーを外すと…、

 モーターの周りに、も~んのすごい量のホコリが…(笑)。

 何だ、これだったのか~と(笑)

 ホコリを取って、スイッチを入れたら、また何事もなく動きました(笑)。

 扇風機も、たまには、中を開けて掃除しないといけないんですね(汗)

山田正紀「僧正の積木唄」

 この本は、オマージュというか…若き金田一耕助が登場する作品です。
行雲流水的くっぞこ

 山田正紀「僧正の積木唄」(2002年)です。


 金田一耕助は、もちろん横溝正史さんが創作した探偵です。

 この「僧正の積木唄」は、あとがきに書かれてますが、山田正紀さんが横溝さんに捧げた作品です。


 設定では、金田一は、日本の大学を卒業したあと、渡米するんですね。しかし、アメリカを放浪している間に、阿片の味を覚えて阿片中毒になってしまいます。その後日本へ帰り、昭和12年、(金田一モノの第一作)「本陣殺人事件」を解決します。


 この作品は、横溝正史さんは書かれていない、金田一がアメリカ渡米中に解決した事件の話です。横溝さんのへインタビューで、金田一がアメリカ滞在中に解決した話を書きたいとか、そういう話がチョロっと出た事はあるんですけどね。

 だから、金田一も若いです。30歳くらいでしょうかね。しかも、阿片中毒者ですから…お前はホームズか!という感じですね(笑)。

 しかも、S・S・ヴァン・ダインさんの「僧正殺人事件」の後日談の事件なんですよ。

 「僧正殺人事件」は、言わずも知れた、1929年に発表された米英探偵小説黄金期を代表する作品です。でも実は、犯人は違うんじゃないか、という(笑)。だから、金田一モノと「僧正殺人事件」の両方のオマージュでもあるんですよ。…でも、「僧正殺人事件」のほうは、オマージュと言っていいのか…(笑)。探偵のフィロ・ヴァンスも散々な扱いになってますけどね~



 作品の年代は、正確には書かれてないですが(193X年と書かれてます)、事件の舞台は、おそらく、1935年辺りのニューヨーク。

 「僧正殺人事件」から数年後…、「僧正殺人事件」の関係者だったアーネッソン教授は、ノルウェーに移住していましたが、ノーベル賞を取ったことで、アメリカに一時帰国します。その間、ニューヨークの、以前住んでいて「僧正~」の舞台となった、現在無人であるディラート家に泊まっていましたが、そこで殺されてしまいます。

 容疑者は、「僧正~」の時、ディラート家の隣家・パーティー家で召使をしていた日系1世の橋本。橋本は、「僧正~」の後、ニューヨーク在住の日系1世・比奈惟貴の召使をしています。ですが、アーネッソンから、彼がディラート家に滞在している間、世話を頼まれたんですね。

 当時のアメリカは、排日運動が盛り上がり始めた時代。ノーベル賞受賞者の殺人事件の容疑者が日本移民という事で、排日運動がさらに激しくなるのではないかと、日系人社会でも、この事件は問題となります。

 橋本の容疑を晴らすべく、日系人社会にも深く関わっている、金田一の生涯のパトロンとなる久保銀造が、サンフランシスコの阿片窟で、阿片に浸りきっている金田一を呼びよせます。そして、金田一は事件解決に乗り出していきます。



 事件解決とは別に、小ネタが色々仕込んであって、面白いですよ~。

 例えば、各章のタイトルは、有名探偵小説のパロディになってますし、言ってしまうと面白くないので言わないですけど…、アメリカの某有名探偵作家がチョイ役で登場します。名前は出てこないですが、探偵小説好きなら、あぁ~っ多分ね~と分かるくらいの人です(笑)。

 あと、もう一つの事件の舞台である、比奈惟貴邸なんですが、比奈氏というのは、大金持ちで、ニューヨークの日本移民の名士なんですね。もちろんその邸宅は、いわゆる”お屋敷”大邸宅です。通称”ひな屋敷”…探偵小説が好きな人は、ピンと来ると思いますけど、多分、ホームズの「ぶな屋敷」のもじりだと思います(笑)。

 もちろん、ヴァン・ダインさんの探偵小説の登場人物である、フィロ・ヴァンス、マーカム検事、ヒース警部は登場しますしね。


 ただ、ヴァン・ダインさんの「僧正殺人事件」は、事前に読んでたほうがいいと思いますね。

 最初、この「僧正の積木唄」を読んだ時、すっかり「僧正殺人事件」の荒筋を忘れてて、最初から面食らいましたから(笑)。だから読むのを止めて、慌てて「僧正殺人事件」を読み返して、またこの本を読みました(笑)。

 この本には、「僧正殺人事件」の犯人の名は直接は出てこないですから、安心して下さい。


 昭和初期のアメリカでの排日運動がベースにある話なので、テーマは重いんですけど、数々の探偵小説のパロディが組み込まれていて面白いです!

すももも!ももも!ももももも!

 うちの裏になってたすももです。
行雲流水的くっぞこ

 ほんのり甘くて、甘酸っぱい!