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山城新伍「若山富三郎・勝新太郎 無頼控 おこりんぼ さびしんぼ」

 ニュースを聞いていて、山城新伍さんがお亡くなりになったそうですね。

 8月12日午後3時16分逝去。享年70歳。

 ご冥福をお祈りします。


 近頃、山城さんのこの本を手に入れて、面白かったので、いつかここに書こうかな、と思ってたんですよね。
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 山城新伍「若山富三郎・勝新太郎 無頼控 おこりんぼ さびしんぼ」(1998年)です。


 山城さんが、役者の世界で兄貴分として慕っておられた若山富三郎さんと、若山さんの弟の勝新太郎さんとの思い出話を綴ったエッセイです。

 思い出話といっても、この兄弟のエピソードですから、ハチャメチャです(笑)。山城さんは若山さんの弟分だそうで、当然若山さんとの思い出話が中心ですけどね。

 アタマから最後まで、興味深い話のオンパレードになっています。仰天エピソードの後に、ホロリさせる話もあって、良いんですよ。若山・勝兄弟の仲の良い兄弟ならではの繊細なライバル関係の話も面白いです。


 一つ一つの若山さんのエピソードも面白いんですけど、その若山さんに対する山城さんのリアクションも面白いですよ。

 例えば、若山さんが芝居にイラついて怒っているとき、役者・スタッフ・監督に関わらず殴ってしまうそうなんですが、山城さんは殴られた事がないそうなんですね。それと言うのも、若山さんが怒ってるなと分かると、ソォーッとそこから逃げて、若山さんの怒りのほとぼりが冷めた頃(30秒ほどで怒りは冷めるそうです)に、何食わぬ顔でそこへ帰ってくるという(笑)。

 若山さんの性格を分かってると言うのか、どうなのか(笑)。若山さんからは、「おまえはズルい。オレが殴ろうと思うと、いなくなってる」と言われてたそうですけど(笑)


 タイトルが、「おこりんぼさびしんぼ」となっていますが、これは、若山さんの性格を、山城さんが表したモノですが、確かに読み進めていくと、確かにそうなんですよ。短気でハチャメチャな部分があるかと思えば、さびしがりやというか、ちょっと気弱な部分もあるという。

 そこが若山さんの魅力なんですけど、周りにいたら、大変だろうな~と思ってしまいますね~(爆)

 私が持ってるのは文庫本なんですが、吉田豪さんが文庫版の解説を書かれてるんですね。その中で、若山さんのご子息・若山騎一郎さんが、父・富三郎さんの事を書かれた著書から、いくつかエピソードを引用されてるんですが、これも必見のすごい話ですよ(笑)


 最後に、山城さんと言うと、私は、川谷拓三さんとの、「日清どん兵衛」のCMが思い浮かびますね~

 どん兵衛CM集 vol.1(youtube)

 どん兵衛CM集 vol.2(youtube)

2009.8.14

 点描!

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アリラン明電「オレは宇宙のファンタジー」

 ようやく梅雨が明けて、急に夏ですね!ラジオで言ってましたが、私の所では、今日37度あったみたいです(爆)。

 今日は七夕ですね~ベタですが、七夕→宇宙ということで(笑)
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 アリラン明電「オレは宇宙のファンタジー」(1997年)です。


 アリラン明電(アリラン・メイデン)は、明和電機の2人と、李博士(イ・パクサ)さん、相方の金壽日(キム・スイル)さん、の4人のユニットです。おそらく、…アイアン・メイデンのもじりでしょう~ね(笑)


 この盤は、マキシ・シングルなんですが、同じ曲が別アレンジ・別の歌詞のモノが4バージョン入ってるんですよ。

 まず、李博士(イ・パクサ)さんが歌う”オレは宇宙のファンタジー”。次が、金壽日(キム・スイル)さんが歌う”私は宇宙のファンタジー”。そして明和電機が歌う”俺は宇宙のファンタジー”。最後は、全員で、サビのパートを朝鮮語で歌う”ガバは宇宙のファンタジー”。

 この4バージョンのアタマと最後に、オープニングとエンディングが入って、計6パートに分かれてるんですね。…とは言っても、全部メドレーでつながっているので、”ポンチャック・スタイル”と言えますね。

 この曲は、作曲は近田春夫さん、作詞は明和電機の土佐正道さん(お兄さんのほう)です。…でも、何で近田さん?(笑)


