メジロが、ハチドリみたいにホバリング | kuwanakenのブログ

kuwanakenのブログ

プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 三月に入っても寒い日が続きます。「春は名のみの風の寒さや」と口ずさみたくなります。美しい妻がテニスコートで鶯の声を聞いたと言います。でも、この町ではもう少し先のようです。「谷の鶯 歌を思えど」といったところです。

 

 平日は引きこもり状態なので、日がな一日家で過ごします。晴れの日は、二階の畳の部屋で寝転がっていることも多いです。日射時間が一番長いからです。そこなら暖房もいりません。暖かい部屋を求めて移動します。

 

 雨や曇りで陽の差さない日は、居間のストーブの前に陣取って動きません。本を読んだり、ブログを書いたり、暇を持て余すことはないです。退屈をするという思いはよく分かりません。楽しいことは探せばいくらでもあります。

 

 昼間は小鳥のさえずりがうるさいほど聞こえてきます。近くの林や藪から「ちいちい、ちよちよ」「ちちち、ちちち」「きーきー、かたかた」「ぴよっ、ぴよっ」いろんな鳥がそれぞれの声で、競い合って鳴いています。

 

 窓の外で「ちよちよ」と聞こえてきました。近くで鳴いているみたいです。のぞいてみると、すぐそばの木の枝にメジロがとまっています。ちょんちょんと細い枝を揺らしながら渡り歩きます。ずいぶん、せせこましい動きです。

 

 写真にでも撮ろうかと思いつきました。いつもなら、スマホを探しているうちに、いなくなってしまいます。その時は運良くポケットに入っていました。カメラを向けるとホバリングを始めます。「上手に撮って」と言わんばかりに。

 

 ハチドリのホバリングはドキュメント番組でよく見ます。体が軽いので気持ち良さそうに飛んでいますが、なんだかメジロは重そうな感じがします。ホバリングはエネルギーを使うので、疲れるだろうなと気遣ってしまいます。

 

 たまにモズが飛んで来ると、サアーっと逃げて行くことがあります。モズはメジロを襲うのでしょうか。小鳥が遊ぶと書いて、小鳥遊(タカナシ)と呼びますが、その日はモズナシのようです。いつまでもメジロが遊んでいました。