缶蹴り、鬼の近くで寝そべって隠れる | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 この時期、ミニバスケットボールの活動は、体育館隣のゲートボール場で遊んでいます。種目は主に缶蹴りや鬼ごっこ。鬼ごっこは言うに及ばず、缶蹴りもかなりの運動量です。ドッジボールよりも激しいスポーツといえます。

 

 缶蹴りの鬼が30まで数えている間に、ダッシュで隠れ場所を探します。隠れている間は静かに息を潜め、見つかったら缶へ向かって鬼との激しい競争。静と動との絶妙な切り替えは、野球の守備にも匹敵するスリルを味わえます。

 

 缶蹴りはおもしろいので、当然ながら僕も参加します。鬼をやるときは、常に周りに注意を払い隠れている子を探します。予想外から子供が飛び出してきて、競争に負け缶を蹴られることも。子供たちは、まさに鬼の首を取ったように大はしゃぎ。

 

 隠れるときは、気を衒って鬼のすぐそばに身を隠すことも。ゲートボール場と駐車場の間に、30センチほどの高さのコンクリートの仕切りがあります。そこへ寝そべって隠れたら、盲点となって意外と見つかりません。

 

 その日は前日までの雨もすっかり上がり、晴れ間が広がります。暖かな陽射しが、子供たちの服を一枚ずつ剥いでいきます。土の上に寝そべっても冷たく感じません。見つからないと良寛さんみたいに居眠りしそうです。

 

 うつらうつらしかけた頃、「けんさん、みっけ」と叫び声、急いで起き上がりダッシュします。でも、あっさり競争に負けてしまいました。仰向けに寝転んだのが失敗、うつ伏せならもっと素早く起きられたはず。後悔しきりです。

 

 鬼ごっこはいろんな種類があります。ケイドロ、増え鬼、氷鬼などなど。「今度は何する?」「増え鬼!」と、次から次へと変わっていきます。毎回ルール説明があるわけではありません。「今、鬼さんって言わなかった、アウト!」

 

 鬼ごっこは、瞬発力と持久力が交互に要求されます。もうおじいちゃんコーチは息切れ切れ。桜の木にロープを渡したブランコに乗って「ちょっと、ブランコタイム」と休憩を求めます。「永き日の 息も切れ切れ こおり鬼」