上南戦、南上戦?、早慶戦、慶早戦? | kuwanakenのブログ

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前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 母校と姉妹校との総合対抗運動競技会は、毎年会場を交互に開催して回を重ねること65回。通称は上南戦。僕は南上戦と呼びます。天下の早慶戦を、慶應側では慶早戦と呼ぶとか。その向こうを張っての南上戦、意地の張り合いです。

 

 もっとも、今回の懇親会でもみんな上南戦と呼んでいました。学生時代は多くの仲間が南上戦と呼んでいたような。確かに、歴史も規模も偏差値だって、相手が遥か上をいきます。いつまでも、悪あがきをしているのは僕だけ。

 

 その昔、ナゴヤ球場の早慶OB戦を見に行ったことがあります。観客席は三塁側の慶應応援席。早稲田に比して歴史も規模も偏差値も、ちょこっとだけ及ばない慶應への判官贔屓でしょうか。上智大学と比較する母校の引け目も加味して。

 

 早稲田応援歌「紺碧の空」、慶應応援歌「若き血」の応援歌合戦は迫力満点でした。ことあるごとに罵声を張り上げて大合唱。敗色濃厚の9回慶應の応援席は、「若き血」をスリーアウトまで延々と歌い上げます。

 

 学生時代のコンパでは、各校の校歌や学生歌を大声で歌うのが常でした。「紺碧の空」も、ソフィアの「麗しのアルマーマーテル」も、同志社の「同志社ヒーローズ」も。なかでも「若き血」がカッコ良いと思えるのは単なる好み。

 

 当時、宴会の締めには、母校の学生歌「聖霊八事の山近く」を大合唱。お店の人は、他のお客様もみえますので・・」と声は掛けるものの、半ばあきらめ顔。傍若無人な学生たちは、世間に認められていたのか、疎まれていたのか。

 

 今回の南上戦では、いくつかのゲームを観戦しました。開始前のエール交換はあれども、学生歌斉唱はありませんでした。ゲーム中はチアリーダーのリードで応援が進みます。途中で応援歌が流れることはありません。

 

 夕方は東京組も集まって懇親会が催されました。その席で何度も「南上戦」と口にしましたが、誰も反応しません。すでに死語になっているばかりか、気に留める人もないようです。もちろん、大声の学生歌斉唱もなし。みんな分別盛りです。