昭和のおっさん、「こんなことでセクハラになるのかな」 | kuwanakenのブログ

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 岐南町の町長がセクハラで辞任しました。第三者委員会で99のセクハラパワハラが報告されたとのこと。本人は「こんなことでセクハラになるのかな」と、しらを切る素ぶり。それも、切羽詰まって観念したというわけです。

 

 99のうち、一部のハラスメントを認めて辞表を出したとあります。裏返せば、報告書のほとんどを認めていないことになります。下世話な言い方をすれば、「昭和のおっさん気質」が抜けきれないということでしょうか。

 

 ドラマ「不適切にも程がある」では、「昭和のおっさん」が、セクハラパワハラを連発します。暴力コーチの一面もあります。美しい妻とテレビを見ながら、「ひどいね」「昔はあんなだったね」と怒ったり、笑ったり。

 

 ちょっと、スネに傷持つところもあります。若い頃の僕そのものだったからです。セクハラパワハラ、平気の平左でやりたい放題。目的は笑いを誘うことでした。でも、された方は笑っていたのか、いなかったのか。そこは無関心。

 

 ただ、今の僕はすっかり変わりました。セクハラに気付いたのは、ジェンダー研究の第一人者青山静子さんとメール交換を始めてからです。生意気な青二才はコテンパンに論破されました。そこから、バキバキのジェンダーフリーに変身します。

 

 パワハラに気付いたのは、蕎麦屋を開業してからです。自分の指示に従わない従業員が現れたことによって、かえって相手の気持ちを慮るようになりました。今じゃあミニバスケットの小学生にも「ねえ、イヤな言い方していない?」と聞いています。

 

 町長にハラスメントを気づかせるには、「男性職員にも、頭ポンポンしますか」「知事にも『クビだ!』と怒鳴れますか」と糾しましょう。ハラスメントは弱い立場の人にしか使いません。ハラスメントをする人は、押し並べて卑怯者なのです。