DEUS EX MACHINA「DE REPUBLICA」 | 行雲流水的くっぞこ
2008-08-09 13:39:31

DEUS EX MACHINA「DE REPUBLICA」

テーマ:音楽(外国)

 暑いときには、更に暑苦しいもの(ホント? 笑)…ということで、イタリアのロックを。

 DEUS EX MACHINA「DE REPUBLICA」(1995年)です。


 デウス・エクス・マッキーナは、1985年、イタリア・ボローニャで結成。1991年にアルバム・デビュー。

今は、活動してるのかな?分からないです。


 このアルバムは、3rdです。バンドの編成は、ドラム、ベース、ギター、キーボード、ヴァイオリン・トランペット、チェロ、ヴォーカルの7人。

 このバンドの音は、結論:暑苦しいの一言です(爆)。イタリアのロック全般に言えるかもしれませんけどね(笑)。 この後の盤では、更に濃ゆくて暑苦しい盤もありますが、この盤は、押し引きが良く効いてて、”このバンドの中では”、聴きやすいですね(笑)。


 デウス・エクス・マッキーナというバンド名は、「機械の神様」の意味です。

 古代ギリシアの演劇で、悲劇のエンディング部分で、突然この神様が現れて、無理矢理、結末を付ける演出があったそうなんですね。それから転じて、ストーリーのご都合主義的な展開や、ストーリーが破綻して無理なこじつけの結末のことを言うそうです。


 この盤での音は、「AREA」と、(「ジェットラグ」辺りの)「PFM」と、「BANCO」に、ジョン・マクラフリンさんと、”フランク・ザッパさんのチェンバーロック風味”をチョコっと加えたような感じですね(訳分かんないですか?)。熱いジャズ・ロック。とにかく突進力と爆発力。ただ、引きのパートもあるので、そこは聴きやすくなってますよ。ただ、ほとんどのパートが、ハイテンションで突っ走っていきます(笑)。

 そして、このバンドの特徴の一つとも言えるのが、ALBERTO PIRASさんのヴォーカルです。一聴してわかりますけど、AREAのデメトリオ・ストラトスさんにそっくりなんですよ。強いて言えば、デメトリオさん+フランチェスコ・ディ・ジャコモ(バンコ)さんでしょうか。コブシがくるくる回ってて、艶のある声で、ホント、お二人の歌声に似てますよ。


 このイタリアな南欧風な熱いヴォーカルと、疾走パートでの、チェンバーロックというより、マーチング・バンド的な、ガチャガチャとした、にぎやかしさ。やっぱり暑苦しい(笑)。


 ↓アルバム発表後、アメリカの”PROGFEST 95”に出演したときの、この盤の収録曲のライヴ映像で、

 ”RES PUBLICA Ⅱ”(youtube)

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