母校と姉妹校との総合対抗競技会が行われています。毎年名古屋と東京、会場を交互に開催。冬季のスキー以外は、この時期に三日間かけて争われます。競技種目はバスケットボール、サッカー、陸上、水泳などなど、３４種目にも上ります。
各会場はチアリーダーが盛り上げてくれます。世の流れでしょうか、以前は大いに目立っていた、バンカラ風の応援団は見当たりません。それでも、応援席に陣取った両校の学生やＯＢが、得点の入るたびに湧き立ちます。
観戦した男子バスケットボールや男子バレーボールなど、どれも接戦で交互に得点が入ります。その度に、半々に分かれた応援席は交互に拍手喝采、大盛り上がりです。目の前で繰り広げられる臨場感はたまりません。
夕方からは同期が集まって懇親会。もっと応援をしたいのですが、旧友との再会の魅力には敵いません。懇親会時間の迫るなか、体育館のバレーボールやグランドのアメリカンフットボールなどを横目で見ながら会場へ急ぎます。
いつも熱心にお世話をしてくれるのは、名古屋のＣ君と東京のＨ君。Ｃ君は懇親会のお膳立てをしておきながら、前日に体調を崩して欠席。両校ともカトリック系姉妹校なのに、一体全体神様は何を見ているのだか。
集まったのは、サッカー、バドミントン、バスケットボール、ハンドボール、アーチェリー、山岳、弓道、剣道、空手の面々。近況や昔話に花が咲き、時空を自由に行ったり来たり。ガン友もＫ君やＨ君など何人か増えたりして。
しゃべりたがりは多いはずのに、一人が話すとみんなで耳を傾ける。良き友の集まりは知性の表れか。ハーバード成人発達研究室の８５年に渡る研究で、「幸せは親密な人間関係にある」と発表されました。この仲間とは永く付き合いたい。
ガンを患ってから、ストレスフリーを目指しています。会いたい人と会い、話したい人とだけ話す。これまで育んだ友人関係が元になるところです。お金の貯まり具合は心細いですが、良き友はどれほど貯めたか。貯金より貯友。