 明和電機の発明した楽器(↑のジャケット写真で、明和電機のお2人が手に持ってらっしゃいます)をふんだんに使った音で、李博士(イ・パクサ)さんと金壽日(キム・スイル)さんの、ポンチャックからすると、かなり派手に、でも、結局お馬鹿な音なんですが…(笑)。

 ここでもやっぱり、李博士(イ・パクサ)さんは、相変らず、むやみにハイテンションです! しかも、何故か日本語で歌ってます!(イ・パクサさんは、日本語が話せないので、他の、日本で出たアルバムでは、朝鮮語で歌っておられます。) やっぱり面白いです(笑)

 金壽日(キム・スイル)さんも日本語で歌われてますが、金さん、歌がうまいです。さらっと歌われてるんですけどね。しみじみ良いです。


 オープニングとエンディングは、李博士(イ・パクサ)さんの日本での2ndアルバム「ポンチャックで身長が5cm伸びた!」の中の曲、”エジプト旅行”でも使われてたモノと同じリズムが使われているんですが、腰砕けな感じで良いですよ。

 最後の、李博士(イ・パクサ)さんのセリフ、「それではみなさ~ん さよな~ら!」で、思わずニンマリしてしまいます(笑)


 オープニング~李博士が歌う”オレは宇宙のファンタジー”(音声のみ youtube)


 ↓は、李博士さんの”オレは宇宙のファンタジー”の朝鮮語バージョンです。音はほとんど同じですけどね~

 李博士”SPACE FANTASY”(youtube)

天藤真「遠きに目ありて」

 天藤さんの探偵小説は、好きですね~

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 天藤真「遠きに目ありて」(1981年)です。


 天藤さんは、1915(大正15)年東京生まれ。1962(昭和37)年デビュー。1983(昭和58)年逝去。


 大きく分ければ、いわゆる、”安楽椅子探偵モノ”と呼ばれる、事件現場には行かずに、事件の話を聴いただけで解決してしまう、というジャンルの作品なんですけどね。連作の短編集で、5話収めてあります。


 主人公は、岩井信一という少年(はっきりと書かれてはないですが、14-5歳くらい)。

 彼は重度の脳性マヒだったので、ほとんど体が動かせず、言葉も、もつれてしまって聴き取りにくいんですね。でも、彼は本が好きで、わずかに動く指を使って本を読むし、時間はかかるんですが、タイプライターを使って簡単な文章も綴る、という少年です。

 両親は離婚して、信一は、母一人子一人の二人暮らしです。


 もう一人の主人公は、真名部(まなべ)警部。歳は40代半ば、バツイチの独身。

 ひょんなことから、信一少年と知り合い、今では、暇があれば岩井家に立ち寄り、信一とオセロゲームをやったり(全く勝てない)、推理小説好きな信一のために、事件の話を語ったりするようになっています(30代半ばの信一の母にも惹かれてるみたいです 笑)。


 はじめは、信一との映画の約束を、殺人事件の捜査のせいで反故にしてしまったお詫びに、信一が聴きたがっていた、その殺人事件の話をしたんですね。その事件は、難航して行き詰っていたんですが、信一はその話を聴いただけで、事件の真相を導いてしまうんですよ。それに驚いた真名部警部は、さらに岩井家へと足を運ぶようになるんですね(笑)。

 第1話から、第5話までの時間の経過とともに、信一がだんだん積極的になっていく様子も描かれているんですよ。初めは家から出られずに、警部に「映画館に行きたい」と言ってたような信一が、最後は、事件現場へ車椅子で出かけるまでになります。


 殺人事件が絡みますけど、何か心がホッコリするような探偵小説ですね~

昆虫記・2009 だんごむしの巻(ダンゴムシだけに!)

 ゴロリと横になって本を読んでいて、ふと横を見ると、ダンゴムシがいました。

 うちの中にいても、踏みつけるかもしれないし、外に出してやろうと思ったんですけど…本の場面が、ちょ~ど、いい~トコロなんですよ(笑)

 ちょっと待っててね~と、ちょっとイタズラして、ダンゴムシをひっくり返したんですね。
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 実はダンゴムシは、ひっくり返されると、なかなか起き上がれないんですよ。バタバタ足を動かしたり、丸まってみたりしてますが、これが全然、起き上がれないんですね(笑)

 あと1ページじゃからね~!