ダウンから逆転勝利するイメージトレーニングとは | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 井上尚弥君が第1ラウンドでダウンした時は、呆気に取られ何が起きたか分かりませんでした。座り込んだままレフリーにカウントを取られていたので、初めてダウンされたのだと気づきます。ボクシングではよくあることです。

 

 永遠のチャンピョン大場政夫さんを思い出しました。第1ラウンドで挑戦者の振り回したフックが当たりダウン。すぐに立ち上がりますが様子が変です。足が攣ったのかと思いました。片足を引き摺りながら応戦して、逆転KO勝ちします。

 

 尚弥くんがすぐに立ち上がった時、足の具合が心配でした。ここを先途と猛攻を仕掛けてくる挑戦者に対して、足を使って逃げ回ります。とりあえず、足は大丈夫と安心しました。第2ラウンド開始の時も、小さくジャンプして確かめていました。

 

 その時挑戦者は何を思ったでしょうか。「あれ、当たっちゃった」きっと自分でもびっくりしたことでしょう。「今がチャンスかな。無理しない方がいいかな」止めを刺せないまま2ラウンドを迎えました。「しまった。息を吹き返しちゃった」

 

 冷静さを取り戻した尚弥くんは、得意の左フックでダウンのお返し。後でスローを見ると、二人ともパンチで重心をずらされただけでした。ダメージは少ないです。2ポイントずつ取り合って、仕切り直しといったところです。

 

 その後の尚弥くんの動きはいつものモンスターです。挑戦者がいくらガードしても、その上から強烈なストレートやフックを浴びせます。「ガードしてるのに痛い。くらくらする。みんなこうやって負けていくんだ」と怖くなったに違いありません。

 

 KO勝ちした後のインタビューで「1ラウンド目のハプニング、みなさんいかがだったでしょう」と、エンターテイメントぶりを発揮します。「8カウントまで膝をついて休む」という、ダウンした時のメンタルトレーニングもしていたとか。

 

 絶頂期に最悪の予想を立てていたとは驚きです。僕の最悪の予想は、「がんが再発して余命宣告を受ける」もう一つは「認知症になって怒りっぽくなる」どちらも、イメージトレーニングしています。うまく対応できますように。