ガンジーさんが訴えた七つの社会罪、労働なき富 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 テレビ番組「なんでも言って委員会」で、「ガンジーの七つの社会的罪」という特集をしていました。別に、ガンジーさんが七つの罪を犯したというわけではありません。社会にはびこる罪を七つに分けたものです。

 

 「理念なき政治」は政治家の裏金、「道徳なき商業」は自動車メーカーの不正、「良心なき快楽」はセクハラや性加害など。ガンジーさんの生きたインドはいざ知らず、今の日本にぴったり当てはまる問題ばかりです。

 

 一番興味を覚えたのは「労働なき富」です。近頃、なぜか政府がNISAを勧めています。「一万円から始められます」などといううたい文句が目立ちます。何も知らない投資の素人から、お金を巻き上げようとしているのです。

 

 そのやり方は詐欺と同じ。「永く投資すればするほど、ほぼ確実に儲かります」という大きな文字の隅の方に、「元本は保証されません」という小さな文字が気づかれないように入っています。目的は二千兆円の個人資産を投資に回すためです。

 

 NISAは投資です。株の取引は、安い時に買って高い時に売る。それが儲けになる。値下がりしたら損をする。分かりやすいです。でも、NISAは投資信託なのでプロに任せっきり。先物取引も絡むので素人はちんぷんかん。

 

 僕は母の和裁の収入で育ちました。朝から晩まで着物を縫い続ける母は、「この着物を一枚縫えば〇〇円入る」と自慢げに語ります。留袖や振袖はかなりの金額です。働けばお金は儲かると教わりました。これも庭の教え。

 

 先ずは手に職を付けることです。五年間修行をして蕎麦屋を開業しました。母の教えの通り、働けば働くほど儲かりました。時はバブル。不動産屋の友人が「借りた金で土地を買っても儲かる」と盛んに勧めてきますが断りました。

 

 母の教えの中に「働いた分だけの収入で満足する」もあったような。金で金を儲けるマネーゲームは、お金好きかユダヤ人に任せるとして。自由経済には投資も必要ですが「労働なき富」は僕の性に合いません。でも、不思議なことに宝くじは買います。