スポーツカイトは「白影」みたいに空を飛んでいる気分 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
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振り返ったり、無理をせず、
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 久しぶりに堤防でスポーツカイトを飛ばしました。二つの糸を操って自由自在に飛び回ります。子育て時代から数えて、30年ぶりくらいでしょうか。あの頃と同じように、自分も空を飛んでいる気分になりました。

 

 強風に煽られてブーンと大きな音を立てるところは、「仮面の忍者赤影」を思い出します。凧に乗って空を飛ぶのは赤影ではなく白影でした。人間が凧に乗って飛べるか。賢い人が計算したら、風速20メートルが必要と出たそうです。

 

 風速20メートルは暴風です。本当に飛んだら、制御できずにきりきり舞いになりそう。でも、風船で海の向こうへ飛んでいった人がいるくらいですから、凧に乗って飛ぶ向こう見ずな人が現れても、不思議ではありません。

 

 レオナルド・ダビンチも四種類の空飛ぶ道具をスケッチしました。ヘリコプターやパラシュートや羽ばたき飛行機みたいなものはありましたが、凧で飛ぶ形はありません。その発想は日本の忍者独自のものなんでしょうか。

 

 ハンググライダーに糸をつけたら、まるで凧そのものです。あれなら自由に飛べそうな気がします。ハンググライダーに乗る人は命知らずな人ばかりですから、誰か挑戦してくれる人がいてもおかしくないと思うのですが。

 

 30年近く前、パラセールで空を飛んだ時、自分が凧になった気分になりました。手のひらの角度を変えるだけで、体が上下左右に動きます。まるで、手のひらが飛行機の昇降舵みたいです。あの感覚は今でも覚えています。

 

 久しぶりのスポーツカイト操作に、最初は手こずりました。きりきり舞いになるのを必死に抑えます。少しずつコツを思い出して、八の字も描けるようになります。見ている子が「僕もやりたい」というので、一人ずつ一緒に糸巻きを持たせます。

 

 でも、強風に糸を持っていかれそうになるので、手を離すことはできません。「一人で持ちたい!」と子供が訴えても、「だめえ!無理!」とミニバスケットボールでの禁句を口走ります。ただ、自分がやりたいだけかも。