今回の懇親会は、体育会系OBの同期会のようなもの。同期会といっても一つのクラブではありません。数えてみれば、スポーツ系武道系合わせて10人で9種目。各クラブ代表というわけではあるまいし、よくもまあ、寄せ集めたものです。
ほとんどが一年ぶりとはいうものの、気の置けない仲間はブランクを感じさせません。相も変わらぬ学生時代の馬鹿話を繰り返したり、今の活躍ぶりの自慢話を披露したり。時間の隔ては一向に構わず、50年の時を行ったり来たり。
空手のT君は、先月スリランカ支部で100人を超える孫弟子の指導をしてきました。海外勤務が多かったので、言葉に不自由することはありません。H君やK君などは、船舶関係や貿易に従事して、外国人と渡り合ってきました。
他にもF君やT君は、英語の他にスペイン語にも堪能。バイリンガルならぬトリリンガルも数人ということ。さらに、F君はタイ語も不自由なくしゃべれるとか。クワドリンガルというか、そこまでくれば、もうマルチリンガル。
また、アッ君はスーパー経営から、資格を取ってボイラーマンに転身。今でもバリバリ現役で働いています。趣味は大道芸やら演劇やら。どちらも見る方が高じて演じる方へ。チラシを見せてもらうと、なかなか堂に入っています。
Nちゃんも税理士の仕事を続けています。この年になっても社会で活躍するには、生半可な才能ではありません。叙勲したC君もSNSで参加。頼まれ社長のT君。いつもは専業主夫を標榜して鼻高々の僕ですが、この日は鳴りを潜めていようかと。
お釈迦さんや孔子さんは、友だちを選べと言ったとか言わないとか。こちらから選ぶことができるか問われれば、いささか自信のないところ。それならいっそ、良き友に選んでもらえるよう努めた方が、理に適うというものです。
意気盛んなタレント揃いの中に入れば、自分も感化されると思うのは浅はか。若い頃、平成維新の会に参加し、有能な人ばかりで背伸びしながら議論したことを思い出します。見栄を張る気は枯れましたが、気の置けない仲間と過ごす時間は乙なものです。