車窓の関ヶ原、三日経っても白一色 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 美しい妻と二人で岡山倉敷を旅しました。行きの新幹線の車窓がいきなり白一色になってびっくり。関ヶ原辺りでしょうか。水曜木曜と二日間に渡って降り続き、積もりに積もった雪が58センチとか。日曜日になっても解け切っていません。

 

 大雪の日、高速関ヶ原インター付近では多くの車が閉じ込められました。閉鎖するのが遅かったようです。雪の高速道路は、通行止めにする判断が難しいです。積雪量などの基準があるわけではありません。その場の状況次第です。

 

 雪国なら多少積もっても、みんな慣れているので問題ないでしょう。でも、東海地方の平地で大雪になることは滅多にないです。呑気な運転手は油断するでしょうし、道路公団も判断が遅れたといえるかも知れません。

 

 そば屋をやっているとき、名古屋高速で一時間以上閉じ込められたことがあります。前夜から通行止めになったのですが、その朝は雪も止んで晴れ間が広がります。東名阪は開通していたのでそのまま名古屋高速へ進もう思ったら、通行止めの表示。

 

 あきらめて下道へ行けばよかったんです。晴れたんだからすぐに開通するだろうとたかを括ったのが運の尽き。入り口付近は何台も開通待ちのトラックが並んでいます。しばらく先には環状2号線の分かれ道がありますが辿り着けません。

 

 後ろからもどんどん列に並んで来ます。前も後ろもどん詰まり。空は青空、道路の雪は朝日が当たって解けています。「どうして開通しないんだろう。すぐに開通するに違いない」僕も含めてお気楽な運転手の多いこと。

 

 にっちもさっちも動かない時間が長く続いた後、少しずつ前へ進み始めます。やっと名古屋高速をあきらめた人が環状2号線へ流れていったのです。僕も下りましたが、そこからがまた大渋滞。普段は30分の通勤時間が何と5時間掛かりました。

 

 今回の関ヶ原では、雪の装備を怠った車もあったと想像します。慣れないことも含めて、お気楽な車が一台あれば道を塞ぎます。770台が10時間以上閉じ込められる災難は、そんなことの積み重ねかも知れません。